こんにちは


いつもお読みいただきありがとうございます🙇‍♂️


今日はとても貴重な情報をシェアします♪


弱拍(裏拍)→強拍(表拍)についてのナディア・ブーランジェの極めて記述を見つけました


ナディア・ブーランジェはフランス音楽界の重鎮


詳しくは以下をご覧ください


自身のFacebookとFBグループ『ピアノを科学する』からの投稿を貼ります


ご覧になれば私が再三にわたり主張してきた事と同じという事がおわかりいただけると思います


ちなみにナディア・ブーランジェについては名前はもちろん知っていましたが、突っ込んで調べることなどはしていませんでした(不勉強でした😥)


↓↓↓




【重要】

西洋音楽のリズムの基本は【弱拍→強拍】と常日頃発信してきましたが、ChatGPTで調べたらなんととんでもない大物が【弱拍→強拍】について同じ事を述べています。

ナディア・ブーランジェについてはご存知のとおりフォーレの弟子でもありコルトーとも深い縁のあるフランス音楽会の重鎮で作曲家、指揮者、ピアニスト、教育者です。

フランスで勉強された方は山ほどいるのに、なぜ日本ではこの事が浸透しないのか、言及される事がほぼありません。横山幸雄氏なども多少触れているようですが、ここに書かれているほど根本的な事まで言及していません。唯一門馬直衛氏のみ【弱拍→強拍】を80年前に書いているという事はナディア・ブーランジェの主張から来ているのでしょうか?

弟子(門人)も錚々たる面々でピアニストはリパッティ、クリフォード・カーゾン、バレンボイム、ヴァイオリニストのシェリング、作曲家はペンデレツキ、コープランド、矢代秋雄、他にも指揮者はイゴール・マルケヴィッチ、バーンスタイン、エリオット・ガーディナーやガリー・ベルティーニ、ウォルター・ピストン、他ジャンルではミシェル・ルグラン、ジジ・グライス、ドナルド・バード、キース・ジャレット、クインシー・ジョーンズなど。

ポピュラーもジャズもクラシックも基本は同じという事を如実に物語っています。

日本では未だにクラシック界もジャズ界も、クラシックとジャズはリズムが逆とかいうデマが蔓延っていますが一体何十年周回遅れなのでしょうか?著名な優れたミュージシャンの方達にこそ是非デマを修正してくいただきたい!

ドキュメンタリー動画(YouTubeタイトル)『Mademoisell Nadia Boulanger』の前半にレッスン風景がありますが、調性や理論に絡めたレッスンで日本の手や身体の使い方に終始するレッスンとはだいぶ違い、音楽の本質や解釈と密接に絡んだレッスンです。本来レッスンというのはこうあるべきでしょう。感覚だけのレッスンなら素人でもできます(いや、失礼!最近アマチュア音楽愛好家の方の方がよほど理論を知っているケースもあります!どちらが専門家かわかりません笑)

ドキュメンタリー映画の和訳サイトもあります。シェアが禁止されているので【英日対訳ナディア・ブーランジェ(仏・作曲、教育)1977ドキュメンタリー〜90歳の誕生日に寄せて】で検索してください♪

ChatGPTからナディア・ブーランジェの考え方のめぼしいものを2つほど貼り付けます。
↓↓↓

「裏拍(弱拍)→強拍という考え方」という文脈なら、エリオット・カーター本人の証言には非常に重要なものがあります。
特に決定的なのは、カーターがナディア・ブーランジェのレッスンについて語った証言です。
カーター本人の証言
カーターと作曲家・ピアニストのイェフディ・ワイナーとの対談で、カーターはブーランジェのレッスンを次のように回想しています。
“Nadia would be terribly fussy about how you stress the upbeat, and where the downbeat was”
つまり、
「ナディアは、アップビート(弱起・裏側の拍)をどう強調するか、そしてダウンビート(強拍)がどこにあるかについて、非常に細かかった」
という証言です。
エリオット・カーター研究オンライン
さらに重要なのが、その次です。
カーターによれば、バッハのカンタータを演奏するとき、
“we would sometimes rehearse for fifteen, twenty minutes just one phrase”
つまり、一つのフレーズだけを15~20分も繰り返し練習した。
その目的は、
“make the downbeat come too soon in a phrase”
――強拍をフレーズの中で早く到達させてしまわないこと。
そしてカーターは、
“make it push and push until it finally… until the most obvious downbeat.”
という趣旨を述べています。
エリオット・カーター研究オンライン
これはかなり重要な証言です
ここから読み取れるブーランジェの考え方は、単純な
強拍 → 弱拍
ではありません。
むしろ、
弱起・弱拍を前に進める

緊張を蓄積する

強拍を「遅らせる」

最終的に強拍が到来する
という**「弱拍から強拍へ向かうエネルギー」**です。
カーター自身がこのことを、ブーランジェのレッスンを具体的に回想して証言しているわけです。
さらにカーターは、
“the tendency was always to eliminate as many little inner beats as possible to give a big flow.”
と続けています。
エリオット・カーター研究オンライン
つまり、細かい内部拍を一つ一つ強調してしまうのではなく、それらをできるだけ消して、大きなフロー(流れ)を作る。
これは、以前お話ししていた「裏拍を発信する演奏家」という問題にかなり直結します。
さらに興味深いこと
同じ対談でワイナーが、
「できるだけ多くのアップビートを作り、ダウンビートを暗示する」
というドビュッシーの特徴について質問すると、カーターは明確に
“Yes.”
と答えています。
エリオット・カーター研究オンライン
そして二人は、ダウンビートが最後まで完全には実現されないような音楽について話しています。
カーター自身の《Double Concerto》についても、
作品全体が一つの巨大なダウンビートへ向かって進み、最後にそれが到来する
という構想だったとカーター本人が説明しています。
エリオット・カーター研究オンライン
これは非常に面白いです。
カーター → ブーランジェの系譜
整理すると、
ブーランジェのレッスン
弱起をどう強調するか

