ツイスターズ | kazuのブログ

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サラリーマン社長のムービートラベル

今週観た映画の感想の前に時事ネタを。7月26日に開会式を迎えたパリオリンピック。いよいよクライマックスを迎えようとしています!いまや最高潮の盛り上がり...と3年前の東京オリンピックならそうでしようが、まあー色々、なんだかんだと言われています。手前勝手じゃないですけど、東京に比べて、東京が恋しいだとか嘘かほんまか知らんけど選手、関係者からそんな声が飛んでいるそう。得体のしれない開会式、選手村の環境、食事は言うに及ばず環境に配慮とかでエアコンが付いてないとか...。ただでさえ猛暑だ酷暑だと言われている昨今、たった2週間ほどの大会でクーラー止めたとこで何になるんやろ。おまけに地元のフランス選手の部屋にだけはエアコンが付いているとはなんというオチ!これがお国柄?普通はゲスト、客人を優先するもんやと思うんやけどこういう考え方は日本人だけなんやろね。そもそも3年前のオリンピックはコロナ禍、伝染病蔓延下での前代未聞の五輪です。こんなん手前みそじゃないけど日本じゃないとできないですよ。やっぱり「凄いぞ!JAPAN!」です。いっちゃあわるいけどフランス人なんて傲慢なだけの民族、「花の都」だとか「ファッションの最先端」なんて言われてますけどきったないところですよパリって。街中、犬のウ〇コだらけ、添乗で行った時なんてお客さんの先頭きってバスを降りようとしたら犬のウ〇コだらけで足を地面に着けられない。「みなさ~ん、足元気をつけてくださ~い(違う意味で)」「あっ靴に犬のウ〇コが」「ゲッ!トライアスロンでセーヌ川泳ぐの?散歩する犬の公衆トイレでっせ。」

あのね、パリに期待するなんてそもそも無理ですよ。まあこれ以上言うとフランスの方々にお叱りを受けます。パリにあこがれを持っている方々、幻滅させてごめんなさいね。

ついでに言わせて頂くともうほんまに明らかなホームタウンデジジョン。柔道でのあの正体不明のジャッジとプラス「なんじゃあれ」と言うリネールット、ズルーレット、いやルーレット。でも斎藤立選手、偉大なお父さんのプレッシャーって大変だったと思います。何といってもまだ若い!4年後のロサンゼルスであの高慢ちきなリネールをぶん投げて!詩選手、これは神様が与えたもうた試練です。頑張って!村尾選手の決勝もおかしかったよねー。国際柔道連盟は日本が勝てないようにあれやこれやとルールを改正してきます。そんな中で金が三つは凄いですよ。そりゃ日本の武道精神をそのまま国際柔道に持ち込めば日本が全階級制覇ですよ。ハンデや思うて従わなしゃあない。しかし今回のレスリングは日本強いね!8月9日終了時点で金が4つ!女子の藤波選手、まだあどけなさの残る顔に華奢な体、にもかかわらずあのスピードに屈強な他国の選手がついて行けない!決勝まですべて完勝、吉田沙保里の後継者。とにかく強い!

オリンピックで話が終わってまいそうなんやけど最後にもう一つ、東京大会から種目に加わったスケートボードの女の子たち。彼女らは他の選手が凄いパフォーマンスを見せたら心から笑顔で拍手を送ります。駆け寄って抱き合います。「こけろ」とか「転べ」とか思わんのやね。メダルの色はただの結果。まだまだ新しい競技なんやけどみんな若い!と言うより子供です。15、16は言うに及ばす13歳や14歳なんています。 1964年の東京から種目になった柔道なんて伝統がある上に礼儀を重んじる種目やのに礼をせえへんどころか、金的蹴りに、暴言に、「待て」と言われてもやめない反則技。それにくらべりゃこの子らはなんと清々しいことか。日頃、近くの公園で人出が多いのにスケボを飛ばしている若い子らをみると「あっぶないのー」と腹を立ててんのやけどね。とにかくいろーんな意味である時は腹立たしく、ある時は絶対不利な状況下での活躍に心から拍手を送りたくなる、なんとも複雑なパリ五輪です。

 

