ジュラシックワールド/新たなる支配者 | kazuのブログ

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一週間空きました。なんでかっていうと先週は我がかわいい後輩たちの夏の大阪府大会に行っていたため。わが母校は2回戦から、2回戦、3回戦をコールドで順当に勝ち進み、「えらい強いやないか」と4回戦。対戦相手は...大阪桐蔭高校。あちゃー、これはいかねばなるまいと駆け付けました。1回、2回、お互いランナー無し。迎えた3回、我が校、表の攻撃。出ました!桐蔭より先にこの試合初ヒット!このランナーは返せなかったものの、ええっ、これは大番狂わせ?ひょっとして?と、まさか選手たちは思ってなかったと思いますが愚かな一部のOBの中にはたまにそんなんがいます。誰やねん?

けど..やっぱり桐蔭は強かった―。3ランとソロの2本のホームランを含む、計6失点。0-6の完敗でした。まあ、体がちゃいます。肩もちゃうし、打球が違う。けど、我後輩たちはよく頑張りました。桐蔭と戦えば殆んどが5回、7回までのコールド、2度の無死満塁を0点に抑え、9回最後まで皆、グラウンドに立ってました。

「15ラウンドの終了ゴングが鳴ってまだリングに立っていたら俺はただのゴロツキじゃないって証明出来るんだ。」

「ロッキー」でスタローンが言い放つ名セリフです。それを地で行った後輩たちに感謝です。みんなお疲れ様!ゆっくり休んで! 

3年生は次の進路へ、1年、2年生は新チームでより高みを目指してください。と、言ったところでこんな40年以上前のおっさんOBのことなんて誰も知らんやろうけど...。

とにかく、お疲れ様。この後、大阪桐蔭は決勝でこれまた強豪、甲子園の春夏優勝チーム、履正社を0-7で下して、甲子園出場を決めました。当然、今大会の優勝候補です。大阪代表として思いっきり戦ってきてください。

 

と、夏の大会の報告はこれくらいにして、今週観た作品はジュラシック・シリーズ最終章と言われている「ジュラシックワールド/新たなる支配者」です。ジェームズボンド、ワイルドスピード、トップガン、そしてこのジュラシックワールドと人気シリーズがここにきて次々と公開され、ようやく映画業界も活気づいてきました。「トップガン/マーヴェリック」は7月に100億円を突破、現在12億8,800万 ドルに達したそうです。よかったもんねぇ、あれ。「ジュラシックワールド」もこれに続いてほしいと思います。なんでもいい!とにかくこのコロナで澱み切ってしまった世界の空気を吹き飛ばしましょう!

コスタリカ沖に浮かぶ孤島で、かつて人気を博した「ジュラシックワールド」は島の火山の爆発で恐竜たちと共に海の藻屑と消えた。恐竜たちの生みの親、亡きジョンハモンドのビジネスパートナーだったロックウッド財団は恐竜たちの子孫を残すため一部の恐竜たちをアメリカ本土へと運び込む。だが一部の悪徳経営陣たちにより恐竜たちは世界中の資産家たちに競売にかけられる。その競売の最中、恐竜たちが暴れだし止む無く彼らは野に放たれることとなった。それから4年、繁殖した恐竜たちは世界中の各地に住み着き、人類と恐竜たちの混在した世界が生まれようとしていた。ハモンド氏が経営したインジェン社のライバル企業、バイオシン社がビジネスを引き継ぎイタリアのドロミーティ山脈に広大な恐竜たちの保護区を設け恐竜たちの研究が続けられている。だが、恐竜たちを違法に狩り闇で商売を続ける者たちが後を絶たない...。

かつて「ジュラシックワールド」で管理者を務めたクレアと恐竜と心を通わせることの出来る「飼育係」のオーウェンはそんな闇業者から恐竜たちを守り、保護区へと連れていく活動をしている。二人はシエラネバタの人里離れた森の中で亡きロッグウッドの孫娘メイジーを引き取り人目のつかないようひっそりと暮らしていた。メイジーはロックウッドの娘のクローンであり大財閥の後継者。彼女を利用しようとする者から、そして好奇の目に晒されることから守るため必死に彼女を守ろうとしていたのである。だがメイジーも14歳、抑圧されることからうんざりしていた。そんな彼らの前に突然、知能が高く、かつてオーウェンと固い絆で結ばれていたヴェロキラプトルのブルーが幼い、子供を連れオーウェンたちの前に姿を現す。付かず、離れず彼らを見守るようにブルーはシエラネバタの山中に住み着き子供を産んでいたのである。メイジーはそんなブルーの子供にベータと名付ける。だがそんな彼らを遠くから監視しているグループがあった...。

