3週間ぶりの投稿。なんだかんだと忙しく、南紀白浜温泉へも行って参りました。久々の白浜でしたが、新しいホテルも建っており、南海トラフがどうのこうのって雰囲気はまだ全くないですね。観光業に携わる方はやはりパンダがおらんようになったんは寂しそう。まだまだあちこちにパンダのキャラクターが見られました。町長を中心に次の観光戦略を練っておられるそうです。皆さん頑張ってください。パンダはおらんでも白浜には魅力的なあの景観があります。パンダ大好き、子供たちには可哀そうですが年間レンタル料を1億円も中国に払うんは馬鹿馬鹿しい限りです。パンダも気の毒です。日本におる方が幸せですよ、大事にして貰える。昔、中国・桂林の動物園に行った時、2月で寒かったせいかパンダが動かん。まあ、でっかいぬいぐるみがでんと置いてあるみたいな感じ、わざわざ観に来ている人はぬいぐるみを観とってもおもろいことも何ともない。すると家族連れのお父さん、なにやら飼育員にチップを渡しています。すると飼育員、先の尖った棒でパンダの大きなお尻をつつきます。「かなんなぁ」てな感じてパンダはいやいやのっそりと動き出します。ところがその巨大なおケツは血で真っ赤、こんなことさす奴らがぎょーさんおるんやろねぇ。日本じゃ動物愛護がどうのこうのと言われます。ほんまお気の毒さまです。
さてさて、3週間ぶりの新作映画は「トロン:アレス」。1982年に公開された「トロン」はデジタル世界に現実世界の人間を送り込むと言う何とも当時の私の頭脳ではもはや着いて行けない題材。正直、観に行ってません。尚、2010年に作られた続編の「トロン:レガシー」も行ってません。そして満を持しての第三弾「トロン:アレス」、ようやく足が映画館に向きました。今回はデジタル世界のAI兵士が現実世界に登場すると言うもの。ほんまよう考える。爺様には付いて行けません。
謎の失踪を遂げたケヴィン・フリンが創設したエンコム社は今では天才プログラマーのイヴ・キムが跡を継ぎCEOとして画期的な技術革新を遂げていた。一方、ライバル社であるディリンジャ-は創設者エドワード・ディリンジャーの娘エリザベスが跡を継ぎ、今、またその息子のジュリアンがその跡を継いだ。彼はAI兵士を現実世界に送り込むと言う革新的な軍事兵器の転用を行っていた。デジタル世界で鍛え上げられたAI兵士は感情を持たない、ただ命令に従うだけ、倒されればまたプログラムしデジタル世界から現実世界に送り込むだけ、まさに理想的な「兵器」であった。「彼ら」は抜群の戦闘能力と知識、そして統率力を持つアレスをリーダーに多額の商品価値を持つ存在だった。 しかしこの兵士は現実世界では29分間しか存在することができないと言う弱点があった。最大のクライアント、軍に対してジュリアンはこの事実を隠蔽し、AI兵士のたちを延命させる方法を模索していた。
同じ頃、エンコム社のイブは創設者ケビンがアラスカに残した施設でAIが現実世界で存続することの出来る「永続コード」を見つけた。このことを知ったジュリアンはアレスたちを「永続コード」奪還に向かわせ、イブの命を奪うことを命令する。帰国したイブをAI軍団たちは執拗に追撃するが、その最中、アレスは自我に目覚め感情を持つようになる。自らの存在意義を問うようになったアレスはイブを助けともに逃走、AI兵士の副官アテナが2人を追う。逃走を続けるアレスとイブに対し、ジュリアンの命令の元、アテナが執拗に2人を追う。果たして永続コードはどちらの手に...。
とにかく理系の苦手な私としては理屈は何となく、ただひたすらに光とデジタル、レーザー光線と闇が交錯する異次元感覚のアクシヨン、バックに流れるロックのサウンド、あのかっこいいボディスーツにライトサイクルなるバイクが爆走するアクションシーンをただひたすら楽しむべし...であります。理窟を考えていると物語に付いて行けません。あきまへんねぇ、体育会系、文系は。けど一部の人が言うようにウトウトしてしまうと言うことはありません。そりゃあれだけロックがガンガン鳴り響き、光線がスクリーンで交差すりゃ目が冴えます。それに何とになくやけど結構面白かったよ。主演のアレスを演じたジャレット・レトはヒッピー風な役が多かったのに近年、注目されている若手の俳優さん、表情を現さない全く無感情を貫いたバリバリ強くて怖い猛女アテナを演じたジョディ・ターナー・スミスは正直、主演のジャレット・レトを喰ってましたね。それにそれに、なんと懐かしあの「X-ファイ」」のスカリー捜査官、ジリアン・アンダーソンがバカ息子CEOのジュリアンの母親エリザベス・ディリンジャー役で登場。少々老けましたが彼女のファンとしては感激です。そして御大ジェフ・ブリッジス、まだ頑張って張る。これ観るだけでも楽しかった。
けどこの作品のキモはデジタル世界のプログラムが自我に目覚め「人間」らしさを追求しようとするところ。この辺は「ターミネーター」シリーズによく似てます。自分はあまり深く考えずただ、ただ映像美を楽しむのがいいとは思うのですが。