で、ひじょーに前置きが長くなってしまいましたがそれぞれのお国柄が出るオリンピック同様、日本に住んでいるとなかなか信じられない他国の社会常識、社会情勢、自然現象etcなんかがあります。その自然現象のひとつですがアメリカ大陸には日本じゃ考えられない山火事や竜巻が人々を苦しめます。その一つ、竜巻とそれに立ち向かおうとする若き女性学者との戦いを描いた作品がこれ、「ツイスターズ」。巨大な竜巻に喧嘩を売る若き女性学者を演じているのがデイジーエドガージョーンズと言う若手女優。知ってる人は知ってると思うけど一昨年公開された「ザリガニの鳴くところ」(この映画はよかったー)で主演の孤独な少女を演じた女優さん。父から虐待を受け、学校も行けず、それでも幼いころから生きることを身に着け大人になっていく薄幸の少女を演じた彼女。今度は180度転換、学者で勝気それでいて過去のトラウマから抜け出させないでいるなんとも複雑な役どころを演じています。透明感のある美人でありながらうまい女優さんです。いまじゃ日本でもところどころで起こっている「竜巻」ですが規模が違います。アメリカ南西部の荒野、人も家畜も家もたちまちのうちに巻き上げてしまう巨大な「モンスター」が人々を悲しみのどん底に叩き落す。それに敢然と立ち向かうデイジー、カッコイイ。

オクラホマで育った女子大生のケイトクーパーは大学で気象学を学び仲間たちと共に南西部の人々を苦しめる竜巻を止める研究を続けている。荒野で寝泊まりし竜巻を追う。ある日、巨大な竜巻と出会い4人の仲間と共に手製の大量の薬品を巻き上げさせようと竜巻を追った。だが彼女たちが追った巨大な竜巻は「EF5」と言う稀に見る巨大で強力な等級であった。逆に「EF5」はケイトたちに襲いかかる。ケイトは大切な3人の友人たちを失ってしまう。

5年後、トラウマを抱えたケイトはニューヨークの気象科学研究所で働いていた。ある日、彼女の元にかつての大学時代の仲間の生き残りハビが訪ねてきた。彼はオクラホマに残り竜巻のデータを取る会社を立ち上げていた。ケイトに自分のスタッフに加わってほしいと言い、夏休み期間中のみと言う条件で半ば強引に連れ出した。オクラホマでは近年の異常気象により竜巻が多発していた。田舎町のモーテルに泊まり込みハビと彼のスタッフたちと共に竜巻を追った。そんな彼女の前に竜巻カウボーイの異名を取るタイラーオーエン率いる竜巻チェイサーチームと出くわす。過激で命知らずの彼らは竜巻が発見れれば有無を言わず飛び込んでいく、野蛮で興味本位で動いている彼らに対し嫌悪感を覚えるケイトだったが動画をYouTubeに上げ、チームをデザインしたTシャツを現場で売る姿を見て一見、金儲けだと思っていたのがその実、竜巻の

被災者の救済金に充てていたことを知る。その一方、ハビのハイテク技術を駆使した会社の設備に多大な投資をする資産家が家を破壊された住民たちの土地を安値で買い取っているのを知るに至り、ケイトはタイラーのチームと合流する。そして遂にケイトとタイラーの目の前でEF5の巨大竜巻が街に襲いかかる。

 

お国事情と言うのはそれぞれの国によって随分違います。この竜巻にしろ、山火事にしろスケールがでかい。そしてまあ科学的根拠においてあんなデッカイ竜巻の中にドラム缶10本ほど放り込んだだけで竜巻を消滅させることができるんやろか?

映画になるくらいなんやろから物理的には本物なんやろうなぁ。他国では日本で安穏と暮らしている我々にとって考えることができないことが起こります。それに対して色々な対策が各国とも練られています。日本で言うとやっぱり地震ですね。プレートの上に我々住んでるんやから。けどこれについての対策はまだありません。ただ、ただ逃げるだけ。この映画のヒロインのように地下に接着剤でも流して揺れないようにすることは、そりゃなんでも無理ですわ。足元がしょっちゅう揺らぐなんて日本に来る海外の方々はそりゃあ考えられないと思いますよ。韓国で言えば南北の分断。かつてはドイツもそうでした。同じ民族でありながら他国によって分断されお互いいがみ合わねばならないという悲しみは我々に分かれと言っても無理からぬこと。これだってあの北のおデブちゃんがおらんようにならないと変わりませんわ。我々人類はそんな中で生きてるわけです。だけどその度に困難に出会い、それを打ち破り生存してきました。それは各国国民の弛まぬ努力と研究心、そして忍耐です。現在、世界共通の自然災害はこの殺人モードの猛暑。だれか早よなんか考えてくれ。