ピアノという楽器は不思議な楽器で、猫🐱や赤ちゃん👶でも音が出せるほど簡単に音は
出ますが、メロディを歌わせる事に関しては達人レベルの技術がないと上手に歌えません。

今回はその中でも大切な要素、音程感について書いてみたいと思います。
ピアノで音程感を出すのは至難の技ですね。クラシック、ポピュラー、ジャズなどジャンルに関わらず、メロディはハーモニーを土台として形作られています。(ここでは旋法を主体とした音楽、フラメンコなどの民族音楽やジャズのモード等の音楽は除外します。とは言え和音もまた旋法から出来ているので鶏が先か卵が先か的な話になってしまいますが…。)
メロディとハーモニーの学術的な優先度はともかく、密接に絡んでいるのは間違いありません。

そこで音程ですが、音程には同じ和音の中で動く場合と和音が変化しながら変わる場合があります。後者の方がもちろん複雑なわけですが、いずれにせよ、今弾いている音が何の和音(コードトーン)なのか分からないと正しい緊張度(強弱)が出せません。例えば C というコードだったらド、ミ、ソがコードトーン。例外もありますが、必ずそのどれかの音に戻ります。ですからド、ミ、ソ以外の音は音がより緊張しているわけです。これは一つの和音の中だけの話で、更に違った和音同士の緊張関係もあるわけですが、話が膨らみ過ぎるので、ここではコードトーン(和声音)ノンコードトーン(非和声音)のみに絞ります。

で、上手に歌わせるには?

以前の投稿、『弱拍を意識するだけで、すべてが良くなる』https://ameblo.jp/stha1436/entry-12316591985.htmlと重複しますが、弱拍から始まる(歌い始める)意識がとても重要になってきます。
上手に歌わせるコツは、この弱拍の意識とコードトーン、ノンコードトーンの意識を掛け合わせたモノという事が出来ます。

そして本題。ピアノで音程感を出すには今書いた事を前提に更に気をつけなければいけない事があります。それは音を大きくし過ぎない事。歌おうとするがあまり、気合いが入って全部フォルテ(f)で強く弾いてしまいがち。結果、ダイナミックレンジが狭くなり、平坦なフレーズになります。鍵はピアノ(弱い)をたくさん使って音の層を広げる事で、音色の変化も多様になり、フォルテ(f)の質も上がってより大きく豊かに聴こえるようになります。と言葉で書いてもなかなか伝わりづらいと思うので、音程感を養う何か手っ取り早い手はないか?

出し渋っているわけではアリマセン😅

ジャジャーン🎺🎶🎊🎉

取って置きの練習方法🎵

ヴァイオリン🎻やチェロ🎻などの弦楽器の曲を真似して弾いてみましょう🎵
私はバッハの無伴奏チェロ組曲や無伴奏ヴァイオリンがとても好きで、ピアノで良く弾いて楽しんでいました。ヴァイオリンは場所によっては左手で助けてあげないと弾けませんが、チェロは基本的に左手だけで弾けますし、その方が効果的です。ヴァイオリンに比べて音が低いので音程を実感するにも適しています。ヴァイオリンの方がその点でも難易度も上がるし実感しづらいです。
ですからまずチェロで、慣れてきたらヴァイオリンの曲を弾くのが宜しいかと🎵

長い前フリでしたが、是非お試し下さい🎵

お読みいただき、ありがとうございました🙇


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