四国と九州は直接道路では結ばれていませんがフェリーによる海上区間として一般国道の197号路線が存在します。佐田岬の三崎港から大分・佐賀関港間の31キロは国道として国道九四フェリーが結んでいますので、海の上に国道があって船に車や人が乗って往来するイメージです。今回佐田岬の佐田岬灯台を目指して日帰りの船旅を楽しみます。
大分市内から車で約1時間ですが佐賀関港の国道九四フェリー乗り場に到着しました。建物は新しくて明るい雰囲気です。
フェリーへの乗船を待つ車の列ですが意外に多いのに驚きました。九州と四国を結ぶ貴重な航路ですしね。
乗船手続きのカウンターです。
カウンターでチケットを購入している間にもう三崎からのフェリーが到着して車を降ろすところでした。
これから乗るフェリー遊なぎ号です。
もちろん横になれる席もありますが1時間くらいなので椅子席でのんびり過ごすことにします。
ゆっくりと出航していきます。
すぐに佐賀関の港の風景が小さくなっていきます。
今日は天気が良くて波も静かで船旅としては絶好ですね。
佐賀関の象徴でもある精錬所の大きな煙突が見送ってくれています。
船には大分と愛媛の両県の広告が見えます。両県を結ぶ国道フェリーですからね。
佐賀関沖の高島を通過していきます。現在は無人島とのことです。海はめちゃくちゃ静かで凪状態です。
約40分後ですが佐田岬の先端の辺りが見えてきました。かすかに灯台も見えてきました。
到着後に自転車でこの灯台を目指す予定です。波はほとんどなく揺れも無い快適な船旅でした。
佐田岬は風の強い地域とのことで風力発電の風車が建ち並んでいるのが良く見えます。
山の尾根に沿って風車が建っていますがそれぞれ微妙に向きを変えているのが分かりました。
三崎港が近づいてきましたが海と空と山の緑がきれいですね、目に鮮やかです。
桟橋に着岸しますが約70分の快適な船旅でした。
ロープが投げられブイの固定され接岸されました。さあ佐田岬の旅へ出発します。
港にはすごくきれいで新しい観光施設が存在します。ここで地図をもらい自転車を借りて佐田岬を目指したいと思います。
観光施設はなはなのモニュメントです。
佐田岬までは約16キロありますが思ったよりもアップダウンがあるので電動アシスト自転車が便利です。緩やかな登り坂で威力を発揮します。
静かな海を三崎に向かうフェリーが見えました。
サイクリングで迷わないように道路には灯台までの案内表示があって助かりました。
岬までの道路から風力発電のプロペラが眺められます。
自転車ですので下り坂になると嬉しいですが登り坂になると汗をかきます。
かなり近くに風車を見上げることができる場所もありました。
途中眼下に三崎港がみえてきました。ここで捕れるアジが絶品と聞いています。
自転車はくたびれますが時折見える絶景に魅かれ元気がチャージできました。海は凪のようで波がありませんでした。
もう少しで佐田岬灯台の駐車場に到着します。
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