うちなーてぃーぬ話（沖縄空手の話）

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2026年の首里城再建へ

沖縄は頑張っています❣

6月の沖縄はこんな感じ

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　いよいよ世界遺産登録へ

次は「泡盛」が無形文化遺産候補へ🍶

泡盛のユネスコ無形文化遺産登録目指す　政府が方針、24年にも審査　【東京】政府が、沖縄の泡盛などの国連教育科学文化機関（ユネスコ）無形文化遺産登録を目指す方針を固めたことが9日までに分かった。菅義偉政権で、成長につながる改革を具体化することを目的に設置された「成...

ryukyushimpo.jp

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※　写真、動画は全てインターネットから引用です。

今週は、沖縄が世界に誇る武道「空手＝KARATE」🥋をご紹介いたします。とにかく奥が深い💦

・　発祥の経緯は実ははっきりしていない

沖縄で生まれ育った空手ですが、実は発祥の経緯に関しての記録が無く（多分戦争で燃えました😢）ハッキリしていません。先人の話をまとめると大きく2つに分かれています。１つは「中国武術からの派生」。2つ目は「沖縄舞踊からの発生」です。どちらかと言うと1つ目が有力視気味ですが、空手の原型が伝わっとされる琉球王国時代には中国武術も模索・発展段階であったと指摘されています。シルクロードやマリンロードにのって同時多発的に「拳法」の原型が世界中に伝わったのかもしれません。

※　少林寺拳法

・　もともとの呼び名は「空手」じゃない

「空手」普及の歴史の中で空手は様々な名前に変化しています。今では世界中に空手愛好家が存在する事から「KARATE」と表記するようになっています。空手の前は感じが違う「唐手」でした。琉球王国内で育まれていた頃は「手」と書いて「てぃー」と呼んでいました。「素手で行う拳法」と言う意味合いがあるようですね。

・　オリンピックにおける空手

オリンピックに行われる空手は、もちろん沖縄から派生して日本中で育まれたもので、「日本空手」として大別できます。競技としての空手であり、「他者と争い優劣を決める事が目的」になっている空手です。世界中で行われている空手もこちらが主流になっています。

※　どちらが勝つかを決める「組み手（くみて）」

※　あらかじめ決められた動きの洗練度を競う「型（かた）」

・　沖縄の空手は目的が違う

沖縄伝統の空手（「琉球空手」もしくは「沖縄空手」）は「日本空手」と目的が違います。一番の違いは「優劣の為」ではなく「護身術」としての空手なのです。「積極的に攻撃する」のではなく「まずは守る」事に趣きが置かれておりそもそもの考え方が真逆なんです。伝統の空手を嗜む人間には、「まずは己を守りなさい。もっと強くなれば家族を守りなさい。次は村を守りなさい。そして国を守りなさい。」等々の「守り」に関する教え多数があります。

※　沖縄の星「喜友名（きゆな）選手」

・　沖縄では隠れて学ぶものだった

今でこそ学校教育の一環として大々的に行われていますが、上記したように「護身」の為の術（すべ）なので、もしもの時にしか使いません。従って王国時代には男子の嗜みとしてこっそり控えめに、隠れて学ばれていたそうです。

※　全国的普及に伴い学校教育にも取り入れらた「空手」

・　沖縄から本土へ

近代空手は沖縄の先人たちが積極的に本土へ広めました。先に「柔道」「剣道」が本土では普及していましたが、それら先生に興味を持っていただき、助けてもらいながら徐々に当時のエリート集団である大学生に広まっていきました。哲学的要素に裏付けされ、後に日本武道の仲間入りを果たすのです。

※　数々の大先生たち

・　似ている空手着と柔道着

空手には元々道着がありませんでした。そこに柔道の先生が柔道着を貸したことがきっかけになり空手着に進化しました。柔道着と空手着の最大の違いは、生地の薄さです。柔道着の方が生地が厚く丈夫に出来ています。こんな助け合いで空手着が誕生しました。

※熟練度に応じて色んな帯の色があります。誰でも黒では無いのです。

・　沖縄空手の最大の特徴は「受け」

先ほども申し上げたように、日本空手が「どのように攻めるか」が軸になっているのに対して「沖縄空手」は「いかに優位性を持った受けが出来るか」が最大の特徴です。「攻撃は受ける事から始まる」とされていて、決して自分から攻撃しない、沖縄が育んできた人々の精神が空手の考え方に影響しているのです。

・　琉球王国時代から育まれた人間性

小さな島国「琉球王国」は中国大陸や日本等の大陸との中間貿易で栄えました。自国を守りながら大国達と対等に渡り合うために、様々な知恵を絞りだしていました。先制攻撃しても勝てない相手と対等に渡り歩く為の術が高度な「受け」だったのです。琉球王国の歴史を見てもピンチの時は必ず「受け」から政策が始まっています。そんな国民性が空手にも表れたのですね。