人吉には日本100名城の人吉城がありますので見学したいと思っていましたが、今回八代城を訪れる機会がありましたので足を伸ばして人吉の訪問を思いたちました。人吉には人吉城はもちろんのこと日本三大急流の球磨川下りもあるのでこの機会に回ってみたいと思います。
八代から車をとばして人吉へやってきました。高速道路を通りましたがトンネルが多くかなり山間の地域であることがよく分かります。JR人吉駅はお洒落な駅舎です。
人が立って人吉の人文字を完成させる人吉ボードが置かれていました。
人吉は台風などの水害でたびたび大きな被害を出しています。肥薩線も水害の影響で運休したままでした。
球磨川鉄道は残念ながら水害の影響で肥後西村~湯前間しか運行されていません。山間の鉄道なのでどうしても水害を受けやすいのです。田園シンフォニーと書かれた球磨川鉄道の列車が見えました。
今はグッズ購入で支援するしかないですが早く復旧してもらいたいですね。開通したら乗りに来たいです。
人吉市内の観光マップですがやはり中央を横切る球磨川が中心となっているのが分かります。日本三大急流と呼ばれる球磨川が街のシンボルですね。
その球磨川を体験したくのでまず向かったのは昨年オープンしたばかりの球磨川下りの施設「ハセンバ」です。乗船場はもちろん、ツアーデスクやカフェ、ショップも備えた新しい観光施設です。
さすがに施設内は新しいので明るくて清潔感があって素晴らしい施設になっていますね。
九州パンケーキは有名ですので食べてみたかったですが今回はソフトクリームをいただきました。
球磨川下りは舟で激流を下るのが看板ですが現在は水害の影響で残念ながら運休したままです。川下りを体験できないのは残念ですが人吉城の石垣近くを遊覧してめぐる梅花の渡しコースに乗れるようですのでこちらに参加します。
対岸に人吉城の石垣がみえていますがこの小さな舟で近くまで接近して眺めてみたいと思います。
約12名の観光客を乗せて船頭さんの手漕ぎの舟で出航しました。ゆっくりと進みます。台風の影響で水が濁っているようですが普段は底が見えるくらい透明な水らしいです。
球磨川急流というくらいで流れが速いと思ったら全然緩やかでほとんど流れを感じないくらいです。向こうに見えるのが肥薩線の鉄橋です。
対岸の人吉城に近づいてきました。
川に面した人吉城の長石垣が見えてきました。長い間水害から城を守って来たと思われます。
本丸の石垣でしょうか後方に高い石垣が見えています。
球磨川を天然の要塞に造られた人吉城ですが最近の異常気象のせいで川の水害をまともに受けざるを得ない状況です。
石垣の間の水ノ手口は船が出入りするための施設があったと思われます。奥には刎出しが垣間見えます。
川に浮かんだ舟から空を見上げると空が青く広く感じることができます。
青雲を見上げながらのんびりと手漕ぎ舟で回ってたいへん癒されました。
静かな川面を眺めながら静かに舟が進みます。球磨川下りは過去にはいろいろなコースがあって最高2時間半もの時間をかけて下るロングなコースもあったのでそうです。
約30分のクルーズでしたが川面の涼しい風を感じながら人吉城を川から近くに見れて楽しかったです。
本当に静かな流れですね。この川が台風などの時には牙をむくことになるのでしょうか。江戸時代からこの水運を利用して人吉から八代方面へ材木などの物資を運んでいたという事が良く分かります。
ハセンバにはテラス席もあって最高の景色を楽しめます。
次の舟が出ていましたが太陽をまともに受けて暑いためか屋根が出ていました。
人吉の観光の目玉でしょうから観光バスもやってきていました。せっかくの観光シーズンだったのに水害が憎い所ですね。球磨川下りが再開されたらぜひまた訪れたいと思います。
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