Break Fool #49 Block Music

このポーズ、あまりにかわいくない黒人女子が、よく好む。
エクスケイプのブス3人(あえてキャンディは除外)も、
MCライト「Keep On, Keepin' On」で、同じ格好をしていた。
というわけで、
ショウナのセカンド・アルバム『Block Music』。

簡潔な感想。
前作より、サウス。
そして、相変わらず早口が好きなショウナ。
ショウナのセカンドが出た事実より、
冒頭曲「Can't Do It Like Me」のプロデューサーですよ。

Now that we found love what are we gonna do~♪
そう、ヘヴィー・Dです。
じゃなくて、チャッキー・トンプソン、その人。
チャッキー・トンプソンが一曲、やっていました。
まあ、そんなによい曲じゃなかったけど。
壊れたオルゴールみたいな音色が
「ゴジラゴジラ ゴジラとメカゴジラ」みたいなメロディを奏でてます。
(2曲目も「ゴジラゴジラ ゴジラとメカゴジラ」に聞こえる)
チャック・ライフ・プロダクションは解散したのか、
ライフ・プリント・プロダクションに名義が変更していました。
「110%ピュア」なるプロデューサーも確認できたんですが、
いわゆるサウスはクリスタル・ウォーターズ祭りでも起きてるんですかね。

(デビュー・アルバムは再発、「Gypsy Woman」の12インチも再発。T.I.のおかげで、ひそかなクリスタル・ウォーターズ旋風)
Break Fool #48 Foxxi misQ

フォクシー・ミスク。
ついこないだ、深夜にPVが流れていて
調べよう調べようと思っていたけど、
すっかり忘れていて、なんとなく今思い出した。
左から
●チエ
●ユーア
●デム
デム!
この日本人ライクじゃない名前に
おきゃんイズムを感じさせます。

(これはデム・フランチャイズ・ボーイズ)

(これはリル・モー「Dem Boyz」)
これがデビュー・シングル「Tha F.Q's Style」。

語呂が悪くて吐きそう。
ザ・エフキューズ・スタイル。
「ミスク」だから「ザ・エフクズ・スタイル」かもしれない。
ますます語呂が悪くて吐きそう。
リリックはNao'ymt。ラップにジン。

(DJジンではない)
これまで国内のガールズ・グループ、
特に3人組は売れないジンクスがのたまっていたが、
それは俗に言う「お子さま感」であったり、
「OL感」であったり、要は「ピンポイントおきゃん」がいなかった。
そこで登場したのが、
踊れて歌えるフォクシー・ミスク!
そしてなにより、この安っぽそう感。
この「安っぽそう感」が彼女たちを気にさせる要因。
地道に活動を見守っていきたいと思います。(覚えていれば)
Break Fool #47 Sexy Back

ジャスティン・ティンバーレイク来日公演@ゼップ東京。
ライヴ、と知ったのは数時間前で、
それまでずっとジャスティンの試聴会が
ゼップ東京で行われるものと勘違いしていた。
(ちょうど二週間くらい前に試聴会の案内はきていたものの、来日公演の話は聞いていなかったので)
「いやあ~、スーパースターは粋だね~」
なんて思っていたけど、よくよく考えれば、
ゼップで試聴会するメリットって何?
ってな話で、れっきとした来日公演だった。
到着した時間は既にライヴが始まっていたけれど、
どうやらまだ始まって間もないらしい。
今回は全編生バンドで、計11曲の構成。
生バンドで聴く「Senorita」は格好良いなあ。
しかし、ジャスティンは
いつの間にマルチプレイヤーになってたんですかね。
ピアノは弾くはギターは弾くはビートボックスもお手のもん。
それに踊れる。黄色い歓声にも納得がいきます。
「Like I Love You」では、
あのギターのリフをギター片手に爪弾きながら歌う。
(遠目で見ていてもちゃんと弾いてるっぽいとわかる)
「Love Don't Love Me」やってくれねえかな~
とか思ってたら、もうアンコールまで辿り着いてしまった。
最後は「Sexy Back」。

