事実報道に本ブログ記事が連載されています。
先日の政治家との勉強会。
その日のテーマは九州の酷い精神科医のセクハラの事例だった。
女性代議士の一人から、憤り、問題をうやむやにしないとの発言を得ることができた。
そのケースは、ただのセクハラ問題ではない。
患者と医師との関係性だけではなく、スタッフへのパワハラ、薬の離脱症状を知った上での薬を出さないとの脅し、薬を使った洗脳、裁判所の医師への特別な配慮などが浮かび上がった。
財務省トップのセクハラが社会問題となり、
テレビのコメンテイターが日本のセクハラが国際的に問題視されているとの発言も聞いた。
取材者と取材対象者との力関係、男性から女性への一歩的な蔑視が問題とされている。
この問題と、医療者と患者の問題、福祉従事者と利用者の問題が、同質であることに皆さんは気が付いているのだろうか?
さらには、この国の当事者に対する治療の強制に対しても、同様な力学が働いている。
セクハラやパワハラを引き起こすためには、そこに上下関係(階層構造)が必要である。
医師による患者へのセクハラは、まさに医学モデルであるから引き起こされるのだ。
医師と薬剤師の関係も、医師と福祉の関係は、言わばパワハラの関係。
この支配関係がある限り、薬剤師や福祉職はその本来の職責を果たすことができない。
医学モデルに組み込まれている限り、その役割は、ナチスの収容所の残酷な看守と同類である。
人権より、そこでのルールの方が重要なのである。
何度も言うが、世界中の国々が、社会モデルに取り組んでいるのだ。
治療選択の自由、服薬の自由は患者にある。
おかしいのはこの国のほうである。
評論家の西部氏が、この国は底が抜けた(もう何をやっても無駄)と表現して死を選んだが、私も正直、底が抜けていると思う。
国民のほとんどが、日本社会の階層モデルでのポジション争いに勤しみ、
幸せの価値観までも、そのポジションを得ることとしているのだから。
人と比べることでしか幸せを感じられない国民が多数を占めているとしたなら、この国の底は抜けていると思う。
なんて不幸な国なのかと思う。
ずっと薬の問題に取り組んできたが、
なぜ、こんなこんなこと(デタラメ処方)がいつまでもまかり通るのか?
なぜ、改善されないのか?
といった疑問が解消できずにいたが、最終的には、こうした社会構造の問題に行きついた。
この国で、セクハラ問題が改善しないことと、デタラメ治療がまかり通り続けることは同根であった。
患者も家族も福祉職も、階層モデルに組み込まれ、自分で考える力を失っている。
精神科病院で自由を奪われた患者が廃人かしていくように、この国は自分で考える力を失った廃人が溢れて要るのだと思う。
だから、誰も自由になろうとしないし、改善しようとも思わないのだ。
障害者のみならず、他の国民も同じである。
政治家の勉強会で最終的に伝えるべきは、このことだと思う。
精神医療問題は、根本的な人権問題である。
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