今回は友人に会うために鹿児島にやって来ました。当初は足を伸ばして指宿方面・今和泉とか鹿児島本線・伊集院を旅して回ろうと予定を考えていましたが、悪天候で運休や遅れが出て結局は予定を大幅に変更せざるを得ないことになってしまいました。以前来た時は奄美大島に行ったり西郷さんの史跡巡りをやった記憶がありますが、今回は久々に来た鹿児島を短時間でさらっと楽しみたいと思います。あまり特別な旅体験は無かったですが鹿児島には何度も来たいです。(2024/06)

新幹線に乗って久々の鹿児島にやって来ました。本当に7,8年振りかと思います。考えてみれば当然ですが新幹線の先に車両止めが見えますね。鹿児島中央駅は終着駅なんです。

さすがに鹿児島ですね。新幹線のお土産のメインコーナには焼酎売り場が待ち受けています。夜に焼酎バーみたいのに行ってみたいです。

駅の観覧車は健在でしたね。鹿児島市のランドマークですね。本当に久々に見た気がしました。

中村晋也氏の「若き薩摩の群像」も昔のままですね。中村晋也氏の彫刻はあちこちで目にします。いずれも躍動感に満ちています。

以前のことははっきりしませんが今の路面電車はたいへんおしゃれになっていますね。

かなり旧式の電車(かごでん)もまだ走っていますね。乗り合わせたらラッキーということでしょうか。

大雨やら悪天候で運休になったJR路線も多かったため定番の観光と言ったら怒られますが鹿児島に来たからには西郷さんにご挨拶をしておこうと思います。

西郷さんご無沙汰しております。日夜鹿児島の人々を見守って下さってありがとうございます。

また定番過ぎますがこのままバスに乗って城山に登って桜島を拝みたいと思います。

城山の展望台にやって来ましたが生憎の雨雲がかかり頂上あたりが見えなくなっています。

暫く待ちましたが雲が晴れることは無かったです。いつも噴煙が上がっているイメージがありましたので逆に新鮮だったかも。

このまま道を下って西郷洞窟を目指します。薄暗く鬱蒼とした山道を歩いて進みます。

通常バスが通る道はかなりの勾配があって木々が繁り城山の要塞的な雰囲気が感じられます。

10分ほど下ると見えて来たのは西郷洞窟と呼ばれる横穴ですね。西郷隆盛以下の部隊が新政府軍に取り囲まれて最期の時間を過ごしたと言われる洞窟です。ドラマでは皆で最後の酒盛りをしたようなシーンがありましたね。

山全体を新政府軍に取り囲まれ助かる可能性は無かった訳ですから死を覚悟した西郷の魂が宿る気がします。実際に介錯を受けた場所はさらに山を下った私学校近くになります。

私学校跡の石垣には西南戦争の銃弾跡が残っています。私学校の生徒が暴発したことにより事実上の西南戦争の火ぶたが切られることになるわけです。西郷隆盛が必死に抑えてきたものがとうとう一気に噴き出して新政府との戦いに突き進んで行きますのでここがその発端の地点です。

西南戦争時の銃痕跡を見ることができます。

さすが鹿児島は大観光地という事でバスや路面電車での移動がたいへん便利です。一日乗車券が使えるので歴史スポット巡りに大いに役立ちます。頑張れば歩いても回れますが梅雨で蒸し暑いのでなるべく公共機関を使うことにします。

この時期雨が降るので屋根のある天文館のアーケードは歩き回るのもこの時期は助かります。

昼は郷土の特別に美味い物を食べたかったのでネットで調べてそばつゆ仕立ての黒豚しゃぶを楽しめる人気のお店を訪れました。

そばを黒豚しゃぶのつけ汁で食べるのは初めての体験です。確かに豚の油と味がしみ出た出し汁はそばに良く合って美味かったです。珍しいものが食べれて良かったです。

そしてデザートですがやはり人気店を覗いてみようと思って歩いていましたらアーケードに不自然な大行列を発見。相変わらずの人気のむじゃきです。20~30人くらい並んでいるようです。

鹿児島に来るたびに誰でも必ず寄ってしまう恐ろしい有名店ですね。(笑)待ち時間の回転も割と速いので並ぶかどうするか迷うところです。最近は他の店でも食べれますがやはり元祖は違いますね。

結局店内は諦めてテイクアウトを選びました。こちらも種類がありますがやはり白熊がダントツで美味かったので大満足です。500円也。

さてホテルで一休みした後に夕方は今回の旅の目的の一つですが川商ホールのコンサートに出かけます。一休みしたので元気になっています。

ちょうどこの日に伊勢正三とイルカによるなごり雪50周年記念コンサートが開催されていたのでチケットを獲っていました。いつの間にか人生50年経ったねなんて言える年齢になったのか、伊勢・イルカのお二人も観客も一緒になってしみじみと感傷を感じることができる楽しい時間でした。

コンサートの後は天文館のお店に飛び込みで入ってみます。

翌日は指宿方面が運休のようなので、鹿児島本線の日置・伊集院を訪れようと思います。

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