草彅剛×白石和彌監督の時代劇映画
『碁盤斬り』が公開になりました(≧▽≦)
運良く初日に観られたのですが、とにかく良い
いろんなものが渋滞して、語りたくて仕方がない
ので、まずは私的オススメポイントから(極力ネタバレ無しで)
○こんな時代劇が見たかった!江戸時代の風情とそこに生きる人々の息づかい、人情、風俗、粋が随所に
●時代劇だから成立する暗がりと光の具合。明と暗。そのコントラストの秀逸さ。映画館で見るべき。美
○落語・講談で有名な「柳田格之進」がベース。しかし着地するのは別の噺なので、古典好きの心をくすぐる。
●シンプルな復讐劇なので、元の話を知らなくてもドキドキする
○時代劇×囲碁。思った以上に囲碁がメインだけど、ルールが分からなくても音と仕草で引き込まれる。ただ、囲碁が分かっているとより楽しめたのかも?
●作品を盛り上げる音楽だけでなく、碁石を打つ際の音にも表情がある
○白石和彌監督と言えば『孤狼の血』のようなバイオレンス作品。しかし今回は薄めでレイティングはG(年齢制限なし)ただし薄めなだけで要素はしっかりある。(個人的には比較的乗り越えやすいのではと)
●草彅剛×リベンジ物(ex.「銭の戦争」「嘘の戦争」「罠の戦争」)にはずれ無し
○清原果耶・中川大志の時代劇作品との相性の良さを確信
●斎藤工がいろいろとズルい(クライマックスの殺陣は必見)それを言ったら音尾琢真も奥野瑛太もズルい
○前半の穏やかな「静」から後半一気に「動」と「怒」
●いろんなタイプの”バディ”が見られる
○源兵衛・お庚・長兵衛、人の上に立つ者の矜持とそれを演じる役者の説得力
●もしかして、ブロマンス?
○吉原シーンはもちろん、小道具一つ一つにまでこだわりが
●一瞬映るプロ棋士を探せ!
○伏線回収が見事
※敬称略
気になった方はぜひとも
『碁盤斬り』事前の番宣番組についての感想はコチラ