私ね、どうしてもわからんことがあります。このロシアって言う国、ソ連時代も含めて大戦後、何回他国に対して、侵略行為を行っているの?なのに、なあのにぃ~♪なんで国連の常任理事国に収まってるわけ?わからんわぁ。もう、せめて常任理事国から助命されてもええんちゃうのん?一回常任理事国に収まったらどんなことしても排除はされないって言うような国際法でもあるの?そこへ日本が...なんて短絡的な事言ってるわけじゃありません。国連の常任理事国なんてならんでよろし、このロシアのウクライナ侵攻一つとってもわかるようにどれだけこの「国連」ってえのがええかげんで、無力で、お粗末な組織かってことがよくわかります。一番、核を持つたらあかん国、一番常任理事国にふさわしくない国、そんな国がこの5カ国からなる国連常任理事国に2つもあります。(あと一国は言わずもがなです)
けどね、「断固戦う!!」と言う支持率90%の大統領のもとウクライナの国民は凄いです。隷属は嫌!圧政は嫌!家畜以下の扱いには絶対にならへん!「俺は果たしてロシアが北から、中国が南から攻めてきた時、ウクライナの人達のように戦えるのか?」
ニュースを見たり、画像を見たりするときにその時のシュミレーションが思い浮かびます。「その時になって狼狽せんでもええように」とも言い聞かせています。自分が生きてるときに世界大戦はあり得ないと思っていたのがつい最近のようです。まさか直ぐそばまで「その時」がやって来るかも知れないと考える日が来るとはこの年になって思いもよりませんでした。だけどそんな誇り高き民族ウクライナの人達に余計なこと言う奴がおるんですなぁ、もう名前は言いませんがここ数日、ネットを賑わせております。
「一旦、国を捨てプーチンが死ぬのを待った方がいい」
「無駄死にしてほしくない。逃げればいい」
「国外へ暫く逃れて、10年、20年、また戻ってくればいい」
「ウクライナは勝てませんよ」
あほ。情けない。闘いの真っ最中の国を祖国に持つ人たちに対して言うことか?このアホたちのような考えを持っているがほんのわずかであってほしい。そう願うばかりです。そういう奴らに一度問いたい。「あんたらはもし中国が攻めてきたらエッサ、エッサ、ホイサッサととんずらかますんか?って。かますんやろなぁ。いつからこんなんが増えたんや?この国は...。命をかけてこの国を守ってくれた先人たちに顔向けできません。
こんなくらーい話題から、これまたくらーい映画のご紹介。ねくらヒーローと言えばこの人、バットマン。何回リメイクすんねん?このヒーローってそんなに製作者サイドからみたら魅力的で創作意欲を掻き立てるんでしょうか? 再々々リメイクくらいになるバットマンの新シリーズ「ザ・バットマン」。マイケルキートン→ヴァルギルマー→ジョージクルーニー→クリスチャンベール→ベンアフレックときてぐんっと若返り、「トワイライト」で2枚目バンパイヤを演じたロバートパティソン。これがまた暗いんだ、この陰気な青年が一見あわんなぁと思うも、このネクラさゆえにこのキャスティングになぜかはまっているのです。
父から莫大な遺産を受け継いだゴッサムシティの大富豪ブルースウェインは実業家であり人々の尊敬を一身に集める人道支援家であった。だが彼にはもう一つの顔がある。その顔とは闇夜に巣くう悪の手からゴッサムの人々を守る、闇のヒーロー・バットマン。ゴッサムシティは今、市長選真っ只中。犯罪が多発するこの町で今、市民を恐怖のどん底に叩き落している連続殺人鬼がいた。犯罪者の名はリドラー。彼は遂にゴッサムシティの現市長を殺害する。犯行現場にはいつもメッセージとクイズが残されていた。
「嘘はもうたくさんだ。嘘は世界に溢れている」
「黒くて青くて死んでるものはなんだ?」
時の権力者、富と名声を得たものを標的にし、ゴッサムシティの守護者、バットマンを挑発する。警察署のゴードン警部補は署内の反対を抑えバットマンに捜査の協力を依頼。だが、知能犯リドラーはそれをあざ笑うかの如く、犯行を重ねる。
「次はお前だよ、バットマン」
バツトマンとゴードンは遂に被害者たちとゴッサムシティの裏社会を牛耳るギャングのボス、ファルコーネとの関係にたどり着く。ファルコーネの右腕、オズコブルポット、通称ペンギンの経営するナイトクラブに被害者たちが出入りしたことを突き止め、リドラーが組織と司法関係者たちとの腐敗を暴こうとしていることを知る。だがそれは同時にブルースの父と母が殺された原因を知ることにもなるのだった。バットマンがぎャングたちを追い詰めるにつれギャングたちの周辺に一人の女が暗躍する。キャットウーマンことセリーナカイル。ギャングや権力者たちから盗みを働く彼女には別の思惑があった。リドラー、ギャング、セリーナそれぞれの野望と欲望、隠された秘密を暴くにつれ、ウエイン一族の真実も明らかになっていく。そしてバットマンとリドラーの対決が迫っていた。
同じヒーローとキャラクター、そして同じヴィラン(悪役ね)。この30年以上もの間で何度観たことか。その度に新解釈、新解釈と言われ続けています。やれ、サイコパスだ、ダークヒーローだと描かれているのだが、私の中ではバットマンに対する見識は唯一つ。
暗い!そりゃバット(コウモリ)マンやから登場するのは夜。夜になったらモソモソと出て来る悪党たちを退治する。だいたいこのヒーロー、昼間に闘っているのを見たことがない。そりゃあ当然暗い!
またこのロバートパティソンを主役において三作ほどできるんやろうけどこんな論評しかどれもできんやろうな。まあ、還暦の一歩手前でバットマンなんて観てるの俺ぐらいやろなぁと思いきや、閉幕後、劇場をゾロゾロと出て行く顔ぶれを眺めてみると結構、白髪頭や毛髪が少々消えていくようなおっちゃん連中が多い。そりゃそやろうなあ、1939年にコミックに初登場、1960年代にテレビドラマ化。そんな時にワイワイ観ていた人はもう相当なお年です。ひょっとしたら死んでるかも知れへん。
まあ余談ではありますが、経済制裁のためこのバットマンもロシアでは上映中止です。バットマンどころかハリウッド映画はぜーんぶロシアでは上映中止。かわいそうですがね。何年か前に珍しいロシアのSFアクション作品てのを観ましたが...まあ酷い映画でしたわ。あんなんがロシア興行第一位とか言うて世界で公開されてるんやったら、今、ロシアの劇場で公開されている映画がロシア映画しかないんやったらまあ悲惨です。それよりもウクライナの人達は映画なんか観ているどころじゃない。早く、早く、一日でも一分一秒でもこの戦争、いや侵略行為が終りますように...。