大河ドラマ『光る君へ』“勝手に解説”~第十七回(4)-③彰子入内 | 愛しさのつれづれで。〜アリスターchのブログ

 

大河ドラマ『光る君へ』に関して、勝手に、私感含めて書いております。ネタバレは~という方はご注意ください。

読み進む前に「はじめに」をご覧いただければ幸いです。

 

 

 

※年号が間違っていましたので訂正しました(2024年7月21日21:30)

③彰子入内

長保二年元年十一月一日、彰子は太秦連雅邸から一条院へ向かい車入内します。夕方の6時ころから始まった行列には多くの公卿が加わり、その数は十二人とされています。実資はこれに眉をひそめますえー?まだ幼く子どもは望めず、定子に及ばない少女にここまでする必要があるのか疑問だったのでしょう。特に公任が一条院と西京を行き来して彰子らの世話を焼いたことが気に障ったらしく、日記に不満を書きつけています。公卿十二人+従者、彰子が従える女房四十人、童六人、下働き六人と、その行列は盛大で華やかなものだったと想像されます。一条院に到着した彰子は、東北対の直蘆(在所)に入ります。二日には勅使が彰子の元を訪れますが、一条天皇との対面はありませんでしたショボーン三日、入内に付き添っていた倫子が懐妊中で障りがあるということで退出し、彰子はここから数日間、後宮で親しいものがいないの状態となってしまいます。七日には彰子を女御とする宣旨が下り、道長以下の藤原氏の公卿が天皇の元へ向かって慶賀を述べます。続いて公卿たちは彰子の元を訪れてお祝いします。そしてこの日ようやく一条天皇は初めて彰子の在所に赴いたのですが、戌の刻(午後七時~九時)に顔合わせ程度を済ませると、すぐに自分の在所へ戻ってしまいます。道長はというと、やって来た実資を彰子の在所に連れて行き、調度品の数々を見せたり忙しくしていたのです(『小右記』)

 

右矢印(4)ー④に続きますオカメインコ