どうも。
さっそく行きます。
OPENING
大西: うん、今日のダイアログ面白そうですね。ぼくは小さい頃は、昆虫少年だったんですよ。
ろーざ: 今は?
大西: めだか一本です。
Rosa: Hey, everyone. Akino Rosa here.
David: And I'm David Evans. There's lots to do today. So, let's get started.
Lesson 204 発言タイプ: 感情その20 恐れを表す
[KEY SENTENCE]
It scared me.
恐れを感じることは時折ありますね。基本的な表現を身につけましょう。
DIALOGUE
南の島に住むシホとダグ。ある日の夜、シホの耳にダグの叫び声が飛び込んできます。
Doug: Aaaaaaarrgh!
Shiho: Doug! What's wrong?
Doug: Oh, I just saw a huge centipede on the floor. It scared me.
Shiho: Yes, the insects here on this island can get very large.
Doug: I've never seen a centipede that big in my life.
Shiho: You have to be careful, Doug. Sometimes, they're venomous.
Doug: My heart is still racing. Bugs creep me out.
Shiho: That's the downside of life on an island. But there are a lot of pluses too.
Doug: I know. We take the good with the bad.
WORDS AND PHRASES
I just saw a huge centipede on the floor.
さあ、centipede(ムカデ)という単語が出てきましたね。このcent100あるいは1/100を表す接頭辞ですね。それに足を意味するpedeがくっついて、足がたくさんの虫を表してるわけですね。
centipede 【名】《動物》ムカデ類(英辞郎)
Sometimes, they're venomous.
venomousっていうのは「有毒の」。似た単語でpoisonousという単語もありますが、venomousの方は毒を使って攻撃するということなんですね。サソリとか蜂を想像してみてください。poisonousは食べたとき毒になる。そうしたら使い分けがあるわけです。
venomous 【形】《生物》〔生物や器官が〕有毒な、毒を持つ[出す](英辞郎)
heart races 胸[心臓]がどきどきする(英辞郎)
creep out 【句他動】〈俗〉ひどくゾッとさせる(英辞郎)
take the good with the bad 楽あれば苦あり、良いことも悪いことも受け入れる(英辞郎)
GRAMMAR AND VOCABULARY
I just saw a huge centipede on the floor.
私はたった今、床にすごく大きなムカデがいるのを見ました。
この文は目的語説明型。目的語と説明語句との間にイコールあるいは主語述語の関係がある型です。
この文は「すごく大きなムカデ」イコール「on the floorにいるのを見た」ということ。
この型は一度身につけると非常に便利です。ぜひこの文を使ってマスターしてください。
The insects here on this island can get very large.
この島の虫はとても大きくなることもあります。
長い主語を伴った文です。長い主語を使いこなすコツは、主語一連の塊としてしっかり意識すること。The insects here on this islandを塊として主語の位置にポン。その容量です。
できれば多少スピードを上げてください。あまり悠長に構えていると自分でも今主語を作っているんだ、という文の形に対する意識がなくなってしまいますからね。
ちなみにこの文でも潜在的可能性のcanが使われていますよ。こちらにも慣れてくださいね
(ダイアローグの日本語訳)
うわあ!
ダグ! どうしたの?
ああ、たった今、床にすごく大きなムカデがいるのを見たんだ。びっくりしたな。
ええ、この島の虫はとっても大きく育つものもいるわ。
あんなに大きいムカデは生まれて初めて見たよ。
気をつけてね、ダグ。ときどき、毒を持つものもいるから。
まだ心臓がどきどきしているよ。僕は虫みたいなものを見るとゾッとするんだ。
それは、島で暮らすことのマイナス面ね。でも、よいこともたくさんあるわ。
そうだね。 よいことと悪いことのどちらも受け入れよう。
TYPICAL EXPRESSIONS
It scared me.
それにはびっくりしました。
ゴガクルの解説より:「scare は「怖がらせる」。ほかの多くの感情を表す動詞と同じく、他動型で用います。この文は「私を・怖がらせる」ということですね。恐れ、恐怖を表すさまざまな表現に慣れておきましょう。」http://gogakuru.com/english/phrase/284270
I'm scared.
怖いです。
That's scary.
それは怖いですね。
動詞scareの過去分詞から派生した形容詞がscared(怖がらせられる)。そこから「怖がって」と人の感情を表します。
怖がらせるような事物について形容するときは、scaringでなくscaryを用いましょう。要注意ですよ。
The story frightened me.
