駅舎

Brig,Interlaken方

Bern,Zweizimmen方

留置線側

ミラノ行きのEC、3日前にMontreuxで遠目に横顔だけ撮った、ETR610形だと思う。

到着シーンを動画に撮った
食事をする時間がないので売店で買出ししておく。
これから乗るZweisimmen行きは、ベルン方面からBrig行きと併結で来て、ここで分割する。セクションを確認して乗り込む。車内の案内表示もZweisimmen行きになっているのを確認した。
実は乗り込むまで、3番線なのか4番線なのかややこしかった。本来3番線なのに4番線だと双方のホームに表示されるが、注意書きが読めないので「どっちやねん」ということになっていた。待つ人が多い方を選ぶしかなかったが。
列車が出発したので車窓を見ながら食事にする。どう考えても登らないといけないはずの線路が下っているように見えてしょうがない。乗り間違いではないので、谷底の川は手前に向かって下るが、線路は谷の斜面を下っていると理解した。
だいぶ見慣れたが、まだまだ景色のバリエーションはあるようだ。

近くが流れてしまうが、いたしかたない。

ここまで乗ってきた列車:blsはこの前の記事の湖船も運営している会社で、首都ベルンを中心とするローカル・都市近郊列車を運行している。なお、長距離・速達列車はスイス国鉄の運行のようである。blsという名称は合併前の一方の事業者の略称だが、そのまま正式名称となっているようだ。(東芝とかカネボウみたいなものだろう)

わずか6分乗り継ぎである。駅舎撮影はあきらめる。
Zweisimmenから先は別の鉄道会社MOB(Montreux-Oberland Bernois)鉄道となる。そもそも軌間が変るから直通できない。LuzernからMontreuxまで「ゴールデンパスライン」として、3つの鉄道会社が乗り継ぎが必要ながらも優等列車を走らせているが、Spiezからの区間は混雑を避けるためとことん鈍行旅である。所要時間が多少長いのは構わない。
乗り込むのはこの列車、熊のような生き物が蛇舌を出している意味が不明。3両ユニットx2でやはり乗車率は低い。

正面

上の地点で振り返る

バリアフリーのでっかいトイレがあるからか、3列1列の変則配置である。

Zweisimmen出発、支線が分かれる

風景は、いろいろ見てきた後でも申し分ないがなにぶん曇りがちである。




なお、殆どの駅がStop on requestである。
MOB区間は、パノラマ車両やクラッシック車両など観光列車も走っていて、行き違う度に撮ろうとして無念に終わった。唯一撮れた一枚。

湖水が無く山の景色だけだと物足りなさは否めない。徐々に高度を上げてきたが、Montreuxへは一気に下る。

2回ほどターンして、レマン湖が右へ左へ移る。

遅れが出ないかと心配し始めるとStop on requestで停まったりする。やはり3分ほど遅れて到着した。定刻でも6分乗り継ぎだから時間が無い。構内は4日前に撮っているから問題ないが。
階段を駆け上がると丁度ジュネーブ空港行きIRが入線してきた。さすがに湖側ではないがボックスは確保できた。Laussaneまでは4日目に乗っているが、時間が遅いので湖側は西日がきつそうだ。ローザンヌで湖側が空いたので移ったが、その先殆どレマン湖が見えなかった。
ボックスに行儀の悪い若者が入ってきて、靴のまま対面の肘掛に足を乗せている。ジュネーブの悪人一味が事前にカモを探しているのかと警戒していたら途中で降りていった。喋っている電話の内容がわからないから難儀である。
さて、ジュネーブに到着。#01にあるとおり治安に不安がある。神経ピリピリで降り立つ。が、見たところ普通の駅と変らない。(あたりまえだが)
ホーム下の地下道も薄暗くもないし店舗もある。とはいえホテルまで徒歩9分、荷物は歩道側、尾行者の確認など、できることはちゃんとやって進む。地図を見るのもまずいらしいから記憶したとおり、駅を出て左、トラムの通りを直進し、最初に左へ行く道を左へ、すぐの丁字路を右へ折れて右側が入口である。
偶然通りかかってカードキーで開けた客に続いて通ったので、本来ならインターホンを押すべきだと気づかなかった。レセプションは奥のドアの部屋で、無事チェックイン。
ユースホステルなのでジュネーブとしては破格の73CHFで泊まれる。ビジターズカードをくれたので「空港まで乗れるか」と聞いたら「OK」と。
扇風機回しながら一服していたら雨音がしてきた、今晩はもう出かけずにおこう。遮光が全く出来ないカーテンしかないと思ったら、店舗にあるようなシャッターがついていた。
シャワーは共同で、個別のシャワー室と同じ広さの脱衣場があって、使いやすい。
ユースホステルだから若者が多い。部屋のドアを静かに閉めないやつの多いこと。それか、風を通すために開けっ放しか両極端だ。上階で椅子を引けば響く。これまでの宿で一番やかましかった。
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