トキ | 事実追求 真実探求

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ちょっと立ち止まって、考えてみよう

北斗の拳の「トキ」ではない。朱鷺である。
今日の天声人語のテーマだ。



ちなみに「とき」と書くと、
特急ときを思い出す。
新幹線ときはあまりイメージできない。



その朱鷺10羽が佐渡で放たれた。
ニュースでもやっていたが、
狭いところに入れられていたので、
長距離がうまく飛べなかったらしい。
ふらふらしているのだ。



訓練が終わり、放たれたのだろう。
でも、過保護に育てられた上、
えさも少ないはずだ。
多分、そのままにしておいたら、
やはり野生の朱鷺は絶滅するだろう。



それにしても、人間は勝手なものだ。
中学生のときの理科の
先生が言っていたのだが、
昔は朱鷺に向かって
石を投げていたりしたそうだ。



環境を破壊し、
朱鷺の住めない環境にし、
絶滅しそうになると、
今度は大量の税金を使って、
保護する。



保護したはいいが、
もはや自然の朱鷺ではなくなっている。
朱鷺らしくない朱鷺なのだ。



「らしくない」という言葉を使ったが、
最近はペットでも、犬らしくない犬、
猫らしくない猫も多い。
デブ猫、デブ犬、飼い主より上だと
思い込んでいる犬もいるとよく聞く。



人間以外の動物は「らしさ」が必要だ。
それはその動物の本能から来るものであったり、
進化の過程から出てくるものであったりする。



人間は愚かなのか、賢いからなのか

知らないが、「らしさ」がない。
日本人らしさ、中国人らしさ、アメリカ人らしさと
国や地域によって「らしさ」が、
かつてはあったように思う。



でも、今や「日本人らしさ」といわれても、
はっきりとこれだと言えるものはない。
また、「男らしさ」、「女らしさ」も
今となっては分からない。





動物の話でもう一つ。
少々前、動物に行ったときに思った。
本来動物は、自然の中で生活している。
でも、動物園にいる動物は、
檻の中に閉じ込められている。
自由が奪われ、かわいそうだ、と思った。



が、同時に本当にかわいそうなのか、と思った。
それは、動物園にいれば、
天敵とは一緒にならない、
えさが取れないこともない、
つまい、食いっぱぐれはない。
病気になれば、人間が看病してくれる。



人間的に言えば、三食昼寝付きで
悠々自適で生活できるのだ。
果たしてこれがかわいそうと言えるのか?
とても幸福なのではないか?