SS8人と今年のタイトルホルダー山口拳と眞杉、さらに有力若手として期待された嘉永、太田海、中野慎など、多くのスター選手が次々に敗退。その敗者には残念ながら平原も含まれてしまいました。準決勝では流れに乗れず力負け。
そして残ったSSは古性と佐藤慎のみ。そして犬伏という決勝戦。北日本3車が結束、空き家の犬伏に諸橋がつくも、和田健は河端にいかず単騎を選択。
5分戦は買わない主義の私ですが、さすがにG1決勝とグランプリは参戦せざるを得ません。
1R
周回 ④②⑨ ⑧①⑥ ⑤ ③⑦
熊本117期連携は③松岡辰が前なら逃げての二段駆けは無し。
まだこのレベルでは通用しないS2⑧中島詩音だが、①吉澤を引き出すべく打鐘から押えて出る。しかし、その中団を③松岡辰が取ったとき、④堀内俊が後方7番手に甘んじるはずもなく、早めに巻き返すだろう。
末は甘いがスピードがそこそこある④堀内俊だけにモガキ合いも一瞬で楽に出切り、バック先頭で通過。それを追走するダブル佐藤と捲る九州との争いは②佐藤友が優位とみる。
2-9-17, 2-7-9
➜ 2-6-1 3連単248,250円 (ToT)
④堀内俊の主導権で③松岡辰が行けずという理想どおり展開だったのに、まさかの⑥小林潤の2着で24万車券とは。最終2センターでなぜか⑨佐藤和がアウトから割り込まれてしまう。
2R
周回 ①⑦ ⑤②⑧ ④③ ⑥⑨
先行型が揃ったが、格下⑥吉川希は上手く駆けられず、①太田竜は最終日一発狙いだろう。同県連携の④新村と⑤小原佑が先行争い。
ダッシュある⑤小原佑は組み立てを間違えなければ主導権は取れる。別線に惑わすような曲者もいないので、素直な仕掛けでいけるだろう。
そうなれば勝負は②永澤の抜け出しと①太田竜の捲り争い。
12-12-5, 1-2-7
➜ 3-2-7 3連単36,810円 (ToT)
またも高配当。まさか④新村が⑤小原佑を捲りきってしまうとは。⑤小原佑の番手から②永澤が離れて、いったんは①太田竜②永澤の並びで捲ってきたけど、③島津が有利な展開を無駄にしなかった。
3R
周回 ③④⑧ ② ⑥①⑨ ⑦⑤
今開催は期待はずれの⑦嘉永。落車の影響は無さそうだが、組み立てに迷いがあるのか。ここも安いメンバー相手とはいえ、内枠をもらえず位置取りが難しそう。
格下の⑥窪木は前を取っても何もできないので、初手は③島川が前受けとみる。ここから⑦嘉永が北日本を追走しても、③島川の捲りかカマシが先に決まりそうで四国が軸。
4-38-38, 4-8-5
➜ 7-5-2 3連単1,430円 (ToT)
初手から最終ホームでの③島川のカマシまでは狙いどおりだったけど、ここで⑦嘉永が上手かった。口が空いた4番手にすかさず追い上げてからのバック捲り。これでは④久米も止められない。
5R
周回 ④⑨⑧ ⑦①② ⑤③⑥
④根田と⑤中野慎の先行争い。⑤中野慎は競走得点ほどの強さは見られないが、④根田も近況は平凡。両者の消耗戦になれば脚ためた⑦山田英の一撃が決まる。
7-1-39, 7-3-5
➜ 5-3-7 3連単4,170円 (ToT)
初手は⑤中野慎が前受けで赤板突っ張り。しかし、④根田は一度動いただけで、スローペースな打鐘から最終ホームで仕掛けず。⑤中野慎が悠々のペース駆けになってしまった。これでは⑦山田英も捲れない。
6R
周回 ⑦①④ ⑧③ ⑤ ②⑨⑥
②山崎賢vs⑦渡邉雄。レース下手な九州コンビより南関の方がラインの総合力は上か。
スタートはSある①内藤秀と③神山拓が飛び出して九州は後ろ攻めとみる。
