どうも。
それでは行きます。
OPENING
大西: いやあ、最近悩んでいるんだよね。
ろーざ: なに悩んでるの?
大西: あの「躊躇」って漢字があるじゃん。で、躊の方の真ん中のあたりの横棒1本忘れてしまうんだよね。
Rosa: Hey everyone. This is Akino Rosa.
David: And I'm David Evans. Okay you two, before I start having second thoughts, let's jump into today's lesson.
Lesson 196 発言タイプ: 感情その13 躊躇
[KEY SENTENCE]
I'm having second thoughts about going, actually.
今回は「躊躇」。物事に躊躇することは日常的にあります。いくつかの表現をマスターしておきましょう。
DIALOGUE
スミス先生とジェッツ先生が話しています。スミス先生は結局ウィーンに行かなかったようですね。
Mr. Smith: Good morning, Ms. Jetz.
Ms. Jetz: Good morning, Mr. Smith. Formal today, aren't we?
Mr. Smith: Yes, I like to be formal at the beginning of the year.
Ms. Jetz: Ah, yes. You're a very proper person, I know.
Mr. Smith: I try to be.
Ms. Jetz: So, I've been dying to ask you. How was Vienna?
Mr. Smith: I didn't go to Vienna.
Ms. Jetz: What? I told you to go!
Mr. Smith: I'm having second thoughts about going, actually.
Ms. Jetz: Why? What's the problem?
Mr. Smith: It doesn't feel right.
WORDS AND PHRASES
Good morning, Mr. Smith. Formal today, aren't we?
さあ、ここで付加疑問文となっていましたね。We're formalでこのWe areが省略されていると感じられているところから、aren't we?と付加疑問文がつくられるというわけです。
You're a very proper person, I know.
proper これはきちんとした礼儀正しい使いかたがあります。
It doesn't feel right.
さあ、feel right これは「正しいと感じる」ということですが、「しっくりくる」というニュアンスで使われています。
GRAMMAR AND VOCABULARY
I've been dying to ask you.
私はあなたにとても聞きたかったのです。
意味の広がり方において、英語は日本語と大きく重なっています。die(死ぬ)もその一例です。日本語で「死ぬ」は「死ぬほど~したい」のように「したい」とよく結びつきますが、英語でもそれは同じです。dying は「死にかけている」、それが「したい」につながっています。I'm dying for a beer. (ビールを死ぬほど飲みたい)といった言い方もありますよ。
I told you to go!
私はあなたに行くようにと言いました!
to不定詞を説明語句とする目的語説明型の文。目的語説明型は目的語とその後ろに配置された説明語句との間に「=(イコール)」あるいは「主語・述語」の関係がある形です。この文では説明語句にto不定詞が使われているため、目的語がto以下の行為に進んで行くというニュアンスが加味されます。youがgoするようにtold(言った)ということになります。
(ダイアローグの日本語訳)
おはよう、ジェッツ先生。
おはようございます、スミス先生。 今日はフォーマルな装いですね?
ええ、新年にはきちんとした服装をしたいですからね。
ああ、そうだ。 先生はとても折り目正しい方でしたね。
そう心がけているんです。
ところで、とてもお聞きしたいことがあります。ウィーンはいかがでしたか?
ウィーンには行きませんでした。
何ですって? 私がぜひ行くようにと言ったのに!
実は、行くことを考え直しているんです。
どうして? 何が問題なのですか?
何かしっくりこないのです。
TYPICAL EXPRESSIONS
I'm having second thoughts about going, actually.
私は実のところ、行くことを考え直しています。
ゴガクルの解説より:「have second thoughts は「2番目の考えを持つ→考え直す」ということ。「躊躇」を表す表現の一つです。「躊躇」は日常頻繁に出あう重要な感情です。しっかりとその気持ちを伝えられるようになりましょう。」http://gogakuru.com/english/phrase/284107
I'm hesitant to do that.
I hesitate to do that.
私はそうすることに躊躇しています。
hesitate は「躊躇する」という日本語にそのまま対応する動詞。
hesitantはその形容詞で「躊躇して」。
まずはここから慣れてください。
I'm not ready to do that.
I'm not ready for that.