(このシングル・ジャケットのコンセプトは何なんだ)
9月発売のセカンド・アルバム『Future Sex/Love Sounds』からの先行シングルで、既に巷を騒がせていますが、
これにユーリズミックス「Street Dreams」のアレンジを施す。
(コーラス隊が「Street Dreams」のフックのアカペラを16小節歌ってからスタートするという、なんとも劇的なアレンジ)
そうしたら出てきた、スーツ姿のティンバランド。
「痩せた」とはいえ、まだまだファット。
眉毛を上にニヤッと上げる仕草や、
体をウネウネ動かす様は、往年のトコナ・Xを彷彿させた。
というか、トコナに似ていた。
ステージに登場するなりジャスティンがティンバを客席に紹介、
黄色い声、再び。って、みんなティンバと認識しているのだろうか。
まあ、そんな邪念はおいといて、
ティンバはひとりファットマン・スクープ状態でアオるアオる。
この時ばかりはジャスティンより、
ティンバのライヴでのステージングばかりに見入った。
長いことティンバを知っているけど、
初めてのステージングに、なんだか感動した。
「あ、ティンバが歌ってる」とか
「あ、ティンバが動いてる」とか
「あ、ティンバが観客と戯れてる」とか。
ファレルよりティンバが歌う方が愛嬌がある。
まあ、ティンバを公の場で見慣れてないというのと、
もう、ファレル・ウィリアムスにありがたみを感じない、
というのも起因しているけど。
「Street Dreams」アレンジの
「Sexy Back」のフックを続けつつ、
バンド・メンバーを紹介して、そのメンバーが撤収していく。
ゆえに、コーラス隊を紹介したら、
「Sexy Back」のコーラスが消滅。
キーボードを紹介すれば、キーボードが消滅。
ギター、ベース、と同じように音数が減っていく。
で、最後に残ったドラムも消滅。
すると、ジャスティンとティンバでビートボックス合戦。
これがまた両者、うまい。
特にティンバのビートボックスの太さといったら!
(ジャスティンのビートボックスがかすむ)
「トキトキトキトキ……トキヨー」
なんて口スクラッチも挿入するもんだから、
ティンバへの黄色い声も集中砲火。
いろんなヴァリエーションを見せてくれたけど、
ティンバのトラックに挿入されるゲップや
「なんだこの音?」って思えるものも、
全てティンバの口から発せられる音なんじゃないか?
なんて思えるくらい、奇想天外な音の乱れ撃ち。
(アリーヤ「Are You That Somebody」の赤ちゃんの声ももしやティンバでは?と穿ってしまうくらい)
というわけで、あまりジャスティンジャスティンしていなかった自分も、今回のライヴでだいぶ好きになりました。

『Future Sex/Love Sounds』は9月20日発売!
ジャネット、発売日が一緒だから俺も乳首出すぜ!
Break Fool #46 Esthero
今日はエステロを聴いています。

エステロに出会ったのは、9年前くらい。
NYに遊びに行った友達が、土産でデビュー・アルバム
『Breath From Another』のカセットテープを買ってきてくれた。

(一応、今でも大切に持っている)
これはCD盤だけど、カセットテープはもっとチープで、
裏のクレジットも微妙で、ケースも割れてた。
それでも、その内容は衝撃的で、「すげ~な~」とか思いつつも、
すぐ飽きたような記憶。
そして国内でも『Breath From Another』が陳列されるようになったが、
「あー、カセットテープの娘だ」とかいう認識で素通り、
がしかし、シングルで表題曲「Breath From Another」がカットされ、
DJクラッシュのリミックスが収録されていて、
「お、ナイス審美眼!」とか思って12インチを購入した。
そんな矢先に、当時勤めていた編集部でデモテープ担当の自分、
そこに「エステロみたいなスタイルを目指しています!」
とか書いてるプロフィールの男(男だよ、男)がいて、
「あー、カセットテープの娘はそこはかとなく影響力を散布している」
とか思ったものだ。
(ついでにいうと、せっかくだからその当時のデモテープ連載にはエステロのアーティスト写真を掲載してみた)

(ナイス上目づかい)
そうしたらプラス矢先、
エステロがクラッシュさんのアルバムに参加する、
というインフォが編集部に入る。
「あー、エステロ(ようやくエステロ呼び)審美眼返し~」
とか思ったものだ。
そこで、せっかくだから家に帰って
エステロのカセットテープを探すことにした。
こういう時に限って、なかなか見つからない。
その時は結局、見つけられなかったけど、
数日後(下手したら数カ月後)、素っ頓狂な場所から出てきた。
すぐデッキにセットして聴いてみたら、
なんというものか、とても新鮮に聴こえるわけですよ。
「Breath From Another」ももちろん素敵なんだが、
4曲目「That Girl」がとてつもなく素晴らしすぎて、
あの時の自分はこれを評価できなかったのか!とがっくり肩を落としたりした。
(言い訳として、「見落としていた」ということにしている)
そうしたらタイミングよく「That Girl」がシングル・カットされて
「エステロは俺を自己嫌悪に陥らせようとしている!」と穿ったりもした。
そして今日聴いているのは、
7年振りのセカンド・アルバム『Wikked Lil' Grrrls』。

