玖珠町には他にも魅力のスポットがありますのでこの機会に訪れてみたいと思います。道の駅童話の里くすを出発します。
玖珠の代表的な涼スポットの龍門の滝です。
初めて来ましたがなかなか高さも流れもあって幅もあって絶景です。全体としては幅40m、落差20mの滝で名瀑ではないでしょうか。
水量も多く自然の滝滑りに絶好のポイントですね。こういう滝を二段落としの滝というそうです。滝つぼは危険ですがその手前はスライダー遊びができる形状です。
ところが今年は大雨の影響で滝滑りを禁止しています。子供たち残念ですね。
それでも遊んでいるファミリーがいましたね。水が冷たくて気持ちよさそうでした。
あれ、ここにも沈下橋がありました。水量が多い時は水没しそうですね。
浮き輪の貸し出しなどを行う′滝の家’もありますが今年はちと寂しい状況のようです。
さて龍門の滝から戻っていましたら石仏の看板を見つけました。大分は石仏王国で国東や臼杵などあちこちで石仏が残るのですがここ玖珠にもあるのでしょうか。
瑞巌寺摩崖仏という名称ですが鎌倉か室町時代の五体もの石仏が見れるとのこと。
かなりご立派な五体の石仏です。朱色も残りそれぞれの表情も覗えます。こんな立派な石仏がなぜここにあるのか、恐らく国東の六郷満山の流れを汲んでいるのでしょう。
中央の不動明王と両側の童子です。
さて九大本線の豊後森駅にやってきました。お洒落な駅舎です。
玖珠は自然を中心とした観光スポットが多く魅力的な町ですので車で回るのがおすすめです。
何度も来ていますが豊後森駅から歩いて5分の豊後森機関庫公園にやって来ました。広くて風を気持ちよく感じられるのんびりと散策するのに良い場所です。
この蒸気機関車は9600型と呼ばれ大正8年製造ということです。100年以上経っていますね。
昭和9年の発足以来、主に石炭や水の補給基地として活躍した歴史ある豊後森機関区です。案内を読んでみるとアメリカ軍の機銃掃射を受けたり戦争時の鋼材提供のためレールが外されたりと戦争の影響も受けてきた戦争遺産の一つでもあります。
転車台のある機関庫は昔のままの姿を伝えています。
テレビの六角さんも訪れていましたが非常に興味深い戦争と鉄道遺産です。
機関庫のレイアウト図です。扇形のアーチ状に広がっています。
近くで眺めると相当に傷みが激しいことが分かります。
機関庫の後ろ側も見れるようですので回ってみます。蔦が絡みついてレトロ感を上げてくれています。
戦時中武器や資源を運ぶ蒸気機関車はアメリカ軍から狙われたのでしょう。機銃掃射の弾痕が今も残ります。
中も見学したいですが危険なので立入は禁止です。
切株山と蒸気機関車です。
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