2023春の青春18きっぷ-3:中津川・南木曽日帰り | 停車場遍路の鉄道雑記帳(副)

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画像・動画を含む鉄道趣味のブログです。ときどき戯言を書いてます。ー[2013年2月9日以前の記事はほとんどの画像が表示されません]ー

おそらく私の青春18旅としてはこれまでで最も近場だと思います。元は取れてますが。

 

最初は馬籠と妻籠の宿場だけ訪れるつもりでしたが、それだけでは時間を持て余すので中津川エリアの苗木城跡と北恵那鉄道の廃線跡もたずねました。

 

中津川駅から北恵那交通バスの付知峡線に乗って「苗木」で下車します。400円でした。城跡までは道標が整備されててスマホのナビがなくてもたどり着けました。

 

苗木城があった城山は頂上付近が岩山で、当時の建物は無くなっていて頂上には展望台があります。

 

北恵那鉄道の跡をたどって中津川駅まで徒歩で戻ります。以下の記事は中津町駅側から書いてるので時系列とは逆です。

 

橋脚はいずれも桁が残ってるんですが、朽ちる一方なので地震で落ちるとか問題ないんでしょうか。

 

中津川駅へ戻って休憩し、バスで馬籠へ向かいます。バスは市街を東へ大きく迂回するので「中津高校下」バス停まで5分間歩いてショートカットしました。50円安くなります。

 

馬籠宿は2つの沢の間の尾根にできた宿場町で貫く中山道は急勾配の坂です。島崎藤村の「夜明け前」の舞台ですが、島崎家は地元の名家で営んでいる宿屋が本陣に指定されていました。馬籠宿本陣跡が藤村の生家で、藤村記念館になっていました。

 

馬籠から妻籠まで馬籠峠を越えて旧中山道を歩いてみました。一部が県道に重なったり、生活道路になっていたりしますが、基本は山道です。ところどころトイレと休憩所がありよく整備されています。平日はやはり外国人が多いようです。

 

妻籠宿では中山道は谷底近くを通り勾配は緩やかです。こちらの本陣は建物が残っていました。有名な「初恋」の詩はモデルとなる女性が居て嫁ぎ先は脇本陣でした。「まだ上げ初めし前髪の…」と始まる藤村の淡い想いは遂げられなかったわけで。

 

上の記事に含まれてましたが、南木曽にある桃介橋も渡ってきました。国内最大級の木製つり橋で、重文に指定されてます。サムネにも貼っときます。

 

-つづく-