ここからのポイントは⑧小林泰③神山拓の安い関東2車がどう動くか。どのみち勝ち目はないとダメ元の大駆けに出るなら②山崎賢が労せず中団を取って一発が決まる。しかし、⑧小林泰が早駆けを躊躇すれば⑦渡邉雄のカマシが決まって南関車券。
1-47-47, 1-4-9
➜ 3-8-9 3連単14,540円 (ToT)
まさかの関東ワンツー。⑧小林泰に叩かせたのは⑦渡邉雄の目論見どおりだったと思うが、②山崎賢を自ら牽制して脚を使ったり、3コーナー登りで仕掛けたりで捲れず。
7R
周回 ⑨① ⑤② ⑧⑦③ ⑥④
三日間勝ててない⑨新田をどう見るか。さすがにこのメンバー相手に取りこぼすことはないはずだが、昨日の惨敗をみると絶対視はできない。
ここで⑨新田が負けるとしたら、どの様な展開か。⑥青野と⑧取鳥がモガキ合わずにすんなり並んだ場合かもしれない。後方に置かれた⑨新田が焦ってインから位置とりに動き詰まってしまうパターン。そのときは⑧取鳥⑦桑原の捲りワンツーが軸。
すんなり⑨新田が捲れば仕方ないが、100分の1くらいの確率ならこの車券。
8-7-345
➜ 9-1-5 3連単1,610円 (ToT)
100分の99が来てしまった。別線にとってベストの展開だったにもかかわらず、⑨新田が8番手からの捲り追い込み決め。
8R
周回 ⑦④ ⑥① ②⑨ ⑤③⑧
⑤太田海vs⑦深谷という新旧怪物対決。
ここも①平原は苦戦を強いられそうだが、せめてもの内枠を与えられた。このメンバーで⑥吉田有の初手前受けは悪手とみてSは取らない。
すると前を取るのはおそらく最外枠の⑦深谷。以下枠なりから展開するとしたら、⑥吉田有が⑤太田海を叩いて逃げる形が期待できる。それでも即座に⑦深谷のカマシが飛んでくるし、それを凌いでも⑤太田海が3番手から仕掛けて③清水とワンツーというパターンになりそう。
南関と中国のどちらが勝つにしても、①平原の3着固定に期待。
4-7-1, 35-35-1
➜ 7-4-9 3連単13,890円 (ToT)
関東は⑥吉田有の前受け突っ張りの作戦だったか。⑤太田海のアタックを見事に退けた⑥吉田有と③清水を捌いた①平原。
しかし、これだけ隊列短いモガキ合いが続けば別線の捲りごろ。南関ワンツーは読み筋だが、②稲川が長い距離を踏んでの⑨村上博の3着というのが盲点か。
11R
周回 ①⑤⑧ ⑦② ③④ ⑥⑨
高レベル起動型の揃い踏み。
内枠もらった①新山が赤板突っ張りにでた場合、4番手の⑦寺崎は動かず、猛抵抗にでるのは③松井。
③松井の3番手には⑥松本秀が続いているので①新山は突っ張るしかない。そうなると最終3コーナーで脚が残らず、⑦寺崎の捲り追い込みを⑤守澤は止めきれないだろう。
もう一つのケースとしては、赤板で①新山がすんなり下げた場合。③松井と⑦寺崎が叩き合った上を①新山がカマシての⑤守澤の交わしだが、その展開は次点。
7-2-5, 7-5-28
➜ 3-4-2 3連単10,740円 (ToT)
逃げたのは⑦寺崎。①新山は突っ張らず3番手に入ったがインに被って行けず。やっぱり①新山は逃げてなんぼか。
寛仁親王牌 最終日 12R 決勝
まず優勝候補は間違いなく③古性。初日から最も強いメンバーが集まるレースをことごとく征して111という無敵状態。この弥彦バンクの特性にも合っている。
逃げるのは②犬伏か⑧小松崎という実質二分戦。
②犬伏にとって、ここは初戴冠の大チャンス。後ろは地元とはいえ他地区の④諸橋だけに、自分が勝てる競走に徹するはず。とはいえ、捲りにまわると③古性に前位置から合わされる公算が高く不利。理想的なのは最後まで踏み切れる最終ホームからのカマシで後続をちぎる形だろう。
