どうも松本です。
休憩中に間食しない日があると
なんだか損した気分になりますね。
さて明日から四月ですし
こうして3日も暖かい日が続けば
そろそろ衣替えの気分だろう
ということで
今日はセーターの洗濯についてです。
僕は数年前にカシミヤという繊維に触れ
神が作り給うたその奇跡のような質感に
絶賛惚れ込み中なのですが
高価でデリケートというイメージもあるからか
お手入れに不安を感じる方もちらほら
素直にクリーニングに出してもいいのですが
ドライクリーニングがない時代の人は
一体どうやってケアしていたのでしょうか
もちろん自宅で洗っていたに決まってるだろうが
ということで
大体のセーターは家で洗えるよという回です。
作業の工程に難しいことは何一つなく
ブラッシング→浸水→押し洗い→
すすぎ→脱水→乾燥→ブラッシング
と大体のセーターはこの流れでOK
ブラッシングは
表面の毛並みを整えて汚れを取ったり
ほつれや虫食いがないか
セーターの現状把握のために行います。
毛足が長くやわらかいブラシを使って
袖裏 ハイネックなら襟裏のような
外からは見えない部分も
さっとでいいので適当にかけておきます。
それが終わったら次は浸水
水が使えるところであれば
洗面所だろうとお風呂場だろうと
場所はどこでもいいのですが
この時期はまだ寒いから...といっても
お湯は使えないのでそこだけ注意です。
水を溜めセーターを入れたら
何度かやさしく押すようにして浸水
全体をしっかり浸水させたら水を抜き
再度水を張りなおして次の工程押し洗いへ
張りなおしたきれいな水に
おしゃれ着用の洗剤を入れ適当に攪拌
生地が濡れている時にこするのは
大体の繊維にとってよくないので
洗浄液をセーターの中へ押し流すイメージで
押すようにして洗います。
洗剤はおしゃれ着洗い用なら何でもよし
今日は近くの薬局で買ってきた
謎の洗剤シャレボンを使いました。
ある程度押し洗うと水が濁ってきますので
次の工程すすぎへ
洗浄液を捨てて再度水を張ったら
液が繊維の中に残らないように
押し洗う→水を替える
という作業を繰り返します。
水の濁りがなくなってきたら水を切る
この時も引っ張ったり絞ったりはせず
軽く押すようにして水を切ります。
その後はネットに入れて洗濯機で脱水
綿に比べれば
カシミヤの水切れはかなりよいので
時間にして3分くらいで十分そうでした。
脱水が終わったら次は乾燥
熱を加えて縮むのが怖いので自然乾燥で
平干し用のネットがあれば使ってもいいですが
なければ2本の洗濯竿に跨がせても
外に置いたイスにひっかけても
日当たりのいい棚に置いてもよし
とにかくある程度通気がよくて
服に自重がかからなければOK
今日の天気だったら
三時間かからなかったですが
たまに確認しながら
表裏をしっかり乾かします。
乾燥が終われば最終工程
再度全体にブラシがけをして毛並みを整え
毛玉などがあった場合は
よく切れるハサミで根元からカット
これでセーターのお手入れは完了です。
文字に起こすと改行の分長く思えますが
とくに難しいことは何もなし
とにかく繊維が濡れている時は
こすったり無理な力を加えない
何枚かまとめて洗う時は
色の濃いもの薄いもので分ける
どんなセーターでもこれを守るだけです。
獣毛という繊維は僕らの髪の毛と同じく
毛の表面にキューティクルがあるおかげで
綿製品などに比べれば汚れが付きにくく
冬の間に何度も洗うことはありませんから
自分で洗えるようになっておけば
セーターがもっと楽しめると思うのです。
天気がよさそうな日があったら
ぜひ自分で洗ってみてください。
Always in a heart passion!!
Always in a heart fashions!!!
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