鎌倉時代中期
滋賀県大津市石山寺1-1-1 石山寺
花崗岩製
現高;約300センチ
露盤まで高;205.0
多宝塔の西側に建つ。
基礎、塔身、笠の3石が造立当初からのもので、相輪は、近世以降の後補。
基礎は、比高が低く、側面は無地のままにする。下部に一部破損が見られる。
塔身は、軸部、首部ともに側面に彫刻は無い。軸部は、中央の高さで僅かに膨らませた、ほぼ円筒形で、肩部は小さい曲線でほぼ水平に近く加工して首部につなぐ。首部も円筒形にする。
笠は、背が高く、上辺を絞っているので屋根面や隅棟の傾斜は急である。上に低い露盤を作り出す。軒幅は、基礎幅より少し小さくする。軒は、程良い軒厚で、ゆるやかな真反に近い軒反りを示す。
3メートルの大きな塔で、基礎、笠、塔身のバランスが良く、重厚な造形である。
参考文献;『日本石造美術辞典』(川勝政太郎著 東京堂出版 S.53.08.10)







