4月になりましたので東京都内の桜の名所を回って花見を楽しみたいですが桜の種類や場所によっても咲き方もバラバラですね。今年は気候が不順で開花も遅れ気味です。

①六義園

JR駒込駅からすぐ庭園で有名な六義園に向かいます。

六義園は元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられ た駒込の地に、柳沢吉保自ら設計、指揮し池を掘り山を築き7年かけて作り上げた回遊式築山泉水庭園です。

大きなしだれ桜が有名ですがまだ5分咲きでしょうか。とにかく大きいので枝がすごいです。

このしだれ桜は高さ15m、幅20mの大きさがあるそうです。大木すぎて
その枝を地面に着かないよう棒で支えています。 夜にはライトアップも楽しめるということです。

②錦糸公園

家から近い錦糸町の錦糸公園でも桜まつりが開催されていましたのでちらと覗いてみます。

まだ朝でしたので場所取りのシートがあるだけで人はいませんがスカイツリーを見上げながら花見を楽しむのもオツでしょう。

あまり意識したことはなかったですが公園内にはかなりの数の桜が植えられていたようですね。

ちなみに我が町亀戸でも桜祭りが開催中です。

ローカルですが桜の通り抜けを楽しめます。

③飛鳥山公園

初めて王子を訪れますが久々に都電荒川線に乗って王子飛鳥山公園に向かいます。広重が江戸名所百景で描いた「飛鳥山北の眺望」を体験しに行きます。

駅からすぐ飛鳥山に昇れる昇降設備のあすかパークレールがあります。約2分かけてゆっくり登っていきます。

ここ飛鳥山は8代将軍徳川吉宗によって桜が植えられたことで知られます。吉宗は故郷の吉野から1270本の桜を取り寄せ江戸の庶民を大いに喜ばせたと伝わります。当時は遊び場が少なく江戸庶民の娯楽の場として人気が出ていたのでしょう。

当時の桜があるのか分かりませんが木々はなかなか大きく枝を張り見応えのある桜の森が圧巻です。

飛鳥山の広場には都電やジャングルジムなど子供の遊び場もたくさんで花見だけでなくファミリーで楽しめます。

飛鳥山山頂の碑がありました。飛鳥山という名称ですがせいぜい25メートルで丘の上という印象です。

王子駅のすぐ裏手の線路沿いには桜が突き出すように咲いており電車から眺望を楽しめます。

④王子音無親水公園

王子駅を出てすぐ、王子神社に向かう川沿いに音無親水公園があり沿道の桜が綺麗です。王子は飛鳥山の桜が有名ですがこの音無川は満開に近く飛鳥山よりも早くに花見を楽しめました。

石神井川にはソメイヨシノ21本が公園内にあり、桜の開花時期には提灯に灯りがともされます。

この石神井川はかつて音無川と呼ばれる景勝地で江戸時代の歌川広重の浮世絵にも数多く描かれています。今は自然の川を模した音無親水公園として生まれかわっています。

近くに飛鳥山もあって江戸庶民の娯楽の地として王子は有名だったのでしょう。広重も楽しんだのでしょうね。

⑤椿山荘

よく桜の名所として名前が出ます椿山荘を訪れました。かつて山縣有朋)がこの土地に庭園を作ったことで歴史ある庭園です。当時この地は椿の景観地として知られつばきやまと呼ばれていたそうです。

四季折々の自然を感じさせる広大な庭園を持つホテル椿山荘東京としてその庭園は約2万坪もあり池、三重塔、神社、滝などが点在し、桜も20品種120本が植えれているとのこと。

池面に映えた桜がひときわ目を引きます。

桜も色や咲き方がそれぞれ違い目を楽しませてくれます。

庭園には滝もあります。

⑥江戸川公園

江戸川橋駅を出てすぐですが江戸川公園の桜まつり開催中でした。

提灯に沿って遊歩道がありますので桜を歩いて楽しめるようになっています。

神田川沿いに広がる東西に細長い公園ですが川沿いにソメイヨシノが植えらています。

ここも川面に垂れさがる桜も綺麗で沿道を歩いて楽しむこともできます。

たくさんの桜巡りができて幸せでした。

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