これも例に倣って、というか例はまだ何も挙げてないけど、
素晴ラシスな音楽性でまとめあげられている。
さすがオンタリオ州ストラトフォード生まれ!
(オンタリオ州なんて聞いたこともなかったけど。カナダらしい)
例えば、ヒップホップ/R&Bに的を絞って紹介すると、
今や飛ぶ鳥落とす勢い、というか、おめーが鳥、
と言わんばかりのシー・ローをフィーチャーした「Gone」。
シー・ローと共演、というのも「はじめまして」ではなく、
デビュー直後に映画『Slam』のサントラで
グッディ・モブと「World I Know」で共演していたりする。
先見の明、エステロ!
しかも、ちょっと滾るのが、
この「Gone」のプロデュースがキース・クロウチなんですよ。
キース・クロウチといえば、
泣く子も黙る、ヒューマン・リズム・プロダクション。
とはいえ、今はもう泣く子もいない状態ですが。
そして「Junglebook」。
ジャングルブック、ってタイトルに興味を示したのか、
はたまた音楽性で共鳴したのか、アウトキャストのアンドレ3000と共演。
とはいえ、これは最近でいう
「ネリー・ファータド feat. ファレル・ウィリアムス」、
つまり、最終的にはそのヴァージョンは未収録、といった図式。
アルバム・サンプラーやアンリリースド作品には
シレッとアンドレ3000がいたりします。
今でこそアンドレもシー・ローも
似たもの同士的なにおいがするけど、
そやつら2人を自分の作品に呼び込むなんて、
たいそうなことをやってのけている。
それでも、日本での認知度は相当低いと思う。
顔も悪かないし、ヴォーカルが鼻につくわけでもないのに。
ポップとはいえ、ヒップホップでのフィーチャリングが数多い。
たとえば、ファージーが加入する前の、
まだコアなリスナーからも支持されていたBEPの前々作、
『Bridging The Gap』に収録された「Weekends」。

ウィル・アイ・アムが手掛ける
EPMD「Rampage (Remix)」のイントロまんまの軽快なアップ。
これを身のこなし軽~くエステロがフックを歌う。
(共演のきっかけは、映画『Love & Basketball』のサントラではBEPとレ・ヌビアンの楽曲「Complete Beloved」でエステロがコーラスを担当していて意気投合、とか勝手な想像)
そして、レフト・アイの遺作『Supernova』に収録された
「The Universal Quest」。

ここではラップじみたエステロを堪能できます。
レフト・アイもエステロが気に入ってたのかな。
&、先述ネリー・ファータドとも「I Feel You」で共演している。

こんだけ個性派アーティストと共演していて、
エステロに個性がないわけがない。
というわけで、今日は約10年の時を経て、
ファースト・アルバムをCDで購入したいと思います。
HMV、セールだったし。高くないといいなあ。
Break Fool #45 Phone Booth
同い年のライターくんが「面白い」って話してくれたんで
『Phone Booth』、新宿の激安ビデオショップで300円で購入。

主演はハメ撮り王:コリン・ファレル。
この俳優のバックグラウンドは全く知らないんだけど、
なんていうか、エドワード・ノートンみたいな立ち位置?
エドワード・ノートン亡き今、コリン・ファレル、みたいな。
まあ、どうでもいいんだけど。
物語は、1つの公衆電話ボックスが舞台で、
とりあえず、逃げられない。逃げたら殺される。
ついでに握られた弱味を暴露されてしまうし、
嘘も、虚像も、浮気も。
要は、受話器を戻してしまったら、殺される。
たまたま取った受話器だったのに。
自分が書くと稚拙なストーリーに聞こえる。
結果として面白かった映画を紹介しているのに、
全然面白みに欠ける稚拙さ!
というわけで、面白ポイントその1、
ポーラ・ジャイ・パーカー演じる売春婦:フェリシア。

(この右の白髪娘がジャイ子。『Woo』や『Sprung』、『Friday』といった黒人コメディ映画に多数出演している)
面白ポイントその2、って全然面白ポイントじゃないけど、
名作『Species』で超能力者を演じたフォレスト・ウィテカー。

