どうも。
さっそく行きます。
OPENING
大西: 英会話のファーストステップが気軽に英語を口から出すこと、そのためには練習練習、また練習。
Rosa: 今日も練習、練習、また練習。Akino Rosa here.
David: And I'm David Evans. That's right, everyone. Practice, practice, you guessed it, practice!
Lesson 3 自動詞と他動詞で意味が変わる動詞
[KEY SENTENCE]
She runs a vegan ramen restaurant in Tokyo.
今回は主語位置を離れて動詞以降の配置にチャレンジしましょう。動詞以降の形は5パターンあり、基本文型と呼ばれています。まずは他動型から。
DIALOGUE
ビーガンラーメン店を経営するキャロリンの妹ジェニファーと友人のタイラーが話しています。ジェニファーは日本から帰国したばかりのようですね。
Tyler: Jennifer, how was your trip to Japan?
Jennifer: Oh, it was wonderful, Tyler. I want to go back next year.
Tyler: Did you do a lot of sightseeing?
Jennifer: Not so much this time. I was spending time with my sister Carolyn.
Tyler: Your sister lives in Japan, right?
Jennifer: Yeah, she runs a vegan ramen restaurant in Tokyo.
Tyler: That's right! When does she start that?
Jennifer: She opened the shop in 2012.
Tyler: Wow! That's a long time ago.
Jennifer: She's doing well.
WORDS AND PHRASES
Jennifer, how was your trip to Japan?
さあ、ここで howというwh語が出てきましたね。howは、程度ややり方、様子をたずねるかなり範囲の広いwh語 です。
Not so much this time.
さあ、not so much、notとso muchという強い単語のコンビネーションが出てきましたね。強い単語を否定して、「それほどではない」という部分否定的な言い回しです。
GRAMMAR AND VOCABULARY
I was spending time with my sister Carolyn.
私は姉のキャロリンと時間を過ごしていました。
my sister Carolyn は「同格」と言われる形です。my sister を Carolyn が説明していますね。この形はLesson 9 以降で詳しく説明する「説明ルール」が生み出す形です。このルールは「説明は後ろに置く」という修飾ルール。日本語と英語の語順が大きく異なるのは、英語にこのルールがあるからです。
Your sister lives in Japan, right?
あなたのお姉さんは日本に住んでいるのでしょう?
疑問文は Do you?あるいは Can you? など、疑問形を使うものばかりではありません。文末に, right?を加えたこの文も、立派な疑問文。ちょこっと表現を加えた疑問文、「ちょこっと疑問文」と私はよんでいますが、この形に慣れておきましょう。日常とても頻繁に使われる、使い勝手のいい形です。
(ダイアローグの日本語訳)
ジェニファー、日本旅行はどうだった?
まあ、素晴らしかったわよ、タイラー。来年もまた行きたいわ。
あちこち観光をしたのかい?
今回は、あまりしなかったわ。姉のキャロリンのところで時間を過ごしていたから。
君のお姉さんは、日本に住んでいるんだよね。
そうよ、姉は東京でヴィーガンラーメンのレストランを経営しているの。
そうだった。お姉さんはいつその店を始めたんだい?
2012年に開店したのよ。
すごい。ずいぶん前のことだね。
彼女はうまくやっているみたいね。
TARGET FORMS
She runs a vegan ramen restaurant in Tokyo.
