L.A.コールドケース | kazuのブログ

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サラリーマン社長のムービートラベル

「暗殺」はアメリカの専売特許だと思っていたのが、日本でもあんなことが起こるなんて...

と言うのは勿論、先月の7月8日に起きた安倍晋三元首相暗殺事件のことです。衝撃でした。ショックでした。これから日本はどうなるんだろうと思いました。一ヵ月前はあれだけ国葬に賛成だった国民がどこぞのアンケート調査の結果今は、反対が賛成を上回っていると...正直、この1ヵ月のマスコミや反安倍派の世論誘導や出鱈目なアンケート調査はひどいものです。私は世論と言うものを信用しません。その憤懣やるかたない思いは横に置いといて、「暗殺」本家本元のアメリカでは政府の要人以外の暗殺や不審死の多さには驚きます。ジョンレノンしかり、シャロンテートしかり、マリリンモンロー、マイケルジャクソン、ナタリーウッド、リバーフェニックス、ヒースレジャー、ホイットニーヒューストン...もう不審死を入れれば枚挙にいとまがありません。そんな「本家」アメリカからヒップホップ界のスターが暗殺されたという題材をもとにした作品がやってきました。「L.A.コールドケース」。主演がジョニーデップとフォレストウィテカーと言うトップスターと名優の豪華な顔合わせです。しかし確かに闇の深い国です、アメリカと言う国は...

1997年3月東海岸を代表するヒップホップ界のスター、クリストファーウォレス、通称「ノトーリアスB.I.G」が未明、ロサンゼルスの路上で銃撃され死亡する。犯人不明のまま18年が経った。しかし事件を担当したロス市警の元刑事ラッセルプールは警察を退職した今でも独自で調査を行っていた。そのラッセルを一人の記者ジャックジャクソンが訪ねてくる。当時ヒップホップ界は東海岸を代表するスター、ノトーリアスB.I.Gと西海岸を代表するスター、トゥパックアマルシャクール、通称「2パック」の二人のラッパーが対立していた。なんとこの事件の半年前、ラスベガスで2パックが同様に銃撃され命を落としていたのである。この時、世間では「B.I.Gが暗殺を指示したのではないか」との噂がまことしやかに流れていたのである。

ジャクソンはヒップホップ界の東海岸と西海岸の対立を「東西抗争」と名付けB.I.Gを批判する記事を書いていた。この記事はマスコミ界の名誉ある賞、ピーボディ賞をとる。彼は事件に対しても自説を唱えていたがプールは彼の説に対しては批判的であった。プールは訪ねてきたジャクソンを事も無げに追い返してしまう。ジャクソンは過去の自らの記事に対して過ちではなかったのかと悔いていたのである。だが執拗にジャクソンがプールの元を訪れたとき彼は自らがたどり着いた真実について少しずつ語り始める。「ノトーリアスB.I.Gを撃ったのは一体誰だ❔」

B.I.G殺害事件から9日後、プールはある事件に出くわす。煽り運転が発端となり、絡んできた一人の黒人を麻薬課の白人潜入捜査官フランクライガが射殺するという事件が起こる。だが射殺された黒人は非番中の警察官ケビンゲインズ巡査だったのである。ライガ捜査官は彼が警察官だとは知らなかった、銃を先に抜いたのは向こうだと主張。だがこの捜査の過程でプールは

ゲインズが2パックが所属するレコード会社「デス・ロウ・レコード」のCEOシュグナイトにボディガードとして雇われていたという事実を摑む。シュグナイトはロサンゼルスのギャング上りの設立者である。2パックス暗殺事件からわずか半年後に起こったノトーリアスB.I.G暗殺事件。そしてその9日後に起こった警官同士の射殺事件。一見無関係に見えるこの事件に繋がりがあるとみたプールは次々と新事実を洗い出していった。そして「デス・ロウ・レコード」とロサンゼルス市警の間にいる

汚職警官たちの存在をあぶり出す。それはやがてロサンゼルス市警の一大スキャンダルへと発展していった。だがそれはプール自身の身を滅ぼすことになる。上司は保身に走り、同僚の警官たちは敵に回る。孤立無援状態になったプールは妻や息子に見放され辞職に追い込まれる。あれから18年、プールはなおも自らの信念を貫こうとし、ジャクソンは自らの自責の念に終止符を打とうとする。二人は反目しあいながらもやがて事件の核心に迫ろうとするのだが...。

 

結論から言うとこの事件はまだ闇の中。物語の核心となるラッセルプールは2015年に突然死亡しました。「突然」と言うのがこれまた闇。実際にこの作品の企画は2018年ころに公開予定だったそうです。それが彼の死により遅れて、しかもこれが全米で公開されたのが昨年の2021年、コロナ禍の真っ只中。当然話題にはならんでしょう。ロス市警に残っている関係者もおるやろうからこれまた「ラッキー」と思うてはる人物もいるかもしれません。

しかし日本じゃ「反社」の結婚式に出ただけでもつるし上げられるのにアメリカじゃ「反社」自身がレコード会社持ったりプロダクションをもったりと...。何が何だかさっぱりわかりません。

とにもかくにも私はこのヒップホップの良さも何にもわからんから当然、ノトーリアスB.I.Gも2パックも何のことかさっぼり。これ人の名前かっ?て程度です。当然当時は日本の新聞でも報道されたんでしょうが私は気づきません。こんなことアメリカじゃしょっちゅう起っとるからね。こういう国が「世界のリーダー」です。私はどっちかっていうとアメリカは好きです。やっぱり華やかやし、やっぱりなんといっても映画があるからね。良くも悪くもこう言うことが表に出てきます。力でかき消されることもないからね。中国やロシア、北朝鮮じゃこういう話自体が出てきません。しかし、よくよく考えれば警察が一つのギャング組織になっているというのはわからなくもありません。押収したヤクもある。武器の密売もできる。命張って給料安けりゃそっちに走ります。それを考えりゃやっぱり日本の警察官は優秀です。優秀と言うより日本人の気質かな?給料安うてもここまでえげつないことする奴はいない。全く汚職がないかと言うと嘘になりますがここまで悪党はいない...と思いますが。どうかな?