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思春期病棟なるものが増えつつある。

 

20世紀には、そもそも子供の精神疾患患者はそれ程居なかった。

子供のうつ病も、思春期前の統合失調症も、あったとしてもまれな存在で在った。

発達障害概念の普及につれて子供の入院が増えているということだろう。

 

私の会に思春期病棟に住んでいた(入院というより)女性が2人いる。

一人は30年前、もう一人はつい1年前までそこに居た。

 

二人とも、自分がそこに居た経緯を詳細に説明してくれた。

暴れたわけでも、自傷があったわけでもない。

私に言わせれば、当人以外の人たちの都合でそこに居たのである。

彼女たちが、薬を飲んでそこに居なければならない理由などどこにもない。

 

その思春期病棟はなんと閉鎖病棟である。

措置入院でも医療保護入院でもないにも関わらず、何年もそこに居るのである。

それも薬を飲みながら。

いつも満床だったそうだ。

ベッドが空くことはあっても、ああ、またすぐに誰か来るんだと皆思っていたという。

精神科29万床、ベッドが空かないことを金儲け以外で説明出来るのならば教えて欲しい。

現在の精神医療のターゲットは、子供と高齢者なのだ。

 

彼女の一人は、奇跡のようにそこから脱した。

薬を止めることも出来た。

失われた時を取り戻すように、活動的に生活をしている。

恋愛をし、バイトをし、音楽もやり、忙しく生きている。

体重もぐんと減った。

彼女はその存在自体希望そのものである。どんな説明より説得力がある。

彼女の快復を支えたのは、病院でも薬でもない。

初めて出来たボーイフレンドと時々顔を出していたフリースクールや通信制の高校の人たちである。

 

病院の医師や看護師は、見事に快復した彼女を見てどう思っているのだろうか。

いまだ、障害者申請を勧めてくるのだろうか?

だとしたら、彼らは彼女を全く見ていないということになる。

 

愚かである。

 

彼女の話を聞いて、その病院を潰してやりたいと思った。

だが、思いとどまっている。

何故なら、病院に居る彼女の友人たちの中には、病院以外に何処にも居場所が無い子が少なからずいるのである。まず、病院以外のオルタナティブが必要なのだ。

彼女が快復できたのは、幸いにも居場所や理解ある大人が居たからだろう。

 

大阪のサードオピニオンで、施設育ちの子供(18歳で施設から出される)の世話をしている人の話を聞いた。

リカバリーの目的の一つは自己決定だが、施設出たての子供たちは自分で決めることが出来なくなる傾向があると。何を食べたいかと聞いても、自分で食べ物を選ぶことさえできなくなっているというのだ。

 

これは、いわゆる施設病。医学モデル(支配・被支配モデル)での病院や施設では当然である。

 

 

 

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(特に神奈川、東京、関西、福岡)

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快復を強力に後押しするための環境(コミュニティ)づくりとして、クラブハウスプロジェクトを推進しています。現在、関西、中部(名古屋、中津川)を始め全国で、具体的な活動を行っています。その為の応援グループオルタナティブを実現するための300人委員会をFB上に作成しました。プロジェクトの進捗を知りたい方、ご興味のある方は、参加理由の説明メッセージを送付の上参加リクエストをお送りください。

 

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