日輪寺反花付石塔基礎2
室町時代前期
熊本県山鹿市大字杉1607 日輪寺
凝灰岩製
基礎高;27.5
側面幅;35.0
側面高;20.5
反花高;7.0
反花付石塔基礎2は、他石塔部材と重ねて置かれている。小石塔の基礎だけが残る。側面の1面に刻字が1行有る。刻字は
「賢清」
の法名2文字だけがある。
上に、単弁8葉間弁付反花を作り出す。同様に反花を持つ無縫塔基礎の形状とは異なっている。このような反花付きの石塔基礎は、鹿本郡、菊池郡一帯に多く残るが、殆どが基礎だけで他部材を失っており、完形塔は殆ど見かけない。これまでの当該地域調査で、完形あるいは完形に近い状態で残る石塔は、鎌倉時代造立の藤井八幡宮宝塔(弘安六年、1283)、真堂浦宝塔(元亨二年、1322)の2基、南北朝時代の日輪寺宝珠宝塔(南北朝時代前期)、室町時代中期の・・・宝珠宝塔(文明六年、1474)の計4基を確認できたに過ぎない。
無銘で、造立時期は推定するしかないが、幸いにも、日輪寺には、他に、南北朝時代末期の嘉慶二(1388)年造立銘の反花付石塔基礎が残っており、参考になる。基礎側面の比高が高くなり、蓮弁の形の簡素化が進んでいるように見え、嘉慶二年に少し遅れた室町時代前期頃の造立ではないかと思われる。
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