ラジオ英会話2024年3月18日放送分から | stl52のブログ

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どうも。

 

さっそく行きます。

 

 

OPENING

大西: ♪I did it my way!♪

 

ろーざ: つまり先生は自分勝手だっただんだよね。

 

大西: その通りです!

 

Rosa: This is Akino Rosa.

 

David: And I'm David Evans. Let's get ready to go.

 

 

Lesson 231 会話の原則17: NAGARE(流れ) 発言権を取り戻す

 

[KEY SENTENCE]

If I could just finish…

 

レッスン229では発言を遮る表現を学んできましたが、今回はその先。遮られたときに発言権を取り戻すための表現です。

 

 

DIALOGUE

ケリーのトークショー。今回は宇宙飛行士のアキラの登場です。

 

Kelly: Today we have a very special guest. I'd like to welcome to the show astronaut Kuze Akira.

 

Akira: Thank you, Kelly. It's great to be here.

 

Kelly: I'm sure you mean here on Earth.

 

Akira: Exactly. You know where I've just come from.

 

Kelly: I do! Akira, you survived on Mars longer than any human being in history.

 

Akira: Yes, it was a very difficult experience, but I―

 

Kelly: And as a Japanese astronaut―

 

Akira: If I could just finish…

 

Kelly: Oh, sorry, uh, go ahead.

 

Akira: It was difficult but…I did it my way.

 

 

WORDS AND PHRASES

I'd like to welcome to the show astronaut Kuze Akira.

さあ、2番目の文ですね。I'd like to welcome welcome するのはastronaut Kuze Akiraですから、もちろん一番正常な語順はwelcome astronaut Kuze Akira to the showとなるべき所なんですね。ですが、astronaut Kuze Akiraというのを目立たせるために、文の末尾に置いた、それがこの語順の理由です。

 

Exactly.

Yesの代わりにExactlyを使って勢いを出しています。いい表現ですね。

 

I do! Akira, you survived on Mars longer than any human being in history.

さあ、ここのI do もちろん前の文のYou knowknowを受けてI knowの意味でI doというわけです。そしてsurviveという動詞、これは「生き残る」という意味合いです。

 

Oh, sorry, go ahead.

このgo ahead これは発言や行為を相手に促す表現ですね。覚えておきましょう。

 

I did it my way.

さあ、この my way これは「私のやり方で」という副詞的な働きをしているわけです。「私のやり方で行ってきた」というわけですね。

 

 

GRAMMAR AND VOCABULARY

You know where I've just come from.

私がどこから帰ってきたばかりなのか、あなたは知っています。

 

現在完了形のイメージは「今に迫ってくる」。それがこの文では出来事が手元で起こっている感触とつながっています。このニュアンスを間違いなく伝えるjust(たった今)とともに使われ、「帰ってきたばかり」となっています。

 

 

You survived on Mars longer than any human being in history.

あなたは歴史上、誰よりも長い期間を火星で生き残りました。

 

比較表現を使いこなしている学習者は、意外に多くありません。複雑な形に思えるからでしょう。ですが、比較表現が通常の形容詞、副詞とまったく同じように使われていることを知れば、すぐに使えるようになりますよ。

この文はlonger thanと比較級が使われていますが、とどのつまり、You survived on Mars long.(あなたは火星で長く生き残りました)という形。このlongが比較級longerとなり、比較対象がthen以下の付け加えられているだけのことなのです。

 

 

(ダイアローグの日本語訳)

今日はとても特別なゲストをお迎えしています。宇宙飛行士のクゼアキラさん、この番組にようこそ。

 

ありがとう、ケリー。 ここにいられて、とてもうれしいです。

 

それは、ここは地球という意味だと思いますが。

 

まさにそのとおりです。私がどこから帰ってきたばかりなのか、ご存じですよね。

 

もちろん! アキラ、あなたは人類史上、誰よりも長い期間を火星で過ごしましたね。

 

ええ、それはとても大変な経験だったのですが、私は・・・

 

そして日本人宇宙飛行士としても・・・

 

できれば最後まで言わせてもらえますか・・・

 

あら、ごめんなさい、どうぞ続けてください。

 

それは大変な経験でしたが・・・私は自分の道を歩んできたのです。

 

 

 

TYPICAL EXPRESSIONS

If I could just finish...

