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事実報道に本ブログ記事が連載されています。

 

最近、思春期病棟が増えていることをご存じだろうか?

 

現代の精神医療は、その症状の原因を問わず、症状だけから病名を付けて投薬を行う。

学校で虐められて不調となっても、毎日、親の喧嘩を見せられ続け、不安で不眠になっても、

そうした理不尽に耐えられなくて泣き叫んでも、

「はい、元気がないので鬱ですね」

「はい、妄想があるで統合失調症ですね」

「はい、こだわりが強いので発達障害ですね」

「お薬出しておきましょう」

これが、学校やスクールカウンセラーから繋がれた精神医療の現場で普通に行われていることである。

 

そうした子供が最後にたどり着くのが、思春期病棟である。

思春期病棟から見事に快復した人の証言によれば、

そこにいる子たちのほとんどは何かしら、貧困や虐待など、不穏になる明確な理由があるのだ。

思春期病棟に居る子の多くは、社会的入院である。

鍵で遮断され、鉄格子の窓の閉鎖病棟において、

問題は、その子たち、それぞれであるにも関わらず、そこでは画一的な治療が行われる。

貧困や虐待は改善されないまま、被害者であるその子たちには不快な薬物治療が強制される。

強制治療の防波堤となるべき親も頼りになる大人もそこには居ない。

拠り所であってほしいナースも、優しく微笑みながら、「ちゃんと飲みましょうね」と薬を差し出す。

問題は、その子たち、それぞれであるにも関わらず、皆、同じような薬を飲み、同じように小太りで便秘、同じように意欲をそがれ、同じように一日中怠いといった症状を訴える。

貧困が引き起こした家庭不和や虐待、その犠牲者である子どもが入院する思春期病棟の一泊当たりの診療報酬は2900点。

つまり、貧困が原因でそこに来た子ども一人、一泊あたり2万9000円の診療報酬が病院に払われるという矛盾。

そして空いても必ずすぐに埋まるベッド。

 

思春期病棟にはさらに続きがある。

思春期病棟は20歳まで、その後も、退院したとしても病院の経営するグループホームに入居し、デイケアに通う患者となるケースがある。

そのころには、生活保護の対象となり、下手をすると永遠に病院の収入源であり続ける。

(すべての思春期病棟がそうだとは言わないが)

 

幸いにも、そこから抜け出せたとしても、そもそもの問題は何も解決していない。

何処にも、行き場所はない。

そして、さらなる人間不信、社会不信に陥り、生きづらさは極まる。

 

もし、我々がそうした子に関わることが出来るならば、その子にとって信頼できるちゃんとした大人でありたいと思う。

 

今週、大阪でこの問題を取り上げます。

勝山さんからは、医学ではなく保育の方から、

中山さんからは思春期病棟の経験と彼女の夢を語っていただきます。

私からはその問題の解説、補足をしたいと思います。

 

中山さんは希望そのものです。我々にとっても、薬漬けになっている全国の子どもにとっても。

沢山の薬を飲み長い時間をそこで過ごしたにもかかわらず、

見事に生還し、健康を取り戻し、人を恨まず、社会を恨まず、それどころか丁寧な気配りまで出来るその姿勢。

今まだ、そこに居る病院の友達。これからそこに収容される未来の子ども。

彼らにどうすればチャンスが提供できるのか。それが今の彼女の課題、人生の夢となった。

 

そして、こんな社会の矛盾を放置し、彼らに責任を負わせた我々に何が出来るのか。

まずは、彼女の話を聞いて頂きたい。いかにして彼女が快復していったのか。そして、これからどうしたいのか。

これを黙って見過ごすことなど出来るはずもない。出来ることは沢山あります。

 

我々がその子たちにとって信頼できるちゃんとした大人であるために。

 

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