その②から
いよいよ黒田官兵衛の築城した中津城にやってきました。続日本100名城に認定されています。
自動販売機も中津城仕様になっていました。
現在は5階5層の天守が建っていますがこれはあくまで昭和39年に建てられた観光目的の模擬天守です。実際には3層の櫓があったのでは無いかと言われています。
取り急ぎ階段を最上階まであがってみることにします。
当時は5階の天守などは存在していなかったのでこの景色は無いですが、当時は海につながって海水を堀に取り込み水城と言われていました。
天守からの眺めですが堀に囲まれていることが分かります。
現在天主内に奥平家資料館がありますが、長篠の合戦で有名な鳥居強右衛門の磔の絵も展示されています。
資料館にはいろいろと展示されていますが長篠の合戦の籠城の際に奥平軍は田んぼのたにしを食べて生き永らえたということでたにしに感謝したたにし祭というのが行われているとのこと。
奥平氏は島津からの養子を迎えている(奥平昌高)のですね。お家を守るために昔はよくあったようです。
天主に続く櫓は大鞁櫓で城主の馬具などを格納する場所とのこと。
天守のすぐ隣には奥平神社が創立されています。
奥平家の三公をお祀りしています。
こちらの角度からの天主の立ち姿が美しいようです。
真正面からの眺めです。
堀をまたいですぐ近くから天主を見上げるスポットがありますが石垣よりも天主が大きいのが分かります。
黒田官兵衛と正室の光姫の像があります。官兵衛は側室を持たず正室のみを愛していたと伝わります。
右側が黒田官兵衛築城時の石垣で左側が細川忠興時代の石垣になり2時代の石垣を同時に見ることができます。
中津城はその歴史と石垣に関して貴重な史跡ということができますね。
中津川沿いの公園からは石垣をすぐ間近に眺めることができます。
歴史を感じる石垣で眺めながらの散策が可能なコースになっています。
さて歴史のある中津のグルメと言えば栗山堂のういろうで私も何度か食べたことがあります。栗山堂は創業300年以上の歴史がありルーツは黒田官兵衛の筆頭家老であり黒田24騎の1人としても知られる栗山利安であるとのこと。ここにも黒田の歴史が反映されており驚きです。
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