泊まったホテル。内装は古さが否めなかったが、外観はそうでもない。

アーレ川、手前へ流れている。

メンヒとユングフラウ、このときはなんとなく撮ってしまったのが、これでユングフラウ・ヨッホ(2つの山の間の鞍部:登山電車で行けるヨーロッパ最高地点)は見納めだった。手前はWest駅とバスターミナル

夕べの宿は昼間はスタッフ不在になり、スーツケースを預けても引き取れないので仕方なく駅のコインロッカーを使う。小は3CHFだがさすがに入らないので大に入れて5CHFコインを投入。チューリッヒに比べると4割引ぐらいで、適正価格だと思う。
売店でサンドイッチとジュースを買って朝食を済ます。
Interlaken West 駅舎

Spiez方を見る

Interlaken Ost方を見る

スイスのバスは、バスターミナルではベンチと案内板のあるところまでわざわざ来ない。待機場みたいな所からいきなり出発する。中に乗客が居たのに気づいたからいいようなものの置いてかれるところだった。
目指すはSchynige Platte(シニーゲプラッテ)鉄道(以下SPB)の起点Wilderswilである。何故バスを使うのかというと、WilderswilはBOBでOstの次の駅なのだが、West→Ostの列車とBOBの接続が悪いので時間がかかるためである。もちろんこのバスはスイスパスで乗れる。
市街を出てまもなくWilderswil着、バスはその先へ行くからちゃんとボタンを押して下車。SPBの車庫が鉄道名を大々的にアピールしいる。

チケットを買うために、事務所が裏にあると思って回り込んだ。が、無いので、結局ぐるりと回ってBOBのWilderswil駅で購入。半額で31.5CHFである。
Wilderswil駅舎

Interlaken Ost方を見る、SPBは路線終端側

逆方向を見る、列車はBOB、Interlaken Ost行き

上の列車の後尾側

BOB到着動画
この列車に乗る

機関車側

頂上へ運ぶ物資

BOBとSPBは微妙に運転時隔がずれていて、前者が着く5分前に、後者が出てしまうという最悪パターンのタイミングがまさに次の列車である。バスを利用したくなるわけだが、なんと、5分待ってBOBを待ち合わせた。Ostで通し券を買えば乗り換えるだけとはいえ、そんな棚ボタ的乗り換え客は少ないだろうと思ってたら、案の定0名だった。乗車率10%ぐらいで出発。
少しの間BOBと並行する

Wilderswilの街を見下ろす

Interlakenの街

中間駅

トゥーン湖

ブリエンツ湖

この鉄道は行程の8割ぐらいは2つの湖とインターラケーンの街の眺望であった。ベルナーオーバーラント三山が見えてくると終点Schynige Platteである。

アングルを変えて:写っているのは売店の犬だが、この地点へ移動する時にしつこく吠えられた。観光客に慣れていないわけはないが。飼い主が何か言っていたが"bite(噛む)"が含まれているのだけわかった。おそらく否定文だったと思う。

ラックレール4種を展示してあった。詳細はWikipediaのこのページを参照。


三山の展望なら駅でも十分である。正面のひときわ高い山塊がそれに当たるのだろうが、念のため同じ便で登ってきた、本格的登山装備の女性に聞いてみた。「黒いのがアイガー、その右がメンヒ、ヨッホからユングフラウは雲の中だ。」と。「ユングフラウ・ヨッホには18年前に行った、ありがとう」と無念さと懐かしさを伝えた。

駅裏の丘は花畑だが、花が小さいので「一面に咲き誇る」感がわかりにくい。


駅へ戻る

絶好の展望台からユングフラウが見えないのは残念だ。その後帰りの便まで待ち続けたが、乙女の名を持つその姿は見られなかった。売店の窓越しに絵葉書が見えたので再確認できたが、表面は雪と岩なのにどこか優しい気品のある山容だと思う。
車内

この鉄道も昔はSLが押していたらしいのだが、今はすべて電気機関車である。機関車1両で客車2両を押すのが一編成だが、時刻表の各々の便は、混雑時には複数の編成で運行されるようだ。現に、下りですれ違った登り方向は2編成だったし、麓まで降りたら乗客が乗り込んでいるものだけで3編成あった。ようやく観光客が動き出したらしい。

以上の画像に平行して、徒然に動画を撮った。ユングフラウも少しだけ見えていると思う。
こんどはBOBを待ち合わせて、Ost着。予定より30分早い。つまりSchynige Platte往復を一便早めたのである。その目的が、記念バウチャーのブックレットをもらうためだ。
Luzern-Interlaken Express が居た。側面が撮れてなかったので好都合だ。

Ost駅の窓口で番号札を引いて待つと、機械の不調か知らんが同じ番号で先に窓口に行った爺さんあり、窓口氏は番号を確認しているだろうから爺さんの間違いなら拒否されるはずだと思っていると受付けていた。その後もうその番号は表示されないので再度札を取る。時間に余裕はあるがなんかムカつく。
自分の番が来てバウチャーを渡す。券面を読めば日本人が対象であるとわかるが、ちゃんと読んでいないらしく"Chinese?"と聞く。中国人向けにも何かあるらしい。日本人だと伝えると「(日本語で)ありがとう」とブックレットをくれた。こちらも日本語で答える。
Ost駅でスイス国鉄・blsの線路を撮る。blsについては次の記事で。
Spiez側を見る、左側のホームの手前側もスイス国鉄・blsの線路である

路線終端側を見る、奥は留置線に続いている

上のホームの反対側:Spiez行きのblsの車両

今度は鉄道でWestへ。あっという間に着く距離だがアーレ川を北へ渡ってまた戻る。市街地を避けたルートだからだろう。コインロッカーからスーツケースを回収した。
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