リューザエモンは、16歳になったとたん堂々とガールフレンドができたと発表。 これまでもしょっちゅうボーリングや映画に行ったりしていたけど、たいていグループだった。でもあるときは映画に行くというから、車で連れて行くつもりでいると、いいんだ女の子が迎えに来るからと言う。 ひとつ年上でもう免許があるらしい。いったいどんな子だろうと、こっちは玄関を気にしながら待っていた。 リュウザエモンもドアの外で待ち構えている。 そこへピックアップトラックがやってきた。走り出す子、あっという間に助手席に飛び乗り、2人ともひらひらと私に手を振って行ってしまった。
何だ挨拶もなしか、私の大事なベイビーを連れて行ってしまって、しっかりお化粧して何さ、と毒づいてもだれもなだめてくれない。 カロラインと言うこのたびの正式ガールフレンドは、うわさによると歌って踊れて、楽器は何でもできる小柄の子らしい。 そんな子に派手に振られて傷つくんじゃないかと今から、心配。
孫の顔を見せてくれそうなのはやっぱりこの子だ。 ま、あと10年 はさきの話だけど。