四国には日本百名城と呼ばれる城は9、愛媛県内にも5もあってそれぞれ立派で歴史的にも価値のある城が多いのですが、湯築城は名前を知らない人が多いのではないでしょうか。湯築城は道後温泉に近く有名な松山城も近いのでアクセスも抜群ですが知名度は低いのです。そんな湯築城ですがこれで四国の百名城を全て制覇することになりました。

道後温泉からすぐに森が見えますがこれが道後公園です。

この道後公園がほぼ湯築城跡になりますが現在の形になったのが16世紀前半の頃と言われます。戦国時代の城は石垣や天守などが見られますがその前の時代の湯築城には石垣や天守など無く土を掘って積み上げた土塁で囲むのが主流だったようです。

この湯築城は内堀と外堀と二重の堀に囲まれた特徴が珍しい平山城です。湯築城は南北350メートル東西300メートルと規模は小さく一周するのも簡単です。16世紀までこの地域は河野氏が統治していたのですが全国統一を目指す豊臣秀吉に攻められたことで河野氏は降伏し(1585年)城は廃城となってしまいました。

北口から入ると内堀が見えてきました。堀は二重にあるものの幅は狭く防御という意味では十分とは思えないです。

そしてこちらが外堀にかかる搦手の西口門にあたります。

搦手の西口には出入口として簡単な門があったのではと思われる土塁形状です。

外堀の内側に建つ湯築城資料館です。湯築城の歴史を勉強できますので事前に見学した方が良いです。こちらで百名城スタンプがもらえます。

資料館裏には外堀土塁が迫っています。

外堀の内側が家臣団居住区と上級武士居住区に分かれているようで復元された武家屋敷の見学ができます。

この頃すでに茶をたてるという風習があったようです。

当時の生活の様子を再現していますのがリアルです。武士や僧侶が集まって連歌などを楽しむのが当時の家臣武士の様子らしいです。

優雅ですね。こんな状態では秀吉軍が攻めてきたら全く歯が立たないことが良く分かります。

武家屋敷の内側には内堀土塁が築かれています。

内堀土塁に関しての案内がまとめられていました。

この辺りから家臣団居住区と上級武士居住区に分かれていたようです。

居住区の周りはけっこう背の高い外堀土塁に囲まれています。

外堀土塁に関しての案内がまとめられていました。

この広々とした広場は庭園区・上級武士居住区になります。

この辺りは遮蔽土塁と呼ばれており外堀内堀の間が最も狭くなっています。20~30分で一周することができました。

 

道後を楽しみましたので帰りに八幡浜に大好きなチャンポンを食べに行くことにしました。八幡浜駅にも八幡浜チャンポンの宣伝マンが立っていました。

駅から港にかけての中心街ににはチャンポンを出すお店が30以上あるそうです。

 

早速実際に八幡浜のアーケード近くのお店に行ってチャンポン頂きました。ほんとに小さなお店でしたが満員状態でした。

長崎のチャンポンとはだいぶ違いますね。豚骨の白濁スープではなく八幡浜ちゃんぽんは鶏がら・鰹・昆布などでだしを取った黄金色のスープであっさり風味が特徴ですね。中華そば風の印象ですが美味しかったです。

市内には有名店が多くあるので食べ比べるのも面白そうです。

松山の旅はたいへん楽しかったです。また来年遊びに来ます。(25)

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