11月になると全国のあちこちから紅葉の便りが届きます。どうしてもどこか出かけてみたくなりますが毎年の様に訪れている竹田の街が気になります。竹田は九州の小京都とも呼ばれる城下町で風情溢れる美しい街です。この時期紅葉でさらに魅力がアップしてますし気候も良さそうなので出かけてみることにします。(2021/11)
大分と熊本を結ぶJR豊肥本線の豊後竹田駅に降り立ちます。ホームには荒城の月のメロディーが流れます。
いつ来ても駅裏の断崖絶壁には目をみはります。ところどころ紅く色付いていい景色です。
ニャー駅長は今年の6月に交通事故で旅立たれました。4年間も駅長をされていたそうで残念ですね。
さて今回は初めて岡城まで運動を兼ねて紅葉を楽しみながらウォーキングして向かいたいと思います。駅前を流れる川にもすっかり秋の気配です。
竹田の偉人と言うとまずは滝廉太郎が浮かびますが彼は12歳から14歳をこの竹田で過ごしました。その屋敷が現在は記念館になっています。
短い間でしたが多感な頃過ごした竹田には思い入れがあったと思われます。
近くのトンネルは滝廉太郎トンネルと名前が付いて荒城の月のメロディーが流れます。
途中のこんもりとした丘は広瀬神社です。こちらは竹田の生んだもう一人の偉人の広瀬武夫を神と祀っています。
階段を登った鳥居の周りの紅葉が見事でした。
私はあまり戦時中の歴史には詳しくないのですが岡藩士の家に生まれた武夫は海軍兵学校を出たの後日露戦争を経て軍神として国民的英雄となった人です。
この広瀬武夫を巡るウォーキングコースも楽しみですね。
広瀬神社の裏山は竹田らしい断崖絶壁が広がります。
先に進みますが竹田にはこんな要塞の様な壁が立ちはだかりトンネルをくぐり抜けて岡城にたどり着きます。
さて竹田の街並みに戻りますが白い土壁が並ぶ風情溢れる城下町は九州の小京都とも呼ばれ散策するのが楽しい街です。
歩くのに疲れてきましたので少し休憩したいですが他はあまり知らないので、今回も但馬屋さんで一休みします。
焼きたての三笠野と荒城の月でコーヒーで一服です。焼きたての三笠野が本当に美味しいです。
まだ時間があるので駅の周りを散策しました。
川に沿っての散策がとても気持ち良いです。周りは緑に囲まれています。
色付いてきたイチョウの木と青い空と白い雲のコントラストが美しいです。
駅前の川のせせらぎも心地よく爽やかな風に癒されます。
川に架かる鉄橋を特急アソボーイが渡っていきました。
たくさん歩いて汗をかきました。竹田駅の近くにも温泉がありますので一風呂浴びて帰ろうと思います。竹田温泉・花水月ですが広くて気持ちよかったです。白水ダムを模した温泉にビックリしました。
ホームから眺めてみると駅裏の岩盤に三日月を発見。岸壁に三日月を彫らせた中川久通公を思い出しました。
また岸壁にめり込んだような神社の鳥居が見えました。調べて見ましたらこの神社は岩下火伏稲荷神社と言う神社だそうです。竹田の投入堂とも呼べる景観ですね。
毎年この時期に来れると良いですね。
豊肥本線の列車に乗って帰路に付きます。
今回の旅でますます竹田の街が好きになりました。自然に溢れて風情があって歴史があって街をウォーキングすることでより身近に感じることができました。
その② 岡城編へ