サードオピニオン会・講演会のお知らせ

減断薬読本購入希望の方

事実報道に本ブログ記事が連載されています。


当事者には、まず話しやすい環境を作る。
その為には、先輩快復者が自身の経験を語ることが一番役に立つ。
率先して話してもらうことにより、そんな事まで話して良いんだと理解してもらえる。

快復者は、自分の失敗を語ったとしても、自尊感情は傷つかない。


また、先輩快復者には、かつて経験した薬の副作用や病状について語ってもらう。
調子が悪いと言った抽象的な説明ではなく、出来るだけ詳細かつ具体的に説明してもらう。
その症状が副作用からくるものなら、その説明は驚くほど自分に当てはまる。

そこから快復したストーリーを聞いて、現在の自身の症状が快復可能であると理解できるのだ。
 

これらは、カウンセリングでは出来ない対話会ならではの効果である。


さらに自身の経験や症状を語ることによって、自分を客観視できるようになる。
その経験や症状から、様々な問いを立てる。

薬の問題から、人生の問題、自分たちを取り巻く環境の問題までに及ぶ。

社会から押し付けられた様々な言説を書き換え、
自分の人生は自分で決めて良いことに気が付く。
 

自分で決める良いと気が付いてから、最初の決断は、大抵の場合この国では、減断薬となる。

薬を飲む飲まないを自分で決めるという事は、その後の様々な選択の最初の一歩となる。

薬の相談に来る当事者に私が最初に訊くのは、自分が飲んでいる薬のことである。

自分が飲んでいる薬のことを知らない人が如何に多いことか。

 

それは、自分自身に対してあまりにも不誠実だと思う。

さらには、家族や支援者が、その薬が何か知らずに当事者に勧めることは、重大な人権侵害である。

 

自分で選んだ結果に対しては、自分で責任が取れるのである。

逆に、押し付けられた選択の結果に対しては、責任が取れない。

無理に飲ませるから、無理に拘束したりするから、暴れるのだ。

現在の困った行動の多くが、押し付けられた選択の結果である。

 

当事者は、それが親からの押し付けと理解することも多いが、その実態は社会からの押し付けであることの方が多いと私は思う。

薬を飲め飲めと押し付ける家族もまた、飲ませろ飲ませろという社会からの押し付けを受けている。リカバリーは、当人だけでなくその周囲の人間にも必要である。

 

出来ないことばかりに焦点を当てる医学モデルでは、その人は快復などしない。

逆に快復を信じる人々の間に居ることが、その人の快復を強力に後押しする。

 

最近、サードオピニオン会に福祉事業所スタッフの参加が増えてきた。

参加してくれる事業所には、必ず、その多すぎる薬に疑問を抱いた職員が居る。

その人は良くその人を観察できている人だと思う。気が付かない人は、その人に興味がないのだと思う。


大抵、事業所の職員の一人が理解してくれても、他の職員の理解がなかなか得られないというケースが多いのだが、ここ最近、複数で参加いただけている事業所が複数ある。そういうケースは、参加前に事業所内で十分に内部検討いただけている。

そうした事業所の利用者の快復はすこぶる早い。

日々通っている場所で、日常的に、エンパワメントされる。

 

薬が減ってくれば、その人の能力は飛躍的に上がる。快復は加速度的に進む。

 

薬のことを棚に上げたリカバリーはあり得ないし、リカバリーの取り組みのない減断薬もどちらも無意味である。

 

*事業所毎でのサードオピニオンの開催を受付ています。申し込みは全国オルタナティブ協議会のホームページよりお問い合わせください。
 

 

 

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(特に神奈川、東京、関西、福岡)

お問い合わせは全国オルタナティブ協議会のHPからお願いします。

 

快復を強力に後押しするための環境(コミュニティ)づくりとして、クラブハウスプロジェクトを推進しています。現在、関西、中部(名古屋、中津川)を始め全国で、具体的な活動を行っています。その為の応援グループオルタナティブを実現するための300人委員会をFB上に作成しました。プロジェクトの進捗を知りたい方、ご興味のある方は、参加理由の説明メッセージを送付の上参加リクエストをお送りください。

 

 全国オルタナティブ協議会、精神医療被害連絡会では、『自分で決める!薬を飲む飲まないキャンペーン』を開始します。ご興味のある方は、応援グループ自分で決める薬を飲む飲まないキャンペーンに参加ください。