(この映画ではエド警部を熱演)
この俳優、何気に自分が見る映画によく出てくる。
覚えている限りでも、これまた名作『Body Snatchers』、
そしてジョディ・フォスターが走る『The Panic Room』、
って二作品しか覚えてません。
あとは、妊娠娘:ケイティ・ホームズが不倫相手役で登場。

(この写真だと野次馬にやってきた知念里奈風)
キム・ベイシンガーが切れた電話線を駆使して繋げ、
どうにか助けを求める映画『Cellular』と『Phone Booth』の脚本家は、どうやら一枚も二枚も噛んでるらしい。

(助けて~。ヘルプミ~~~~~~。by キム)
電話冥利につきる脚本家。
コリン・ファレルは好きくない俳優だったけど、
この映画で好きになりました。
犯人役が既に誰か出回ってる映画らしく、
わかった上での「コリン・ファレル vs. 犯人」らしい。
その俳優が、やたら人気のある俳優らしいが
(『24』とかいうシリーズのなんとかさん)
全く知らない俳優だったので、出し惜しみ感すらなく、
エンディングはなんとなく消化不良。
Break Fool #44 LeShaun
編集部にミックス・テープが届いたので聴いてみる。
冒頭はセックス依存症のニーヨ「Stay」。
エロで攻め立てる風のミックス・テープかと予見。
予想は的中、LLクールJ「Doin it」まで漕ぎ着けた。

「Doin it」といえば、
悩ましいくらいに合いの手を入れてくるルショーンの存在。

(※画像はイメージです)
このルショーン、クイーン・ラティファ率いる(率いた)
フレイヴァー・ユニットのメンバーで、
デビュー当時は、勇ましいほどにブスだった女子。
(「Doin it」のPVでは見違えるほど垢抜けた)
93年に「Wide Open」なるシングルでデビューしていて、
恥ずかしながら、12インチを持っていたりする。
だって、フレイヴァー・ユニットが好きだったから。

(ほら、このブスっぷり!)
17か18の時に出産した、という話題だけが先行していたので
「Wide Open」=「帝王切開」のラップだと勝手に思いこんでいた。
そんなルショーン、
「Doin it」以降はさっぱり耳にしない。
翌年の96年にリリースされた
ロード・フィネスの傑作「Gameplan」。

これぞ、ネリー・ファータドとティンバランド「Promisecuous」の原型! ともいえる合いの手合戦作品ですが、この女子は一体誰なんだろうなあ。
クレジットされてないけど、
この悩ましさは、ルショーンっぽい。
けど、違うんだろうなあ。
Break Fool #43 Nu Soul その2
モーリス体験記その2。
多分、一番最初に聴いたモーリス作品は
日本で「Wanna Dance」旋風を起こした、
というか「Wanna Dance」の認識しかされてない
ヤズミン「Sacrifice」のリミックス。

なぜか、家庭教師に促され、購入。
これはIDプロダクションで固められた12インチ。
内容は全くもって覚えてません。
多分、その程度の作品。
初期作品の中で一番印象に残ってるのは
シーシー・ペニストン「We Got A Love Thang」。
この曲、シルク先生の秘蔵っ子としてデビューした
シャンテイ・サヴェージとキム・シムズがバック・ヴォーカルで参加。
これも例に倣ってIDプロダクションで固められてます。