最後まで言わせてもらえれば・・・

 

ゴガクルの解説より:「相手に発言を遮られ、それでも最後まで発言したいことはよくあります。この表現は、その典型例。just で強調を加えながら、「もし最後まで言うことができたら……」という発言です。さえぎられたからといって、黙っていなければならない法はありません。いくつかの表現で自信をもって発言権を取り戻しましょう。」http://gogakuru.com/english/phrase/284468

 

Just hear me out.

いいから私の話を最後まで聞いてください。

 

Hang on.

Hang on a minute.

Just a minute.

Wait a minute.

ちょっと待って。

 

レッスン229で学んだ発言を遮るフレーズも発言権をシャープに取り戻すために使うことができますよ。

間髪を入れず使えるまで練習です。

 

 

Listen.

聞いてください。

 

「いいから聞いて」とするだけでも大丈夫。こちらもシャープなフレーズです。

 

 

Do you mind? I haven't finished.

失礼ですが?話を終えていません。

 

Do you mind not interrupting me?(話を遮らないでいただけますか)ということ。多少のいら立ちが感じられる表現です。

 

 

Could I ask you to hold any questions until I've finished?

私が話し終えるまで 質問はお控え願えますか?

 

I hear you, and I will certainly address that point later.

おっしゃることはわかりますし、その点については追って必ず申し上げます。

 

プレゼンテーションや会議で使える表現。

Could II hear you(聞いています/わかります)によってソフトな発言となっています。

 

 

PRACTICE

David: All right, everyone. It's time for today's practice. Natural conversations can be messy things. Sometimes it's necessary to take back the right to speak. So, let's practice these phrases just in case you need to do that.

 

デビッド: さあ、皆さん。今日の練習の時間です。自然な会話は厄介なものにもなりえます。ときには発言権を取り戻す必要があることもあります。なのでそうしなければならない場合に備えて、念のためこれらのフレーズを練習しておきましょう。

 

Rosa: Let's begin.

 

ろーざ: はじめましょう。

 

David: Here we go!

 

デビッド: さあ行きますよ。

 

Just hear me out.

Hang on.

Hang on a minute.

Just a minute.

Wait a minute.

 

Rosa: Let's continue.

 

ろーざ: 続けましょう

 

Listen.

 

Let's try that one more time.

 

今のをもう一度やってみましょう。

 

Listen.

 

David: Okay. Here's our next.

 

デビッド: はい、次の例文です。

 

Do you mind? I haven't finished.

 

Let's try that one more time.

 

今のをもう一度やってみましょう。

 

Do you mind? I haven't finished.

 

Rosa: And our last two are a little long, but let's keep going.

 

ろーざ: 最後の2文は少し長いですが、続けていきましょう。

 

Could I ask you to hold any questions until I've finished?

I hear you, and I will certainly address that point later.

 

 

David: Hey, Rosa. Do you think we should tell them how good a job they did?

 

デビッド: ねえ、ろーざ。とても良かったことを皆さんに伝えるべきだと思うかい?

 

Rosa: I hear you, and I will certainly address that point later. Excellent work, everyone.

 

ろーざ: おっしゃることはわかりますし、その点については追ってあとから申し上げます。皆さん大変良くできました。

 

David: Great work.

 

デビッド: とてもよかったよ。

 

 

TYPICAL EXPRESSIONS IN ACTION

1.

日本語: いいから私の話を最後まで聞いてください。 一度全体像がわかれば、あなたは私に賛成すると思いますよ。

 

ヒント: 全体像 the whole picture

 

解答例: Just hear me out. I think you'll agree with me once you see the whole picture.

 

Just hear me out.は考えずに出てこなければならないフレーズ。

once~は「ひとたび~すれば」。接続詞として使われています。重要表現です。

ヒントでお出ししたようにthe whole pictureは「計画などの全体像・全貌」。

 

 

2.

日本語: 私が話し終えるまで、質問はお控え願えますか?このプレゼンテーションは、あなたの質問内容を含んでいるかもしれません。

 

ヒント: 含んでいる cover

 

解答例: Could I ask you to hold any questions until I've finished? The presentation may cover what your question is about.

 

最初の長い言い回しができればオーケー。会議やビジネスの場で使いどころの多い表現です。

holdは「つかんでいる」「もっている」これはquestionを伴い「質問をリリースしない」ということ。

what以降は「あなたの質問が何についてなのか」「あなたの質問内容」ということです。

 

 

ENDING

 

大西: さあ、今日は表現盛沢山でしたね。ひとつでもいいので得意技のフレーズを作ってみてください。

 

ろーざ・デビッド: せーの「覚えてくださいねー!」