ちょうどその頃、アメリカ中西部で異常に巨大化したイナゴの大群が農家の畑を襲い深刻な食糧危機の問題に直面していた。事態を重く受け止めていた古生植物学者のエリーサトラー博士は巨大化したイナゴの発生はバイオシン社に原因が有ると睨み、かつて「ジュラシックパーク」で共に危機を乗り切った古生物学者のアラングラント博士に協力を求める。二人は現在、客員教授としてバイオシン社で研究に励む若手研究者たちに教鞭をとる、数学者のかつての盟友イアンマルコム博士の手引きでイタリアの恐竜保護区にあるバイオシン社の地下の秘密研究室に潜り込む。二人はそこで驚愕の事実を知ることになる。

一方、オーウェンとクレアたち「家族」にも危機が迫っていた。正体不明の一団がシエラネバタの山中でメイジーとベータを誘拐。アメリカから連れ出してしまったのだ。ブルーはオーウェンにも抑えられないほど激怒。そんなブルーに「必ず取り返してやる」とオーウェンは約束し、クレアと共に海軍時代の仲間の協力を経て救出向かう。二人は地中海のマルタ島に恐竜の闇市場があるという情報を得、そこでサントスと言う女首領が率いる恐竜の闇売買グルーブと戦闘状態に。そんな二人にケイラと言う密輸パイロットが協力を申し出る。彼女は少女がバイオシン社のボディガードに連れていかれるのを見たという。二人はケイラの輸送機でバイオシン社のあるドロミーティ山脈の恐竜保護区へ向かう。

オーウェンとクレアは無事メイジーとベータを助け出すことができるのか? 3人の博士たちが暴き出したバイオシン社の真実は?そして誘拐されたメイジーは研究所で自分が生まれてきた本当の理由を知ることになる。

おそらくこの作品がシリーズの完結編になるでしょう。テーマは「人類と恐竜は共存できるのか」と言うことだと思うんですがどうしても恐竜たちが縦横無尽に暴れまわる姿や悪人たちが見事無残に恐竜たちに食い散らかされるのに観客はこころの中でやんやの喝采を送るわけなんですが、どうしてもテーマよりもそっちの方が色濃くなっていきます。ままっそういう固いことは抜きにして愛らしい?恐竜たちが暴れまわるのがこのシリーズのメインディッシュです。それを思う存分楽しみたいですね。1993年にこのシリーズが誕生して早、ほぼ30年。ファーストコンタクトがあのでっかいブロントサウルス。大木の葉を食べてるシーンは衝撃的でした。よくスピルバークが恐竜たちに命を吹き込んだと言いますが、その表現はまったくもって正解だと思います。これだけのリアリティは今まで見たことがありませんでした。昔のこういうモンスターものは「ダイナラマ方式」っていって一コマ一コマ動かしてとるわけですがまあ、まったく比較になりません。この人、正直言って人と人の関係を描くのはうまいとは言えませんが、こういうことに関しては右に出る者はいません。

それから闇市で見世物にされている恐竜たちが描かれていますが、世界に巣くう差別問題が集約されていますよね。恐竜を人間に置き換えればまさに人種差別。戦わせて金をとったり、競売にかけるそのシーンは中国のウイグルをはじめとする差別問題を想像させました。さすがにこの時代、剣闘まがいのことはさせてないでしょうが臓器売買や人身売買はそのものじゃありませんか?結局、「共存できるか?」って言うのは答えは出ないわけですが、共存したいなと言うスピルバーグ監督(本作では制作だけです)の希望だけで終わったような気がします。けどこんなぎょうさんおったんですなあ恐竜って。私が子供のころ図鑑で観たのはティラノサウルス、ブロントサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルス、プレシオサウルス(ネッシーやね)にプテラノドン。これにヴェロキラプトルからスピノサウルス、今回はギガノトサウルスですか? これティラノサウルスとどないちゃうの? 

そうそうこの公開に合わせるようにわが町、兵庫にも恐竜らしきUMA(未確認生物)が出没するそうです。加古川の向島で目撃されたそうでムッシーやて、さすが関西人です。マジで誰も知らん向島(向島の方ごめんなさい)を引っ張りだしてくるあたり、このネーミングのセンスが凄い!まあこの暗い話題ばかりの中、いいじゃないですか。ん?波?あざらし?イルカの群れ?夢がないやっちゃのー。

 

このブログを書いてる最中、夏の甲子園が始まりました。選手入場は全出場校が集まったものの、キャプテンだけ。やりようがないんかねー。しかし今年こそは途中で出場辞退なんてことがなく、最後まで全校が戦って優勝を決めてほしいもの。選手の諸君コロナには気を付けて!健闘をお祈りします!