とか書いてたら、飽きてきたのでつづく。
Break Fool #42 Nu Soul
ヒップホップ/R&B黄金期と言われる90年代中期、
その時代は、ハウス・ミュージックにとっても、
輝きを失わない黄金期だった、ってことは、
90年代中期というのは、恐ろしくダンス・ミュージック黄金期、
といっても、過言ではないと思う。
今のハウス・シーンは全く知らないけど、
R&Bのハウス・リミックスや、
たまーに存在するヒップホップのハウス・ミックスなどは、
(バスタ feat. ジャネット「What's It Gonna Be?! 」の2000ワッツ・リミックス以降、たいした作品は出てないと思うけど)
リミキサーの名前によりけりで耳にする傾向にある。
そんな中でも、グラミーも受賞したモーリス・ジョシュア。
いぇーい。
モーリスといえば「Nu Soul 」と冠にしたミックス名で
デスティニーズ・チャイルドやジョン・レジェンド、エイメリーなど
数多くのアーティスト、といよりは、
コロンビア・レーベルのお抱えリミキサーみたいになっているけど、
今、R&Bのハウス・リミックスといって、
容易に思い浮かぶのは、このモーリス、かと思う。
このモーリス、もともとスティーヴ・シルク・ハーレイ、
そしてマイメン、E・スムーヴと共に90年代初頭、
IDプロダクションなるチームを結成していて、
この3人がセットでくっついてる12インチが多く見受けられた。
例えばマイケル・ジャクソン「Remember The Time」や
シーシー・ペニストン「We Got a Love Thang」なども、
ダブル・パックの12インチだったりして、
上記3人のハウス・リミックスが収録されていた。
ダブル・パックの12インチなんか見なくなったなあ、そういや最近。
当時、かなりのIDプロダクション・フリークだった自分は、
その3人の名前があれば、プロデューサー買いと一緒で、
必ずと言っていいほど、即購入。
IDのいいところは、この3人はハウスが基盤であるものの、
全てがアーバンなヒップホップ・トラック(なんだこの稚拙な表現……恥ずかしい)を作るのも、ややうまい。
やや、というのは、
モーリスに関しては、そのセンスがやや希薄だから。
シルク先生とE・スムーヴの両者は、リミックスのみならず、
数多くのR&Bプロデュース作品も残している。
とはいえ、スムーヴはリミックスの方が多いか。
そんな手先の器用なIDプロダクションも
前述の黄金期後半戦に決別。
シルク先生はシルク・エンタテインメントを立ち上げ、
スムーヴはフォーカス・プロダクション、
そしてモーリスは200プルーフ・プロダクションを設ける。
(一瞬、2000プルーフになっていたのはクレジット・ミスだったのだろうか)
今、ハウス・クリエイターがチームでやっていて、
来年再来年あたりにソロで活動できるほど、ハウス・シーンは
活性化しているとは思えない。
ゆえに、やはりその時代は、相当仕事に困らなかったんだろうな、
と察しがつく。
モーリスはソロになってからしばらくは
「Maurice Joshua Club Mix」がメインのタイトルだったと思うけど、
気がついたら「Nu Soul Remix」になっていた。
まあ、この人も当たり外れがヒドい人ではあって、
一連のデスティニーズ・チャイルド作品で
「Say My Name」があれだけクールなディスコ・サウンド、
しかも生音仕立てで仕上げた完璧な作品だったのに、
「Bills, Bills, Bills」のリミックスは、果たしてヒドいものだった。
そのときは「Digital Black」なんたらかんたらリミックスって名前だったと思うけど、
ソロになって模索していたんでしょうかね、自分の音を。
その音の当たり外れの決定打は、なんといってもBPM。
my spaceで公言していた通り、
ビヨンセ「Deja Vu」のリミックス がアップされましたが、
これもBPMがはえーはえー。
ビヨンセ「Work It Out」もモーリスのリミックスだったけど、
それもBPMがはえーはえー。
聴いていたらBPMが早すぎて書く気が失せたので、これまで。
次回はBPMが早くない作品を聴きながら書きます。
Break Fool #41 13 Ghosts
自分担当は終了しました。
とっとと終わらせてください、他の部員。
というわけで、ヒマなんで『13 Ghosts』。

これはラー・ディガが出演している、
という事実にだけ魅かれ、借りた作品。
しかも、かなりおもしれー役回りなので、
ラー・ディガの一側面を見るには最適の映画。
(といっても、これ以前も以降も映画は出てないけど)

(左の大統領夫人みたいな髪型してるのがラー・ディガ)
あらすじは、なんて書いたらいいんだろう、これ。
とりあえず、巨匠監督のリメイクらしく、
おじさんが死んで、弟家族(パパ/娘/息子)に遺産が転がり込む。
けど、それが罠で、豪邸に住めるかと思ったら、そこには無数の霊が!
計12体。
ラー・ディガはベビー・シッター役で登場。

(娘に忍びよる霊が!)
なぜか責任を取らなければいけない霊能者、
という役柄で、マシュー・リラードが出ているんだけど、
こいつは遡ること12年前の作品『Serial Mom』では
鬼畜ママの息子を演じていて、しかもホラー狂という役。
10年前の1996年では『Scream』で殺人鬼。
(森昌子がアメリカン風に整形したらネーヴ・キャンベルになれそう)
『Deadman's Curve』でもサイコなキャラだった。
こういう役が多いマシュー。
そんなマシューが「霊が見えるメガネ」を提供してくれる。
それがないと、太刀打ちできないもんだから、
中盤以降はなかなかいいヤツにも思えてくる。

