サードオピニオン会・講演会のお知らせ

減断薬読本購入希望の方

事実報道に本ブログ記事が連載されています。

 

減断薬ブームと言っても良い状況となってきた。

減断薬を語ることがタブーではなくなったのは大きい。

さらには、減断薬を経た快復者が大勢現れたことも。

 

10年前から比べると夢のような状況である。

 

それでも、憂慮すべき事態も新たに発生している。

 

まず、減断薬を謳うクリニックも増えたが、これまで増やすことしかしてこなかった医師が突然減薬が上手く出来るようになるとは思えない。

そもそも、全ての統合失調症患者には薬が必要という悪質な言説を信じて、薬が必要かどうかさえ考えてこなかった医師に、減断薬の判断は不可能である。

 

薬物治療の代わりに、大した経験も無いにも関わらず栄養やホメオパシーやアロマ、ヨガとかの代替療法を薦める医師にも不信感がある。

それらにおいて、医師もまた素人である。医師と言う看板を利用して信用を得ているだけで、それぞれの分野では長年取り組んできた人達がそもそも居る。精神科医の看板を使うのであれば、生物学的精神医学(薬物治療)のオルタナティブとして、社会精神医学や心理学的アプローチを学んで、実践して頂きたい。

 

さらに、減断薬カウンセラーを名乗る元患者にも、苦言を呈しておきたい。

自身の経験は自身の経験であって、それが皆に通用するわけではないことを肝に銘じるべきである。

ある人に有効であった方法は、参考情報として有用ではあるが、それがすべての患者に通用するわけではない。

 

そのため、オルタナティブ協議会では、方法論の前に、自己決定の原則を重視している。

(自己決定の原則は、様々なリカバリーモデルの中核をなす原則であるが、長年、その効果を確認していくと、リカバリーモデルは本当に良くできていると感心する)

自分にあった方法を自分で選ぶというプロセスがを省くと、結果が悪い場合には、他罰的になるし、失敗が教訓とならない。

私の会が関わって快復したメンバーでも、この原則は驚くほど当てはまる。これは減断薬においても当てはまる。

(あまりに多量の薬を服用していて重度の中毒状態の場合は、他者による決定はやむを得ないが)

 

それでも、情報は勿論重要である。自己決定の為には、正しい情報が不可欠である。

薬が効く仕組みや代謝のメカニズムといった基本的な向精神薬の薬理は、減断薬の計画を立てる上で不可欠。

さらには、それがそもそもの精神症状なのか、薬の副作用なのかの判別は欠かせない。

これは本来的に精神科医が担うべき領域と思うが、絶望的なほどその能力は無い。

 

特に、アカシジアや抗コリン作用の引き起こす症状は、その人の病状の悪化とされる事例に出会うと当人が気の毒でならない。

その辻褄の合わない行動や暴力や自傷といった問題行動が、向精神薬の副作用が原因であることは少なからずある。

 

久々に、沖縄で勉強会&サードオピニオン会やります。

精神科診断と向精神薬の勉強会

サードオピニオン(精神疾患)相談会・対話会 in 沖縄

 

惜しみなく情報は提供しますので、快復への自己決定に役立てて頂きたい。

 

 

 

 

我々の理念に賛同し、資源を提供(無料もしくは格安で)いただける方を募集します。

空き家、空事務所、畑、里山、etc

(特に神奈川、東京、関西、福岡)

お問い合わせは全国オルタナティブ協議会のHPからお願いします。

 

快復を強力に後押しするための環境(コミュニティ)づくりとして、クラブハウスプロジェクトを推進しています。現在、関西、中部(名古屋、中津川)を始め全国で、具体的な活動を行っています。その為の応援グループオルタナティブを実現するための300人委員会をFB上に作成しました。プロジェクトの進捗を知りたい方、ご興味のある方は、参加理由の説明メッセージを送付の上参加リクエストをお送りください。

 

 全国オルタナティブ協議会、精神医療被害連絡会では、『自分で決める!薬を飲む飲まないキャンペーン』を開始します。ご興味のある方は、応援グループ自分で決める薬を飲む飲まないキャンペーンに参加ください。