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大阪の平野区にある、融通念仏宗の総本山の大念仏寺さんの境内の北側にあります。
お堂の横には存在感たっぷりのご神木がいらっしゃいます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141207/12/stg-japan/c2/5c/j/o0800106613151706762.jpg?caw=800)
境内に在るとはいえ、融通念仏宗ではなく修験道の本山派に属しております。
ここでは毎月二回、初辰の日と十六日の午後二時から護摩が焚かれており、僕も参加してます。
本尊は縛魯拏天八大龍王(ばろだてんはちだいりゅうおう)で、ちょっと珍しいです。
八大竜王様なら沢山お祀りされている所はありますが、この尊格は他を探してみたけど今の所見当たりませんでした。
縛魯拏天が何を意味するのか調べてみると、水天のご真言が「オン バロダヤ ソワカ」でしたので、水のご神徳を特に強調したお名前の様です。
そもそも、龍神様は水の循環の御働き(それ以外にも勿論ありますが)を現されております。
簡単に説明しますと、山に雨が降って谷に集まり川となり(若しくは地中に染み込み湧き水となって溢れて川となり)、海へと流れて日で温められて蒸発して雲となり、また雨になって地に帰ってくる、といったサイクルです。
その途中で全ての生き物に恵みを与えておられます。
この循環が止まると、水は干上がるか腐敗するかのどちらかで、地球上の生物は死に絶えるでしょう。
西洋では悪の象徴とされる事もありますが(確かにそういう面も持ちあわせておりますが)、命が育つ為に大変重要なお役目の神様と言えます。
ちなみに時々、空の雲が龍の形に見える事がありますが、水の循環の中で粒子が集まって形になる瞬間なので、言わば当たり前の現象だと思います。
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(奈良県 行者還トンネル付近にて)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141207/12/stg-japan/69/47/j/o0500037413151728263.jpg?caw=800)
(奈良県 弥山山頂より)
お堂の中には修験道の道場らしく、他にも不動王様と役行者様をお祀りしております。
もし近くに来られる機会がありましたら、是非お立ち寄り下さい。