サードオピニオン会・講演会のお知らせ

減断薬読本購入希望の方

事実報道に本ブログ記事が連載されています。

 

野田先生と本の感想の件で電話をした。

 

そのついでに、敢えて、いくつかの質問した。

私の最初の質問は、

(先生が)薬を必要と思うケースはどのような場合か?

というもの。

 

先生の答えは、

壁に頭を打ち付けるなど自傷の危険がある場合

暴れて、看護者に危害を及ぼす危険がある場合

精神症状が激しく、脳を休めてもらいたい場合

など止むを得ず使うということだ。

 

薬はあくまで短期的な使用にとどめる。

 

再発を予防するための投薬について訊くと、

そもそも、統合失調症と言う病気自体、良くわかっていない状況で、

薬が再発を予防するなんてことは、論理的に破綻している。

この国の精神医療は、入り口から間違えている。

と仰った。

 

この国の精神医療は入り口から間違えているというのは、このブログで私が再三使った言葉である。

この問題に取り組み始めた当初から使っていたが、同じ言葉を野田先生から聞いて少しだけホッとした。

先生は、医学生の時代に、教授に向かって同じ言葉を使ったそうだ。

残念なことに、50年たってもその間違いは正されていないということだ。

 

統合失調症を始めとする精神疾患が何物であるのか科学的に判明していないのは、紛れもない事実である。

そもそも、うつ病であろうが、双極性障害であろうが、ましてや発達障害などという明確な病気などないのである。

便宜上、症候群にそういう名前を与えたに過ぎない。

それを、病因のハッキリした身体の病気と同じように扱おうとすること自体、誤りである。

 

「先生、息子はどういう病気なんでしょう?」

「統合失調症ですね、薬を出しておきましょう。」

日本中で繰り返されている、こうした臨床の会話が、いかに無意味で、その投薬が如何に危険なことであるか、今一度、考え直す必要がある。

 

先生の言う精神医学とは、その人のその症状(反応)が、その人にとってどのような意味があるのか、それを解き明かそうとするものである。

これは、100年前のヤスパースの書いた精神医学論に詳しい。古典として打ち捨てられているが、人間とはそれほど変わっていない。

そうした古典をこの国の精神医学はただの歴史の一つとしてだけに扱い、その内容を学んでさえいない。

 

先生の言う精神科医は、この国にはほぼ存在していない。

精神病とは何かという問いを立てることもなく、自分で考え、学ぶことを捨て、脳の病気としてチェックシート型の診断を使い臨床に立つ精神科医とはいったい何者なのか。

 

もし私が、そうした精神科医であったならば、恥ずかしくて生きてはいけない。

 

反論のある人は、今一度、精神病とは何かを考えてみれば良い。

自分で考える力があれば、現代の我が国の精神医学は入り口から間違えていることにすぐに気が付くはずだ。

 

*各地のサードオピニオン会では、精神病とは何か、精神薬とは何か、そうした問いを立てた対話を行います。

 

 

 

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