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首里城再建へ

がんばろう沖縄❣

今週の本題でーす

※　写真は全てインターネットからの引用です

文化が違うとは（※正確に定義するのは難しいのですが・・・）、着る服が違ったり、食べるものが違ったり、言葉が違ったり、風習や習慣が違ったりすることを指しますね。今回取り上げる「髪型」も文化の中に入りませんか　少なくとも琉球王国時代の民族構成においては、更に中国・琉球・日本においてはかなり個性的な違いがあるようです。今回はこちらをご紹介して見ようと思います。

沖縄　　　　琉球時代

王国が建国されてから180年が経った1609年、琉球は薩摩藩島津軍の侵攻により事実上、二重朝貢状態（明・清国との属国と薩摩藩の属藩（？造語です）関係になってしまいます。ここから非常に優秀な指導者の下、琉球は大きく変化していくことになります。が・・・、この続きは後日と言うことで、本日のテーマ髪型についてお話させて頂きます。

この時代日本は丁度「江戸時代」の初期ですね。髪型は国内外でも有名で人気の高い

「チョンマゲ」です。

丁髷（ちょんまげ）

事の始まりは兜をかぶった時に頭が蒸れるので頭頂部を剃ったのが始まりだそうです。落ち武者の姿は戦で負けて結っていた丁髷がみすぼらしくほどけた状態ではなくて、元々兜をかぶる時は丁髷を結っておらず、すべての武士がこのような状態で兜をかぶっていたのですね。新しい発見でした

この丁髷にも色々な種類があるのをご存知ですか一般男性用、粋な男性用、ご老人用等々（実は「丁髷」はご老人用の髷の名前です。現在では、この髪型の総称になっています）。

今でも実際に使用されているのが、大銀杏（おおいちょう）と呼ばれる髪型で、大相撲の世界の力士の階級の中に生きています。

大銀杏

さてさて、大きくこの頃の琉球王国ではこんな髪型が男性では一般的でした。

「かたかしら」と言う名の髪型です。頭のてっぺんで結い上げます。この結が小さければ小さいほど美しいとされており、そのために頭頂部をすく意味で小面積剃ったそうです。後にご紹介しますが、私の中では随分日本風に寄せたような印象です。実はこれは元々全く違う所で結われていた物が頭頂部に移動したものです。元々はどこにあったか、その答えはこちらです。

右耳の上で結ってありました。これは伝説の中山王「舜天（しゅんてん）」王が耳の上辺りに産まれつき大きなこぶがあり、それを隠すために結ったものを民が真似た事にルーツを持ちます。この非常に腕のたった舜天と言う若者、実は源為朝（みなもとのためとも）の子供とされています（詳しくは近く過去のBlogを再UPしますね）。こんな伝説から続く重要な髪型を変えた理由とはいったい何だったのでしょうか。

1600年代の中国大陸は満州族が力を強め明国を攻め落とし新しい「清国」を建国（1644年）します。この時、琉球王国では大騒ぎです。あの漢民族の建てた明国が負けてしまうなんて考えもしませんでした。明国とは上手く朝貢関係で仲良くやれたが清国と、同じように出来るのかなー・・・。これは一大事です。民族が違えば文化が違う、文化が違えば「天変地異」だって起きる。琉球も大きな転換の渦に巻き込まれるやもしれない。

その中の心配事の一つが「文化の強要」だったのです。つまり今までの文化を全て追いやり満州民族の文化を引き継ぎなさいと言うものです。結論から言うと、一切の強要も無く、朝貢関係も引き続き保たれ平和的解決となりました。が・・・琉球の中で問題になっていたのが「髪型」です。満州民族は「辮髪（べんぱつ）」という非常に独特な髪型をしていました。その文化を強要されたらどうしようと悩んでいました。それがこちら

琉球民族と髪型