全日本選抜競輪 三日目 準決勝 | 車券三点勝負

車券三点勝負

1レースにつき買い目は三点まで。
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外れ続けたら冷笑を。

準決勝に向けた脇本のコメント
古性のコメント
結局、スタールビー賞での脇本の失速は、腰の悪化ではなくバランスを崩しただけのアクシデントだったということでしょうか。
どう判断すべきか。万全でないことは確かだけど。

そして準決勝の組合せ。12Rで平原が脇本と同じレースにされてしまった。
準決勝で脇本と同乗の別線というのは、番組屋にとって「決勝に勝ち上がらなくてもいい選手」という意味です。平原がそんな扱いを受けてしまうとは。

とはいえ、じゃあここで平原を脇本と別レースにするとしたら、どんな準決勝の組み合わせになるかというと。。。
考えてみたけど、たしかに9人のSSを均等配分したバランスのいい組み合わせは難しいですね。

今回は特に、9人のSS含め期待の若手や元SSなど高レベルな選手が揃って勝ち上がった準決勝。それ故の必然番組かもしれません。

準決勝レースのひとつひとつが記念の決勝みたいなメンバーです。

1R
⑥嵯峨が⑤渡邉一の前で北日本4車ラインを引っ張る。北日本の若手先行がなかなか育たないとお嘆きの⑤渡邉翁のためにも、⑥嵯峨は主導権取り必至だろう。
一方の他地区をつけた⑧根田は3着以内の最終日選抜を目指す。⑥嵯峨を逃して5番手を取れれば捲り勝負、そうでなければホームからカマシ。
おそらく⑦橋本優はこのメンバーでも甘い競走しかできないし、最終4角までは⑤渡邉一と⑧根田の一騎打ちとみる。
②桑原は割り引いて⑨永澤は交わしまでありの評価。
59-8-59, 9-5-3
➜ 8-5-9 (ToT)
あああ中途半端に挟み車券にせず⑧根田の一発に懸ければよかった。車券の選び方がヘタ。

3R
二段三段駆けが可能な北日本4車に⑧太田が抵抗するレース。しかし、今の状態は⑨高橋晋の方が優位だし、たとえ⑧太田が踏み勝っても⑦坂本貴が自力で捲り返す。いずれにしても北日本車券で、展開待ちの⑤大石は良くて連下まで。
27-27-5, 7-2-9
➜ 7-2-4 (ToT)
別線も来てないのに直線差し過ぎ。⑨高橋晋は頑張って打鐘から突っ張って逃げてくれたんだがら残してやれよー。

5R
ラインの総合力は関東が一枚上だが外枠の不利。さらに捲り追込み型の③宿口にとって皿バンクの特性が壁になる。
⑧谷口が逃げるなら中団は北日本で⑦小松崎の捲りごろ。⑦小松崎がカマシ逃げが決まった場合も③宿口が前々に位置取れる流れになりそうにない。
ここは思い切って関東ラインを全消し。福島トリオに①柏野の絡み。
2-7-14, 2-1-7
➜ 3-9-1 (ToT)
⑦小松崎がホームで行かず③宿口の中団捲りが決まってしまった。しかし、たとえ関東から狙ってもこの着順は買えてない。

7R
③和田真か⑧山田英に逃げる気がないかぎり、必ず⑥久木原が競り込まれるレース。
ほぼ⑨佐々木悠の逃げいちだが、横に自信ある⑧山田英が逃げるふりから⑥久木原に飛びつき、隊列が短くなったチャンスに③和田真が捲り発進という展開と読む。
ペース駆けの⑨佐々木悠と③和田真の縦脚勝負は五分五分だが、番手を取りきった⑧山田英はどうあれ直線で抜け出して来る。
7-3-8, 8-5-79
➜ 2-6-1 (ToT)
たしかに⑧山田英は⑥久木原と並走になったけど、単に捲られて粘っただけ。③和田真もまったく伸びなかった。

