キャッシュトラック | kazuのブログ

kazuのブログ

サラリーマン社長のムービートラベル

さすが安定のジェイソンステイサム!やっぱり大きな外れはないですわ。ジェイソンステイサムのアクション作品はやっぱり彼の身体能力に頼るところが大きいんやけど結構脚本もしっかりしてるんですよね。脚本だけでなく、アクションシーンのアイデアもワンカット、ワンカット冴えてます。面白い‼

今から、4、5年前、私、タクシーに轢かれて入院したことがあります。入院中にテレビで観たのが「トランスポーター」。多分パート2だったと思います。ジェイソンステイサム、道路の真ん中で仁王立ち!左右から彼を挟み撃ちにしようと車が突進する!瞬間飛び上がり、車は正面衝突!そのボンネットにスタっと立っているステイサム...。なんでこれが俺にできひんかったんや...。出来るわけあらへん。

今回の作品、「キャッシュトラック」。そう現金輸送車です。その現金輸送車を守る警備会社に入社してきた謎の警備員。彼の正体は?

アメリカ西海岸。警備会社フォルティコ・セキュリティ社が警備する、現金輸送車が襲われる。警備員が射殺、そして一般市民にも犠牲者が出た。

それから数か月、ある一人の男が入社して来た。通称〝H〟と呼ばれるその男は運転技術は平均点。射撃技術も平均点のギリギリ合格。何とか入社できた程度のごくごく平凡な男だった。彼が仕事についてから数日後、勤務中に別の輸送車が襲われる。無線で聞きつけたのだが相棒は「マニュアルに従って」その場を離れようとする。だが〝H〟は無視して車を救出に向ける。現場に到着するや否やHはたちまちにして強盗団6名を射殺。社内でたちまちヒーローになる。

そしてまた数日後、またもや今度はHが乗った現金輸送車が襲われる。だが、なんと奇妙なことに今度はHの顔を見た強盗達は彼の顔を見て退散してしまったのだ。彼は何者?謎の男の仮面がはがれて行く...。

 

〝H〟はHERO(英雄)のHか?HEEL(悪党)のHか?

物語の中盤で彼の正体がわかって来るのでこれから御覧なる方々のためにあらすじはこれ以上は書けないんですよね。〝H〟というニックネームが秀逸。HEROともHEELとも取れるわけ。大いなるなぞかけでこれまた「カッコいい」。まあとにかく観てください。

けどね、緘黙、ストイック、そして強いが売りのジェイソンステイサム。いつもはそんなプロ中のプロの仕事をこなす中でなぜか「仕方なし」に「情」を見せてしまう。そんなところがまた魅力なんですが今回はちとちゃいます。その「情」を封印して、その代わり冷酷、非常、残虐性を見せつけるんですなぁ。なんだか闇の中で冷たいナイフをギラリと光らせ突き立てるような怖さ。そんなもんを感じます。それは何でか?映画を観てください。今回のジェイソンステイサムはちょいと怖い。けどやっぱりこの男は「カッコいい」んやね。