(血まみれマシューと絶叫ラー・ディガ)
あとの俳優/女優は全く知りません。
死んだおじ役がどっかで見たことあるんだけど、
別に思い出してもピンとこなさそうなので、どうでもいい。
当時、『映画秘宝』かなんか、そういった類の雑誌では
ことごとく酷評されていたような気がする。
それでも、「あのベビー・シッターが全てをもっていく」
と書いた某映画ライターがいたように、まさに、そんな映画。
ラー・ディガ抜きでは語れない!
(しかもエンディング曲もラー・ディガ。サントラ収録“Mirror Mirror”。すんげー地味だけど)
そのほか特筆すべき点としては、その霊の棲み憑いた豪邸が、
ディズニーランドのホーンテッドマンションが見習えよ的なすんげーハイテク加減。
12体の霊に関しては、細かい説明が少なすぎて、愛着を覚えるまでに至らず。
って結局自分も酷評ではないものの、あんまり良いこと言ってない。
けど、面白いんですよ。
なんか、儀式とか。ガラス張りの地下室とか。
Break Fool #40 Starship Troopers
無類のホラー映画好きです。
ホラーといっても山あり谷あり千差万別で、
大勢の人間が死ねば死ぬほど面白いこともあれば、
少ない人数でも印象に残る殺害シーンだけでも、
それで満足だったりします。
ゆえに、SF映画でも大量殺戮となれば、キュンとくる。
その最高峰が、この『Starship Troopers』(1997年)。

学園ドラマなのか、SF映画なのか、ファーブル昆虫記なのか、
いまだにどうでもいいと思っているけど、
とにかく、「人間 vs. 虫」という構図がたまりません。

ムシムシムシムシ!
昔から昆虫が好きで(逆説で思い切り嫌いなのかもしれない)、
捕まえては殺して、いろんな殺し方をしたもので、
とにかく、「虫」に異常なまで固執。
そしてやや大人になり、それなりに成長して、
出会った映画が『Starship Troopers』。
その頃にもなれば、わざわざ昆虫を捕まえて殺す、
なんてこともしていなかったし、むしろ、
幼少期はあんだけ素手で捕まえられたのに、
今じゃ捕まえたりできんのかな、と思える昆虫もたまにいる。
(カマドウマとか、まあ、そういう衛生面で)
映画の話に戻すと、
まず、虫がワサワサしている時代で、
その虫を駆除しようぜ軍隊みたいなのがある。
志願を募っている。軍隊に入れば、もれなく市民権ゲット!
けど、頭の悪い連中は、「肉壁」になるような、一番したっぱの歩兵にされる。
さあ、主人公が入隊したよ、虫と戦争だよ!的ストーリー。
もうちょっとちゃんとしたあらすじがあるらしいけど、
まあ、映画自体、とんでもないなんで、
真面目に書く方がどうだか、って話ですよ。
そもそも、きちんとした原作があるのに、
監督のポール・バーホーベンが
「もう、面倒だから人間 vs. 虫ってことで!」みたいなメガホンを取ったらしい。
この、超適当さ加減、上等!
まあ、本当にそれ級に適当な映画。
(「適当」という言葉が持つ神秘性にもそぐう)
主人公の俳優は誰だか知りません。
あまりにヒーローヒーローした顔つきで鼻につく。
なんといっても好演しているのは、
こやつ、マイケル・アイアンサイド。

そして優等生を演じるデニス・リチャーズ。

この映画が本国で当たったかどうかは定かじゃないけど、
翌年には『Scream』を当てたネーヴ・キャンベルと共に
『Wild Things』でダブル主役を張った女子。
もう、こやつのテンパりっぷりが面白すぎて、
後にも先にも、この役柄のハマり具合ったらない。
「かわいいんだけど、微妙にブス」みたいな顔もポイント高し。
んで、『Saw』シリーズの
女刑事ケリー役でもおなじみの、ディナ・メイヤー。

ディナ・メイヤーのビッチっぷり、
そしてこういう「ヤンキー風なのに、純情」的な性格を演じる彼女を待つ結末、まあ、学園ドラマの縮図というか、
「こういう描写、この映画に必要だったの?」と思わせる、
まさにこの映画のパンチラインを担う役!
しかも、乳を何度も放出します。
というわけで、校了したら、
絶対、久々に見たいと思います、多分。