私はその準備ができていません。
not ready(準備ができていない)も「躊躇」を表す簡便な方法です。
ready に to が組み合わされるのは「(これからすることへの)準備ができている」を表しているから。
I'm still on the fence about that.
私はそれに関してまだ決めかねています。
このフレーズは先月のレッスン171で学習しましたね。決定を躊躇している状況です。
レッスンで覚えたフレーズをぜひもう一度復習してくださいね。
I'm still on the fence about that. It's a complicated issue.
私はそれに関してまだ決めかねています。それは複雑な問題です。
躊躇の表明には、その理由を述べる流れが加わることがしばしばあります。「躊躇しているんだ、というのも」という流れですよ。
PRACTICE
David: Okay. It's time for today's practice. These phrases express hesitation. Hesitation is a normal, natural, and valid human emotion. And it's very important to be able to express that feeling in English and any language. So, let's master these phrases. Here we go.
デビッド: はい。本日の練習の時間です。次の各フレーズは、躊躇を表します。ためらうことは正常、自然かつ正当な人間の感情ですね。そして、そうした気持ちを英語で、またどの言語ででも表現できることはとても大切ですから、これらのフレーズをマスターしましょう。ではいきますよ。
I'm hesitant to do that.
I hesitate to do that.
Rosa: Let's try the next couple.
ろーざ: では次の2文をやってみましょう。
I'm not ready to do that.
Let's try another version.
別のバージョンをやってみましょう。
I'm not ready for that.
David: Let's continue.
デビッド: 続けましょう。
I'm still on the fence about that.
Let's try one more time.
もう一度やってみましょう。
I'm still on the fence about that.
Rosa: And our last example.
ろーざ: では最後の例文です。
I'm still on the fence about that. It's a complicated issue.
Let's try one last time.
最後にもう一度やってみましょう。
I'm still on the fence about that. It's a complicated issue.
David: Hmm. should we do the practice one more time? I'm still on the fence.
デビッド: フム、この練習をもう一度やるべきかな?まだ決めかねているんだけど。
Rosa: I think our listeners can try again on their own time. How about that?
ろーざ: リスナーの皆さんは、お時間のある時にもう一度挑戦されるといいと思うわ。それでどう?
on one's own time 労働時間外に、暇な時に(英辞郎)
David: Sounds good. Let's keep going.
デビッド: いいね。頑張って続けましょう。
Rosa: Great job, everyone.
ろーざ: 皆さん、大変よくできました。
TYPICAL EXPRESSIONS IN ACTION
1.
日本語: 私は考え直しています。今旅行するには本当にお金がかかりますよね。
解答例: I'm having second thoughts. Travelling right now is really expensive.
考え直しているところをサラッと言えたらOKです。
Travelling right nowは、動詞ing形を用いた主語。
こうした主語の作り方、慣れてきましたか?
2.
日本語: それについてお話しする準備はできていません。まだすべての事実を知らないのです。
解答例: I'm not ready to talk about that. I don't know all the facts yet.
not ready toができればOK。
yetは「未完」を表す単語。「まだだよ」と軽く文に添えます。
3.
日本語: 私は思っていることを言うのに躊躇しています。君の気持ちを傷つけたくないのです。
解答例: I'm hesitant to say what I think. I don't want to hurt your feelings.
hesitantは知っていると便利な単語です。この機会に覚えてくださいね。
what I thinkはwh節。「私が何を思っているのか」「私が思っていること」両用の形です。
ENDING
Onishi: Hey, David. I'm hesitant to say what I think. I don't want to hurt your feelings.
David: Oh, well. Please don't hesitate to hesitate to tell me that.
Onishi: What do you think about that, Rosa?
Rosa: Hmm. I'm not ready to talk about that. I don't know all the facts yet.
大西: だれも何も言わないじゃん。
大西: ねえ、デビッド。思っていることを言うのはためらわれるんだよね。君の気持ちを傷つけたくないし。
デビッド: え?あー、どうかそれを僕に言うのをためらうのをためらわないで。
大西: ろーざ、今のことをどう思う?
ろーざ: うーん、それについてお話しする準備ができていません。まだすべての事実を知ったわけではありませんので。
大西: だれも何も言わないじゃん。
「躊躇」なんて漢字、私は手書きできません。手書きするときはたぶんひらがなですね。