8R
④嘉永と⑨吉田有の実質二分戦。②野田源や⑧阿竹が必ず中団を占めてくるので、逃げ損なうと7番手。捲りのききにくいバンクだけに逃げた方が勝ち。
となると内枠もらった関東ラインの方が断然有利となる。⑨吉田有は前受けから全ツッパでもペースに持ち込めるし、いったん下げても④嘉永の早駆けはないのでカマシも決めやすい。
別線の捲りが迫っても番手まで。①武藤龍が張って止める。このとき3番手⑥木暮に脚が余っていれば、膨れたインコースの強奪があってもいい。立川記念の三日目に中割りで新山を差したレースを思い出し、そのレアケースに期待してみる。
1-6-9, 96-96-1
➜ 7-5-3 (ToT)
⑨吉田有は打鐘で突っ張るかと思いきや、九州を迎えて入れて4番手からの反撃。これが大失敗で④嘉永を叩けず関東まっとめて終了。この逆展開は押さえて50倍拾いでした。






10R 準決勝
⑥町田は逃げ基本、⑤吉田拓と⑨新田は捲り基本。では⑧渡邉雄は?
自ら②深谷の前まわりを志願したとはいえ、死に駆けするつもりはないだろう。年齢的にも実力的にも決勝進出を狙っていい立場。
となれば、まず逃げるのは⑥町田。もし⑥町田の仕掛けが遅ければ⑧渡邉雄のカマシ逃げもあるか。

ケース1 ⑧渡邉雄のカマシ失敗
初手は外枠の関東勢がとりあえずの前受け。打鐘で⑥町田が上がり、そのまま先行体勢に。そのとき⑤吉田拓は引かずに4番手で粘り、外並走になった⑧渡邉雄は位置を取れずカマシ逃げに出る。
しかし⑥町田が⑧渡邉雄に合わせて踏み込み出させない。決着がつく頃合いに⑤吉田拓が中団捲り。同時に⑨新田も仕掛けて⑤吉田拓を追い抜くスピード。
この両者の攻められたら、いかに好調な⑥町田でも振り切れない。今の③松浦には番手捲りの余力なく、そのまま⑨新田の捲りが決まる。
9-1-357

ケース2 ⑧渡邉雄の4番手捲り
ケース1の打鐘のとき⑥町田を制して⑧渡邉雄が先上がりした場合。
⑧渡邉雄も逃げる可能性あるので⑤吉田拓は突っ張らず受け入れるしかない。そこで⑧渡邉雄はペースを上げず、⑥町田を迎え入れて4番手確保。
こうなれば8番手に置かれた⑨新田は苦しくなる。早めに巻き返すも、前位置から出る⑧渡邉雄の方が優勢。②深谷は直線だけでも逆転可能。
あるいは、すんなりペース駆けの⑥町田がカカリ良ければ、両者不発で③松浦が恵まれる。
28-28-135
3-126-1256

⑧渡邉雄は本気で決勝に進みたいなら、ケース1の様な一か八かの長距離走より、ケース2の様に位置取り重視で臨むべき。本来の⑧渡邉雄はそういう競走が得意なはず。
ここは⑧渡邉雄がクレバーに立ち回ることに期待して②深谷の差し目から。
3連単 2-8-1
3連単 2-8-3
3連単 2-8-5
➜ 7-9-4 (ToT)
何という着順。人気薄の⑦吉澤と④香川がスジ違いで入って21万車券。
期待した⑧渡邉雄は仕掛ける順番とタイミングが最悪で終了。(この場面で②深谷が少しだけ番手の仕事してたけど。)
脚がたまれば強い⑦吉澤はまだ分かるけど、満身創痍の④香川先生がまさかのG1決勝進出とは。

11R 準決勝
10Rと12Rは先行型が二人ずつなのに対して、このレースは②新山⑥北井⑧犬伏と徹底先行が三人も配された激戦区。
赤パンをはいた②新山は徹底先行から着こだわるレースが多くなってきた。それでも、ここは信頼できる強力マーク陣が二人もついた3車ライン。先行基本の組み立てとみる。
しかし②新山の本線を逃したら別線は苦しい。あまり若くない119期の二人は、②新山を後方に置いてのカマシ逃げで押し切りたい。