その物語は私を怖がらせました。
I'm frightened.
怖いです。
That's frightening.
それは怖いですね。
frighten(怖がらせ・るぎょっとさせる)も他動型で用います。過去分詞frightenedは人の感情、動詞ing形frighteningは怖がらせるような人物について述べる形容詞。scareと同じような意味ですが、scareや次に紹介するafraidが根深く、長く続く恐怖の感情にも使えるのに対し、frightenは一過性の恐怖と考えるネイティブスピーカーもいます。
I'm afraid of spiders.
I'm terrified of spiders.
I'm scared of spiders.
私はクモが怖いです。
このI'm afraid ofという形は、I'm afraid of failing.などのように動詞ing形を使うこともあります。感情を表す形容詞 + ofの形に慣れておきましょう。afraidは形容詞「恐れている」。terrifiedはterrify(ひどく怖がらせる)の過去分詞から派生した形容詞。
I was paralyzed with fear.
I was frozen with fear.
私は恐怖ですくみました。
Bugs creep me out.
私は虫を見るとゾッとします。
恐怖を表すその他の表現です。
paralyzedはparalyze(麻痺させる)。frozenはfreeze(凍らせる)の過去分詞。すくんでしまっている状況を表しています。
creep someone outは「…をひどくぞっとさせる」。
PRACTICE
Rosa: Okay, everyone. It's time to practice. For today's practice session, I want you guys to really act scared while you're practicing these lines, okay?
ろーざ: はい皆さん。練習の時間です。今日の練習コーナーでは、実際に怖いふりをしながら次の各フレーズを練習していただきたいんです。いいですか?
David: All right. Let's get to it.
デビッド: はい、さあ始めましょう。
I'm scared.
That's scary.
Rosa: Let's continue.
ろーざ: 続けましょう。
The story frightened me.
I'm frightened.
That's frightening.
David: Let's keep going.
デビッド: 続けていきましょう。
I'm afraid of spiders.
I'm terrified of spiders.
I'm scared of spiders.
Rosa: Excellent work so far! Let's do a few more.
ろーざ: ここまでは素晴らしい出来です。もういくつかやりましょう。
I was paralyzed with fear.
I was frozen with fear.
Bugs creep me out.
Great job, everyone.
皆さん、よくできました。
David: Excellent!
デビッド: お見事!
TYPICAL EXPRESSIONS IN ACTION
1.
日本語: キャー!びっくりした! そんなふうにそっと私に近づかないで!
ヒント: キャー! Eek!
解答例: Eek! You scared me! Don't sneak up on me like that!
「怖がらせる」という意味で「びっくりさせた」のです。
sneakは音をたてないでこそこそ動く。sneak upで「こっそり近づく」です。
onは「圧力のon」。被害を感じさせます。
2.
日本語: その炊飯器の音でギョっとしました。スイッチが入っていることを忘れていました。
ヒント: 炊飯器 rice cooker
解答例: I was frightened by the sound of the rice cooker. I forgot it was turned on.
frightenは「怖がらせる」「ぎょっとさせる」。
turn ~ onは「~をつける」「オンにする」
3
日本語: 私は海で泳ぐのが怖いのです。水中には何でもいる可能性がありそうじゃない?
解答例: I'm afraid of swimming in the sea. Anything could be in the water, you know?
afraid ofなどが使えたらOKですよ。後半部分で使われたcouldは可能性のcan(~し得る)の控えめな形。
ENDING
Onishi: Hey, guys. What are you most afraid of?
David: Clowns! Clowns. Nothing is scarier than clowns. I'm terrified of clowns.
大西: なるほど。ピエロなんですね。
Rosa: Well, now I know what I'll be for Halloween next year.
デビッド: あっ、しまった!
Rosa: What about you, sensei?
大西: 饅頭かな。
大西: ねえ、二人とも。一番怖いものは何?
デビッド: ピエロ!ピエロ。ピエロより怖いものないよ。僕はピエロが怖いんだ。
大西: なるほど。ピエロなんですね。
ろーざ: まあ、これで来年ハロウインで何になるかわかったわね。
デビッド: あっ、しまった!
ろーざ: 先生はどう?
大西: 饅頭かな。
英語圏にも「饅頭こわい」みたいなみんなよく知っている定番ジョークってあるんですかね。