今回の旅は宇和島から四万十川を追い沈下橋を楽しむ旅です。そして高知県の四万十市・中村で一日目を終える予定です。沈下橋を巡る旅は念願だったので非常に出発前からワクワクしています。実際に歩いて渡れるかもしれません。

宇和島駅は予讃線の終着駅なので車両止めで線路が切れています。

JR宇和島駅の外観です。近くには名物の鯛めしのお店があります。

とりあえずの目標は車で予土線の江川崎を目指します。約30キロですがほぼ山の中のドライブを楽しんで走ります。

途中には川や鉄橋など素晴らしい景観が楽しめます。新緑まではいかないですが山がきれいですね。途中愛媛県から高知県に入りました。

車で目指してきた江川崎駅に到着しましたがここには何も無いですね。ただ車を降りてホームに出て休憩です。

周りを山と川に囲まれて本当にのどかな駅です。新緑が目に優しいです。

列車があれば来るのを待ちますがしばらくは来ないようなので出発することにします。

道の駅に寄るのもドライブ旅の楽しみでもありますね。ここは「道の駅よって西土佐」、高知県に来たなという印象です。

ちょうどGWの前でしたのであちこち鯉のぼりが泳いでいました。

これからは国道441号線を下っていきますので沿って沈下橋を見つけてみたいと思います。沈下橋とは増水時に橋が流されないように欄干を作らず水中に沈むように設計された橋で四万十川では支流を含めて47もあるそうです。

国道441号線を走って最初に見えてきたのは有名な池間沈下橋です。

 

 

遠くから見てもなんとなく風情と存在感がありますね。蛇行している姿が良いとこの辺りの風景がCMとか広告に使われていたということです。

ここはしばらくの間遠くからの景色を楽しみましたので先に進みます。

さて次の橋をめざして再び441号線を走ります。

2本目の沈下橋は勝間沈下橋です。河原に車を停められます。

全長171.4メートル、幅4.4メートル。三本足の橋脚が珍しいですね。

川幅広く河原もあって広々としています。釣りバカ日誌のロケ地に使われ人気スポットになっているそうです。

実際に歩いて見るとけっこう高さがありますね。以前にここから飛び込んで遊んでいて水死してしまったという話もありましたが、高さも流れもあってとても飛び込むのは怖いです。360°の周りを見回すのがとても気持ちが良いですね。しばらくの間橋の上でのんびりとできました。

さて橋の上を体験できましたので今度は橋をくぐる体験をしてみたいと思います。ちょうど屋形船の定期船の最終便が出る時間に間に合いましたので申込をしました。初めて四万十川で屋形船に乗ります。

これからのシーズンに団体客が乗るような大型船も桟橋に待機しており驚きました。

私は小型の舟に乗せてもらいました。船の先から乗り込みすぐ出発です。

舟の中はこじんまりとしていますが窓が大きく周りの景色が良く見えて楽しめるようになっています。

舟はまず下流に向かいますが沈下橋が見えてきました。

有名な高瀬沈下橋です。舟はこの下を通ってくれます。

もちろん初めての経験です。沈下橋は下から見上げると結構な高さがありますがこれが大雨で増水して水没してしまうことがあるというのは信じられないですね。

無事通過できて良かったです。

確かに増水したらくぐれなくなりますね。舟はUターンして上流を目指します。

四万十川は場所によって全く違う表情を見せてくれるのがよく分かります。少し水が淀んで渕の様になっているところは水の色が濃い緑色をしています。冬の寒い時期に来るともっと透明度があがって美しい流れを見ることができるのだそうです。

また岩壁が川に迫ってきている場所では多く茂った木々が川に迫っていて濃い森になっています。

しばらく進むと浅瀬が露出しているところもあって水深が浅く流れが速くなっているようです。これ以上進めない所でUターンして下流へ向かいます。

深かったり浅かったり複雑な川の地形を熟知した舟の船頭の腕の見せ所です。

途中川海老漁をしている人を見かけました。川では鮎やエビなど多くの恵みをあたえてくれています。

約45分の船旅はのんびりと川風を感じることができて癒されました。沈下橋を下から眺めるという貴重な体験もできて良かったです。

 

その②へ続く