チャーリーズエンジェル | kazuのブログ

kazuのブログ

サラリーマン社長のムービートラベル

3月に入っても収まらぬコロナ騒動。ついに全国に休校の要請。スポーツ、ライブ、文化の自粛。東日本大震災の追悼式まで中止に追い込まれ、センバツ高校野球や大相撲まで無観客試合(センバツの最終決定は11日)。まあ、我々、曲がりなりにも甲子園を目指した元下手くそ高校球児からすれば無観客でも開催の道筋は残った、と思えばよかったなと。なんとかやらせてあげたいなと思うのだが、これまた言うんだ、アンチのやつらが...「他の高校のスポーツ大会は全部、中止なのに」とか「なんで野球だけ」とか、ええやないか、やらしてやったら!ライブ会場であれだけ感染者が出てるから体育館でのスポーツはうーん、かわいそうだけど、って思うけど、ラグビーもサッカーもやればいいと思います。それに無観客でしょ。何を文句言われる必要があるねん。みんな、その試合のために日夜鍛えてきたんでしょ。根性論じゃないけど我々引きこもりの大人より充分、免疫は出来てるはずです。ただでさえ仕事はキャンセル続きで遅くまでキャンセル処理の仕事、むしゃくしゃしてるのにおまけにこんな奴らが出てきて、習近平とあのWHOのテドロスとかテトリスとか言うおっさんの次に腹立つわぁ...

「あの子がやめる言うんやから、あんたもやめとき」って言うのは日本人の一番悪いところです。

 

そんな春先の不快指数の上がる今日この頃、馬券買おうとWINS行っても締まってるし、映画館もかなぁと心配やったのが少しホッとしました。ということで、憂さを晴らそうと観に行った映画が『チャーリーズンジェル』。

これ、我々世代からしたら中学、高校、大学と日曜日の午後10時30分から日曜洋画劇場と交互にチャンネル変えて親に怒られた思い出のあるテレビシリーズ、それが20年ほどたちドリューバリモアがプロデュース、親友のキャメロンディアズと「男のケツを蹴っ飛ばすような映画を作らない?」と言ったとか言わなかったとか...それがきっかけで2000年、2003年と作った2作品が大ヒットを飛ばしました。あれからまた20年近く、さすがに彼女たちも容姿の衰えを気にしたか、体力的にきつかったか、女優エリザベスバンクスが今度は製作し、自らメガホンをとり、出演もしている2020年度版「チャリエン」、エンジェル3人を演じた若手女優達も魅力的でした。

カリフォルニア・ロサンゼルスに本拠を置く、謎の大富豪チャーリー・タウンゼント、彼には有能な秘書ボスレーと彼の手足となって動く美人探偵たちがいる。彼は顔を見せずスピーカーで支持するだけ。そんなチャーリー探偵事務所も世界にネットワークを広げ一大企業となっている。今、チャーリー探偵事務所の新チームになっているのが変装、潜入捜査の天才サビーナと元M1-6のジェーン。少々中は悪いが若いながら有能な探偵である。そんな時、ボスレーが引退。ところが今やボスレーという名はチャーリー探偵事務所のコードネームのようになっていて、世界中にボスレーという有能な秘書が存在し、新しいボスレーが二人のエンジェルのサポートに就く。そんな時ある大企業で開発された画期的なエネルギーが不正に取引されることを知った研究員の一人、天才プログラマーのエレーナがチャーリー探偵事務所に駆け込む、だがそこへ謎の殺し屋が襲いかかり、ボスレーは銃弾に倒れて命を落とす。新たに彼女たちに就いた女性のボスレーとともにエンジェルたちはエレーナを加え新型エネルギーを奪うため大企業に潜り込むのだが、意外なところに裏切り者が...

今回の作品で事件の依頼者となったエレーナが新たにエンジェルの一員となり3人のチームが出来るわけですが、3人ともまだ若い。未熟ではあるけれどなんかそれが新鮮でしたね。3人の中でやっぱり私の押しはヤンキー姉ちゃんを演じたクリステンスチュワート。彼女、ジョディフォスターの「パニックルーム」で喘息持ちの少女役を演じていたのを覚えているけど、あんなひ弱な女の子が瞬く間にアクションOKの魅力的な女優さんになるとは時のたつのは早いもの。大ヒットした「パンパイヤに愛されるティーンエイジャー」を演じた「トワイライト」よりこっちの方が断然魅力的でした。それと彼女昔から一貫してボーイッシュでどっか中性的な魅力があるんですよね。

どっちかというと少々おばさんぽくて、おふざけが過ぎたかなとも思える2000年、2003年度版よりこっちの方が未完成ながら魅力的に思えるんやけど...

それから今回の作品は、変装の名人、戦闘のエキスパート、天才ハッカーと役割分担が決まっていてそれも明確でええと思います。この作品ドリューバリモアの言うように最後まで「男がケツを蹴っ飛ばされ」てます。新しいボスレーは女性。チャーリーまで女性になってることを匂わせ、ラストは男という男は皆、床に伸びている、これも昨年来続く゛Me Too"のせいかなと、少々、男としては情けなくなりますが...。これもあんたのせいやでワインスタインはん!

とにかく、わずかながらでも嫌なことを忘れさせてくれました。男でありながら男がぶっ倒されるこのカタルシス。「俺ってM?」

ってなことを思いながらも、侮っていた相手に強いやつがコテンパンにやられるって古今東西面白いですよね。

しかし何とか早くこのコロナ騒動が収まってほしいものです。まったく仕事がありません。仕事がなければお金がない。お金がなければ映画も観れませんから...