強拍を早く到達させない

弱起・弱拍を押し続ける

最終的な強拍を強烈に感じさせる

カーターの作曲・音楽観
多数のアップビート/複数のリズム層

ダウンビートを遅延・暗示

長時間にわたる緊張

ダウンビートの到来
という非常に明瞭なつながりが見えてきます。
しかもこれは後世の研究者による推測ではなく、カーター自身が「ブーランジェのもとでこういうことをやった」と証言している点が重要です。
エリオット・カーター研究オンライン
もし前回のテーマをさらに掘るなら、次はかなり面白い調査ができます。
「ブーランジェ → エリオット・カーター → カーターの弟子・演奏家」までたどって、実際に『弱拍を押して、強拍を遅らせる』という演奏原理を証言している人を、原文付きで年代順に並べることができます。


ナディア・ブーランジェについて「弱拍→強拍」という考え方をかなり直接的に裏付ける資料があります。
しかも、単なる後世の理論解説ではなく、実際の弟子エミール・ナウモフ(Emile Naoumoff)の証言が非常に重要です。
1. 最重要資料:エミール・ナウモフの回想
ブーランジェの晩年の弟子だったピアニスト・作曲家 エミール・ナウモフの回想録 My Chronicles with Nadia Boulanger に、かなり決定的な記述があります。
ナウモフは、ブーランジェが
strong and weak beats の相互作用
に「非常に強くこだわっていた」と回想し、その考えを、
弱拍から次の強拍へ向かう緊張と運動
として説明しています。さらに、ポリフォニーについては、
offbeat → downbeat
という動きを各声部で独立して表現する必要がある、と述べています。

これは、まさに日本語でいう
「裏拍(弱拍)→表拍(強拍)」
として理解できるものです。
特に重要なのは、ナウモフが単に「ブーランジェは弱拍を大切にした」と言っているのではなく、
tension and release in moving from the offbeat to the downbeat
という形で、オフビートからダウンビートへの運動として説明している点です。

2. さらに興味深いのは「強拍そのものが出発点ではない」ということ
ナウモフの記述では、強拍と弱拍を固定的な「強・弱」の序列として捉えること自体を避けています。
むしろ、
弱拍 → 強拍
という運動によって強拍が生まれ、そこからまた次の拍へ運動が続く、という考え方です。

したがって、
「1拍目を強く弾く」
という発想とはかなり違います。
イメージとしては、
4 → 1 → 2 → 3 → 4 → 1
と拍が流れていて、4が1へ向かうことによって1が強くなる。
つまり「強拍が強いから音楽が進む」のではなく、
弱拍から強拍へ向かう運動があるから、強拍が強く感じられる
という発想です。
3. ポリフォニーではさらに明確
ナウモフの証言でもう一つ非常に重要なのが、各声部を独立して聴くというブーランジェの指導です。
彼女は、ポリフォニーにおいて単純に全声部を一つの拍に合わせて「同期」させるのではなく、
各声部それぞれが offbeat → downbeat の緊張・解放を持つ
ようにすることを求めた、とナウモフは書いています。

これはかなり高度な考え方です。
例えば4声のコラールなら、
Soprano 弱 → 強
Alto   弱 → 強
Tenor  弱 → 強
Bass   弱 → 強
という複数の運動が同時に存在する。
これを全部「1拍目が強いから1拍目を強く」と処理してしまうと、ブーランジェが求めた音楽の運動性が失われる、ということになります。
4. 実際のレッスンの映像・録音にもつながる
ブーランジェについては、1970年代のブルーノ・モンサンジョンによるインタビュー/ドキュメンタリーが非常に重要です。
フランス国立ラジオ・フランスの資料にも、1978年放送の「Nadia Boulanger, la musique en personne」が記録されており、ブーランジェ本人へのインタビューだけでなく、実際のレッスンの抜粋が含まれているとされています。
ストラスブールメディアテック
さらに、1977年の90歳記念ドキュメンタリーでは、8歳のエミール・ナウモフをブーランジェが指導している実際の映像が残っています。モーツァルト《幻想曲 ハ短調 K.475》について、和声の変化を聴かせる場面などが確認できます。
【英日対訳】ミュージシャン達の言葉what's in their mind
ここは非常に価値があります。
5. 「裏拍→強拍」という言葉そのものについて注意
ただし、ここは厳密に区別した方がいいです。
ブーランジェ本人が、
「裏拍から強拍へ行きなさい」
という日本語・英語の教則書的な一文を残している、という意味ではありません。
本人の教育思想 → 弟子の証言
という経路で確認するのが正確です。
一方、ブーランジェの教えを説明する後世の資料には、より直接的に、
“Any weak beat must lead to a strong beat.”
という原則と、ブーランジェが小節線直前の拍(4拍目)を特に重視したという説明があります。そこでは、4拍目を小節線を越えて1拍目へ「lift」すること、いわゆる cross-bar phrasing と結び付けています。

これは、まさに
4(弱)→1(強)
です。
そして、ここがかなり面白いところです
ブーランジェの考え方を整理すると、
「強拍を強くする」
ではなく、
「弱拍に運動を与える → 強拍に到達する → その反動で次の弱拍へ進む」
という循環になっています。
つまり、
弱拍 → 強拍 → 弱拍 → 強拍
ではなく、より正確には、
弱拍から強拍へ向かうエネルギー

強拍

その反動

次の弱拍

再び次の強拍へ
という連続した運動です。
ナウモフの回想にある「motion」「rebound」という言葉が非常に重要です。



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