その①より続く

2日目は本渡をスタートし上島、下島を時間の可能な限り回ってみようと思います。海沿い道路が多いので景色を楽しみながら歴史スポットやグルメを楽しみたいと思います。

まずは国道324号線を進み俗にいうありあけタコ街道を車で飛ばします。左側はほほとんどが有明海で絶景を楽しめます。はるかかなたに島原半島と湯島が見えています。

天草サンタマリア館です。地元キリシタンの遺物を館長が個人の熱意で収集展示した資料館です。

すぐ近くに有明の道の駅リップルランドがあります。たこのお土産物が揃います。グルメとしてタコが3,4個入ったジャンボタコ焼きなどが有名です。

 

そして美しいよく見るとありあけ街道の有名なたこのオブジェが見えてきました。

近くで見ると非常にグロテクスでリアルで迫力ありますね。とにかくこの地域はタコが有名だという事ですので帰るまでに一度はタコ料理を食べようと思いました。

大池島と前島を結ぶ天草五橋の4号橋を通過しますが戻りの時間も考えてこのままどこまで行けるか分かりませんがとにかく先へ進みます。

天草諸島ということで大小の島々が点在し思わずわき見してしまいそうな景色が続きます。

天草五橋2号橋を通って大矢野島へ渡ります。

やがて右手に天草四郎ミュージアムが見えてきました。天草四郎を中心に島原・天草一揆を今に伝える展示が印象に残ります。天草四郎を生んだ土地としてその謎の姿を今に伝えます。

高台に建つとにかくこの建物の美しいことに見惚れてしまいます。旧メモリアルホール。

敷地内には天草四郎の銅像です。天草四郎の正式名は益田四郎時貞ですが数々の奇跡を起こした神の子として一揆勢の首領となり天草四郎となるのです。

少し敷地を登った公園の一角には天草四郎之墓がありました。慰霊碑と思いますので思わず合掌しました。

さらに北に進むとやがて左側に大きなちくわの看板が見えてきました。藍のあまくさ村と言う大きなお土産屋さんです。

天草四郎ちくわという焼きちくわが有名なお土産屋さんです。

駐車場ひろばには大きな銅像が建っているのが見えます。

なんと高さ15メートルもある天草四郎の銅像です。ここ大矢島は天草四郎のふるさとと言われますので地域の英雄のシンボルとして建立されたのでしょう。天草では天草四郎の銅像にあちこちで出会えます。

1966年に九州と天草諸島を結ぶ夢の架け橋として誕生した天門橋(1号橋)を渡ります。

2018年に開通した天城橋が見えました。ユニークな形状ですね。

九州側の鉄道の玄関口の三角駅まで来ることが出来ました。宇土線の終着駅で土日には観光列車の「A列車で行こう」がやって来ます。

駅の目の前には三角港があり独特なフェリーターミナルが目を惹きます。以前の港は半島の北側にありましたが敷地の問題などで新たに南側に現在の港が開港したとのこと。このため以前の港は廃れていきましたが周囲には明治の港湾施設が完全な形で残っていたため平成27年に世界文化遺産登録がされ現在は多くの観光客で賑わっているそうです。

本渡へ戻る途中に少し海側に入って江桶戸港に寄ります。ここは天草エアラインからも見えたあの湯島(談合島)へ舟の定期便が出ている港です。

重税に苦しむ島原と天草の農民たちが島原の乱の直前にこの島に集まって一揆の打合わせをしたことが知られています。どうせ餓死するくらいなら戦って死のうという決意が共有されたようです。

本渡地区へ戻ってきましたが街中に有名な史跡を発見しました。祇園橋です。

案内板によりますと島原での合戦の後天草四郎率いる一揆軍と富岡城番代三宅藤兵衛率いる唐津軍との戦いが町山口川の祇園橋を挟んであって両軍多くの死者を出す死闘が繰り広げられた場所とのこと。

全国的にも珍しい多脚式の石造橋ということで国の重要文化財に指定されています。この石橋自体は1832年の完成とのことです。

近くで見ると石材の使い方が独特ですね。その古さがよく分かります。

本渡の殉教公園の隣になりますが天草キリシタン館を訪問します。かつての本渡城の二の丸跡になります。

島原の乱が起こる経緯などを時系列に丁寧に説明しており理解を深め易い展示になっています。展示の中でも重要文化財に指定されている「天草四郎陣中旗」(レプリカ)は必見の価値がありますね。1メートル四方の実物には血痕や銃痕が残る生々しいものと言われます。

やはり天草四郎の銅像です。

これからは下島の沿岸部の絶景スポットを回って1周していきます。

その③へ