安土城跡 | くまさんぽ

くまさんぽ

FMとうみというラジオ局でパーソナリティしてます
映画や日本史が得意分野です♪
真田3代戦国歴史検定1級合格しました
ブログは完全趣味ってますヽ(´▽`)/

大河ドラマ《真田丸》では姉を連れて来てたけど…

本当に信繁はここまで来たのかな?(笑)

 

10月22日㈯17時~[attention!]
担当は田中博文、通称{くま}です。
この番組では毎週《くまさんぽ》と称し、いろんな場所に訪れるコーナーがあります。
2016年は真田yearという事で、真田家に関係する場所を散歩してます。

本日の散歩はこちら→《安土城跡》
くまさんぽも岐阜県関ヶ原町~琵琶湖の北の畔長浜市まできました。
さらに琵琶湖畔を南につたって織田信長が築いた安土城に行きましょう。
長浜市から車で1時間くらいで着きます。大河ドラマ【真田丸】でも信繁が訪れてます。
このお城、初めてづくしのお城です。まず日本で初めての本格的な天守閣をもったお城。


日本で高層建築に住んだのも信長が初めてです。また寺院を備えたお城は安土城が初めてです。また防御の城というより魅せる城を作ったのも初めてです。他にも初めてバルコニーをもったお城なんてのもあります。
この安土城、昔は琵琶湖の畔にありましたが今は埋め立てられて陸地の中の小山って雰囲気になっています。駐車場に車を止め見上げると石畳の階段がまっすぐ上に向かってるのが見えます。

 

 

お城は攻めづらくする為にクネクネしてるのが普通なのに、まるで攻めれるものなら攻めてみよ!とばかりの作りになってます。まっすぐ上に伸びている階段の両側に家臣の住居跡が残ってます。

豊臣秀吉や加賀100万石の前田利家の住居跡が伝わってます。他にもお城を取り囲むように他の重臣達の屋敷跡もあるそうです。石段をよく見てみると石仏が所々に使われています。

とても踏む勇気はありませんが、関係なく石を集めたんでしょうね。驚くのは道や石垣までものすごい量の石が使われています。これが上まで続きます。膨大な金額がかかったのがよくわかります。
防御の為より、自分の権威を見せつけるお城だったからここまでお金をかけたんでしょう。
お城のいたるところにロウソクを灯し、初めてのイルミネーションを作ったのも信長が初めてです。天守台にも礎石がむき出しに残されています。

天守台から50メートル弱の高さ。地下1階地上6階で3層目までは黒の外壁、4層目が朱色、5層目は金箔、4層5層目は8角形と伝わり噂はヨーロッパにも伝わっていたお城でしたが、たった3年で灰になってしまいます。安土城の途中に秀吉が作った信長公のお墓があります。不思議なことにここだけカメラの調子が悪くなり、写真を撮ることができませんでした。

安土城は燃えてしまいましたが、安土城築城に伴って城郭内に建立された総見寺は残っています。近くの寺社から多くの建物を移築して建立されたようです。重要文化財の仁王門や三重塔は必見です。

安土城が灰になってから訪れる人はいなくなり、長い間ガレキと草木に埋もれてたそうで、初めて調査に入ったのは昭和15年。積もったものを取り除くと当時の石垣などが顔をみせたそうです。石垣が崩れないよう補強しただけだそうで、当時のままの姿が見れますよ。
安土城跡から約500mのところにある「安土城天主信長の館」には、原寸大の安土城天主(5・6階部分)が展示されています。こちらも合わせて見学したい場所ですね。

本日のくまさんぽは【安土城跡】でした。