ケース1 ⑧犬伏の先行から一本棒
⑥北井も⑧犬伏も2車で逃げるつもりなら初手は中団が欲しい。必然スタートは②新山が押し出され前受け。以下枠なり。
打鐘から順に切っていけば⑧犬伏が前に出たところで最終ホーム。下げた②新山は一本棒なら7番手。
⑧犬伏の先行力は点数以上で、②新山といえど皿バンクの7番手からでは厳しい。
バックまで⑧犬伏が快調に飛ばすが、⑥北井が捲れない様なら③郡司が自分で行く。それを⑦三谷竜あたりが追走、⑤守澤もコースを探して突っ込んでくる。
3-57-4579

ケース2 ⑥北井と⑧犬伏の先行争い
ケース1の打鐘4角から最終ホームの時点で、⑥北井と⑧犬伏の仕掛けタイミングが合い、両者モガキ合いになった場合。
隊列が短くなり②新山の捲り頃。スピードに乗って一気に出切れば、先行番手で車間を切る③郡司も連下まで。
25-235-2359

⑥北井も⑧犬伏もど新人だが既にアラサー。がむしゃらに逃げるだけでなく冷静に状況分析できるはず。とすれば本戦鉄板のケース2を自ら避けてケース1を狙うはず。
3連単 3-5-7
3連単 3-7-9
3連単 3-5-9
➜ 9-5-7 (ToT)
タテ目!
いやー、車券もだけど、展開予想がまったく当たりません。
まず、スタートの出脚を見るかぎり②新山も⑥北井も意図的に後ろ攻めを狙っていた。そして⑧犬伏がカマシたときに②新山はインに詰まって早くも終わってたし。

12R 準決勝
焦点は①脇本の体調だけ。本人のコメントはまったく参考にならないが、奈良記念の欠場や昨日のSR賞の失速という事実から、腰に不安があるのは確かだろう。
もし腰に問題なく実力発揮なら、②平原が勝ち上がるには、①脇本⑤古性に次ぐ3着の席を獲得するしかない。その席は当然⑦浅井、③清水、⑧岩津あたりも狙ってくるので簡単ではないだろう。
しかし①脇本が万全でなく7割の力しか発揮できないとすれば、⑨眞杉を擁する②平原の勝ち上がりがかなり現実的になる。

ケース1 ①脇本が万全な場合
①脇本が実力を発揮できる状態なら展開不問で無双。初手の並びは前でも後ろでも同じだが、スタート牽制から①脇本が前に押し出されるとみる。
③清水が切って⑨眞杉が叩いて先行体勢。最終1角から1センターあたりで①脇本が仕掛け、⑨眞杉も必死に合わせるが、①脇本⑤古性で一気に抜き去る。
ここで⑦浅井に口が空けば②平原が割り込み3番手追走から流れ込みを狙う。先に③清水の出脚が勝れば⑧岩津と3着争い。
15-15-2378

ケース2 ①脇本が万全でない場合
腰の悪化で持ち前のペダリングができない場合、最終1センターの仕掛けが伸びない。捲りきれず手こずるうちに③清水の中団捲りに合わされ万事休す。②平原も番手から縦横捌いて⑤古性の追撃阻む。
23-2349=5

ケース3 別線連携
①脇本が万全だとしても、別線が上手く連携すれば千分の一の確率で本戦を破れるかもしれない。
初手で外枠の③清水に敢えて中団を取らせ、⑨眞杉が押さえ先行に入るとき、③清水ラインで①脇本を押さえ込み前と大きく車間を空けてしまう。
そこから⑨眞杉が発進、③清水がそれを追えば、①脇本を7番手に置いた状態で縦に長い一本棒が出来上がる。
この離れた距離と捲りにくい皿バンクの特性で、①脇本といえど不発になる可能性も。
2-349-34589

ケース3は③清水の犠牲と覚悟が必要だし、そうそう成立はしないだろう。
①脇本の腰痛を期待するのも心苦しいが、②平原に勝ち上がってもらいたい心理から車券はケース1と2の両天秤とする。
3連単 1-5-2
3連単 2-5-3
3連単 2-5-9
➜ 5-1-7 (ToT)
①脇本はおそらく7分のデキで健在。⑨眞杉も精一杯の牽制と抵抗を見せたが、それでも近畿本線には及ばなかった。②平原は残念ながら4着。踏み出しで⑦浅井も離れず、3着は遠かった。


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