彼女は東京でヴィーガンラーメンのレストランを経営しています。
ゴガクルの解説より:「動詞以降の配置パターン「基本文型」。文の基本を形づくる「設計図」と考えてください。基本文型は5つあり、そのトップバッターが、この文で使われている「他動型」です。他動型は「動詞+目的語」の配置で、「動詞の働きかけが目的語に直接及ぶ」ことを表します。目的語は動作対象。典型的には名詞が使われます。runs a vegan ramen restaurant は、run(走る)の働きかけが a vegan ramen restaurant に及んでいることを表し、「レストランを走らせる→経営する」となります。」http://gogakuru.com/english/phrase/284635
さあ、それではさっそくキーセンテンスの練習を始めていきましょう。
PRACTICE
「彼女は」「レストランを」 と、助詞を使って文をつなげていく日本語とは異なり、英語は「並べる」言葉。設計図どおり並べれば「は」も「を」もいりません。主語のすぐあとに動詞を、動詞の後ろに目的語を置くだけであることに十分慣れてください。
さあ、まずはsheをポンと置いていきますよ。行きましょう。
she runs
さあ、その次はrunの後ろに直接目的語をポンと置きます。
runs a vegan ramen restaurant
さあ、それでは文全体に行きましょう。
She runs a vegan ramen restaurant in Tokyo.
さあ、そのほかの例も一緒に身に着けていきましょう。
Sam opened the door.
サムはドアを開けました
I trust him.
私は彼を信頼しています
目的語位置に人称代名詞が使われるときには「目的格」を使います。ここではhe-his-himのhimが使われていましたね。
Ben has a guitar.
ベンはギターを持っています。
所有権が目的語に及んでいいます。has は have の三単現の形。
I wear glasses.
私はメガネをかけます
wearは「身につける」
glassesはレンズが2つでひと組。複数形を使ってください。
Rosa: Okay, everyone. In today's practice, we're focusing on the location of the object. Okay? So, keep the words of the object connected. All right, let's get started!
ろーざ: はい、皆さん。今日の練習では、目的語の置かれる場所に注目します。いいですか?では、目的語の単語を続けていきましょう。さあ、始めましょう。
opened the door
Sam opened the door.
David: Good job. Here's our next.
trust him
I trust him.
Rosa: Okay, let's continue.
has a guitar
Ben has a guitar.
David: And one more,
wear glasses
I wear glasses.
David: Unlock your potential.
Rosa: Repetition is the key!
Rosa and David: Great work.
GRAMMAR IN ACTION
1.
日本語: ジョンは曲を書きます。彼は作曲家です。
ヒント: 作曲家 composer
解答例: John writes music. He is a composer.
主語の次に動詞、目的語を順序よく並べることができればオーケー。
2.
日本語: タケオは複雑な折り紙を作ります。彼にはあとても才能があります。
ヒント: 複雑な complex / 才能がある talented
解答例: Takeo makes complex origami. He is very talented.
Takeo makesと、すぐに主語・動詞を並べる癖をつけましょう。
少し長い目的語ですが、「カタマリ」として動詞の後ろにポンと配置することを意識してください。
3.
日本語: 私はあなたが語ってくれる物語が大好きです。それらはとても面白いです。
解答例: I love the stories you tell. They're very exciting.
loveの後ろに大きな目的語を並べました。
複数の語からなる「カタマリ」を操作することに慣れてくださいね。
excitingは「わくわくさせる」。excite(興奮させる)の動詞ing形を形容詞として使っています。
ENDING
Onishi: Hey guys. The examples today were pretty easy. But most of the conversation goes like this, right?
David: That's right. Most conversations are made from simple structures put together.
Rosa: Yeah. You can have a great conversation in short simple sentences. As long as they flow, they sound perfectly natural.
大西: さあ、短い文をしっかりと練習するところから英会話、得意になっていってくださいね。
大西: ねえ、二人とも。今日の例文はかなり優しかったけど、会話の大半はこんな感じだよね?
デビッド: そのとおり。ほとんどの会話は単純な構造が集まってできているんだ。
ろーざ: そうね。単純な文で素晴らしい会話ができます。流れがあればそれだけで完璧に自然に響くわよ。
大西: さあ、短い文をしっかりと練習するところから英会話、得意になっていってくださいね。
大西先生の「はいどうぞ」を聞いていたら、遠山先生の「みなさん」を思い出したました。
やっぱり遠山先生の講座やろうかな。
これからちょっと続きます。