会津の旅の記録です。(2017/07)
米沢から車で1時間半猪苗代にやって来ました。そろそろ野口英世の名があちこちに見られるようになってきます。
まず最初に猪苗代で寄りたい場所は野口英世記念館です。実は一度来たことがあるのですが25年くらい前で記憶も薄れつつあるのでもう一度訪れておきたいという気持ちが強くなっていました。
生家の家は昔も変わらないのでしょうが、屋根があったかどうかは覚えていません。
なるべく当時の雰囲気を残そうとしている点は貴重と思いますし、当時はこの周りには何も無かったのではないかと想像できる立地です。
当時の生家をイメージした間取りを見学できます。
当時のままという訳ではないと思いますがハイハイの赤ちゃんにはかなり危険なシチュエーションです。
確かにここから世界へ飛び出すためには並みたいていでの決心や努力ではないと思います。柱に刻まれた決心が偲ばれます。
確かに彼の一生は伝記として読むとたいへん面白く、感銘を受けますね。「遠き落日」も私の好きな一冊です。
彼の実際の写真がかなり残っていることに驚かされました。千円札の肖像画通りですね。
そしてもう一つの感動は母シカの手紙ですね。あまりにも有名な日本一の手紙ですが母の気持ちを思うと泣けてきます。
母の不注意で火傷させてしまった後悔の念も心の底にはあったのでしょう。こんな手紙をもらったら息子は心が揺さぶられたことでしょう。
英世の最後の言葉は「私にはわからない・・」だったと伝わります。昭和3年にガーナで亡くなりますが遺体は黄金海岸からニューヨークに運ばれウッドローン墓地に埋葬されています。
英世の人形が話しかけてきます。よくできていますね。遠き落日には実際に英世の教えを受けた学生さんのインタビューなどもあってイメージが良く湧きます。学生には気さくな教授であったようです。
この時代に世界で活躍した英雄でした。
最後に記念写真を撮って帰ることにします。
英世も見て育った磐梯山です。この風景はあまり変わっていないでしょう。少年時代は磐梯山と猪苗代湖を見て野山を走り回っていたことでしょう。
昼は地元の超有名蕎麦店のいわはし館に寄りました。
地元猪苗代の五段蕎麦と大好物のこづゆがセットの定食を頼みました。美味いです!! 元々こづゆは正月とか結婚式の御めでたい席でしか食べられなかったそうですが今ではいつでも食べれますね。私も新橋でよくいただきます。
帰りに猪苗代駅に寄ってみました。こじんまりとした駅舎でした。
一応スタンプをもらいました。駅スタンプ集めてはいませんが設置されているとつい押してしまいます。思い出になりますね。
全身立像の野口英世先生がお見送りしてくれますが身長153センチメートルとやや小柄ですね。
会津への道は猪苗代の湖畔を走ります。時間があれば遊覧船もお楽しみでしょうが今日は会津へ急ぎます。
静かな猪苗代湖と磐梯山が少しだけ見えています。
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