春めいてきましたので憧れの天草を旅したいと思います。天草は美しい海に囲まれているのとキリシタン文化、キリシタン迫害と一揆の歴史など歴史マニアにとっては探求スポットの多い一度は史跡巡りに訪れてみたい場所です。
天草へのアクセス方法は色々あるのですが今回選択したのは熊本から空路天草に入る方法です。熊本→天草は天草エアラインという航空会社が運航しており日本一小さな定期航空会社と言われ可愛らしい機体のプロペラ機一機(みぞか号)で頑張っています。みぞか号にも乗ってみたいのでこの機会にぜひ利用させていただこうと思いました。
阿蘇くまもと空港に久々やってきましたがリニューアル工事が終わりすっかり新しくなっていました。2023年3月20日に新ターミナルビルがオープンしたという事です。
屋根裏に木材がふんだん使われた温かみのあるデザインですね。海外の人にも日本らしいイメージに映るのではないでしょうか。
お土産売り場も広くてお洒落な印象です。
出発カウンターに来ましたがいきなり出発が25分遅れです。天草エアラインの場合1機体を使って回してますので途中で遅れが起きると後続に影響が広がってしまうのです。この日も1機が天草→福岡→天草→熊本→大阪→熊本→天草→福岡→天草→福岡→天草と目まぐるしく飛び回っています。文句は言えません。頑張れー!
出発待ちのロビーもやはり木目の天井が温かみのある印象を与えています。座席も清潔感がいっぱいです。
出発を待つロビーからはガラス越しに様々な航空機の発着が見れて待ち時間が苦にならないです。
様々な機種を見ることができます。
そろそろイルカのデザインの青いみぞか号が降りてくると待っていましたらなんと鶴のマークの白い機体が到来!? そうです、みぞか号は機体整備中とのことでしばらくの間はJACの機体を借用して運航するとのこと。みぞか号に会えずに残念!。
おやっ、出発がさらに10分遅れて35分遅れですね。夕方の遅れは夜の予定に影響してきついですが仕方ありません。
いよいよ搭乗開始です。地上を歩いてタラップから乗り込みます。みぞか号では無いですがプロペラ機に乗る機会はなかなかないのでワクワクしますね。
機内は2列×2で予想したよりも広い印象です。
これが噂の天草エアラインの乗務員の方の手作りの機内誌です。なかなか充実した内容で楽しく読ませていただきました。
窓からはすぐ近くにプロペラが見えて迫力を感じます。
プロペラが回転し機体は天草に向けて飛び立ちました。天草まではわずか25分の飛行です。
天草の島々が見えて感動です。天草諸島は大小120もの島々からなる諸島とのことです。
眼下に見えるひときわ大きい島は湯島ですが現在はネコの島として有名です。人口は約300人の有人島で港もあって定期便航路もあります。
この島は天草・島原の乱の直前に首謀者が集まって一揆蜂起の打合わせをした場所という歴史から談合島と言う呼び名があります。天草四郎を大将として担ぐことを決めたのもこの島と言われます。
天草の陸地が見えてきました。
機体の陰が地上に映っているのが見えて着陸が近い事が分ります。
すんなり着陸かと思いきや風向きが悪いとのことで着陸をやり直し、滑走路の反対側から着陸やり直しさらに10分遅れることになりました。まあ仕方無いですね。おかげで本渡港や本渡の街並を空から眺めることができました。
上島と下島の間の本渡瀬戸に架かる瀬戸大橋やループ橋も見えてきました。ラッキーです。
本渡方面から滑走路へ侵入していきます。
横風が強くて心配しましたが無事天草空港に降り立ちました。機体が小さいので地面が近く感じました。
初めての天草空港です。熊本から陸路を通ってくると数時間はかかりますから空路の25分は本当にありがたいと思います。
外観も非常にコンパクトですね。離島の空港のようなイメージでした。天草エアライン一機のみで運航しているのどかな空港です。
2階には展望デッキもあって飛行機を目の前に見ることができます。
今回は残念でしたがまたみぞか号に乗りに来たいと思います。天草空港マスコットキャラクターの天空流(てんくる)くんでした。
空港より本渡の中心街に移動しましたがもう夕方になってしまいました。
本渡への到着が予定よりかなり遅れましたのでこの日の夕食はホテルの近くの居酒屋に出かけました。本渡には新鮮な魚を出す居酒屋がたくさんあるようですので楽しみでした。
このお店の店内に大きな生け簀があり大きな鯛が泳いでいてビックリ! 新鮮で美味しく天草の海の幸を堪能しました。
初日はこれで終了です。その②へ