一方の⑧小松崎はどうするか。①佐藤慎の優勝に貢献する大駆けもありだが、準決勝の再現なら②犬伏を捲って自ら優勝も夢ではない。
ケース1 初手枠なり
初手の並びが枠なりの場合。
赤板から上昇して先頭に立つ③古性の先行はほぼ無いので、②犬伏は⑧小松崎を外並走で押さえたのち自分の距離で発進。
迎え入れた③古性が3番手。こうなれば、⑧小松崎の捲りが迫っても③古性が縦横捌いてからの捲り追い込みを決める。
3-247-12479
ケース2 ②犬伏の後続もつれ
ケース1からの変化形。
②犬伏がギリギリまで発進を遅らせて全力カマシにでた場合、④諸橋は踏み出しで離れる。そこに⑨和田健が飛びつこうとするも、最後はイン待ちの③古性が捌いて番手を取りきる。
あるいは②犬伏のダッシュ鋭く、③古性でも多少は口が空くかもしれないが、最後は追い込んで交わすだろう。
3-2-1789
ケース3 初手で②犬伏が前受け
ケース1では活路がない北日本がスタートで②犬伏を先に行かせて前中団を選択した場合。
⑧小松崎は打鐘過ぎに③古性を叩いて押さえ先行の体勢を取れる。
ここで②犬伏は後方に構えても勝機はないので、やはり最終ホームでカマシてくるだろう。ここで③古性が動けなければ、②犬伏が後続をちぎり、口が空いた3番手を⑧小松崎が追走する形になる。④諸橋もちぎれているかもしれない。
②犬伏が勝てるとすればこの形。③古性を後方に置いて後続をちぎって押し切る。
2-134-134589
ケース4 ③古性の切り替え追走
ケース3からの変化系。
②犬伏の踏み出しに④諸橋が離れたとき、すかさず③古性が切り替えて追走。これが成功すればゴール前で交わして優勝はやはり③古性。
3-27-1279
⑧小松崎が大駆けするケースについては、②犬伏が後方に構える可能性が低いとみて消し。
以上の4つのケースだが、内枠をもらった北日本としては初手枠なりからのケース1,2では勝機がない。ここは⑧小松崎が前に出られる初手前中団、ケース3,4を選択するだろう。
となれば勝負は③古性が②犬伏に跳びつけるか次第だが、②犬伏の全力カマシは輪界最高。③古性といえど、きれいに追走するのは簡単ではない。
ここは②犬伏の初優勝を期待してケース3から。それでも僅差で2着は③古性。
3連単 2-3-1
3連単 2-3-7
3連単 2-3-9
➜ 3-1-5 3連単7,550円 (ToT)
③古性優作の完全優勝ーーーーーーー！
強い！お見事！
初手はケース2でなく①佐藤慎がS取るケース1の変化系。③古性が中団を取り②犬伏が後ろ攻め。
こうなると捲りカマシ前提の②犬伏は赤板で動くわけにいかず、打鐘まで誘導を残したまま⑧小松崎の成り行き先行。
目論見どおり最終ホームで②犬伏がカマシ発進も、既にカカリ切っていた⑧小松崎を交わせず。
バックまで終始サラ脚だった③古性が満を持しての捲り。①佐藤慎が⑦南修を捌いて⑤渡部幸を連れ込む。
②犬伏はこれしかないタイミングでの仕掛けだったが、⑧小松崎の加速がまさった形。
それにしても③古性は本当に無敵状態。このまま競輪祭とグランプリを連取してもおかしくないかも。
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競輪愛好者の矜持にかけて、7車立てはいっさい買わず、その資金をすべて9車立てに投じることを誓います。
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