もう霜月も終わりというのにこの連日の雨・・・・
月が変わったら・・・が・・・怖いですねぇぇぇぇ
2260.
=冬立てど 今まだ温き 天つ風 野辺舞ふ蝶も 円舞曲(ワルツ)のごとく=(11.11.08.)
2261.
=冬立ちて 色まだ優(マサ)る 薔薇の花 道ゆく我に 楚々と微笑む=(11.11.08.)
2262.
=ゆく道の 足を引きたる 山茶花の 色濃き花に 眼(マナコ)盗られて=(11.11.08.)
2263.
=散りゆきて 木(コ)の下(モト)染める 山茶花の 花の色濃く 咲き継ぐるかな=(11.11.08.)
2264.
=見上げれば 神に捧ぐと 枝の上 熟れて色濃き 林檎のひとつ=(11.11.09.)
2265.
=道ゆけば 何をか見遣る 鷹の眼の 不意に広げし 翼の先に=(11.11.10.)
2266.
=小夜更けて 見上げる空に 皓々と 満ちたる月の 野辺の宴は=(11.11.10.)
2267.
=夢の中 君とミカンを 取り合ひて 食す喜び 笑顔見つめて=(11.11.11.)
2268.
=雲低く 吹き来る風の 冷えたれば 礑(ハタ)と振り向き 頂(イタダキ)探す=(11.11.14.)
2269.
=色うすき 風吹く野辺の 枯れ芒(ススキ) 薄き陽を浴び 眠りの支度=(11.11.14.)