1. 日本で、いつ、本格的なフラッシュモブが訪れるかな?
去年の夏、中国の非営利団体で、新規事業の立ち上げに関する授業を指導したとき、「モーション・キャンプ」が隣の部屋で行われていました。名門のヅーク大学のダンスクラブによって指導されるこの「キャンプ」は、運動、ダンスを通して、自己表現力を養うことを目標にしていました。このとき、音楽や足をバンバン踏み鳴らし音が聞こえました、うるさかったです。もちろん、見に行く暇はなかったです。さて、キャンプが終わったときのことです。ある朝、ダンスクラブの学生とキャンプの参加者数人が突然、食堂に現れてダンスを披露しました。その10分後、突然いなくなりました。このフラッシュモブ(フラッシュ=事前通知なしで突然現れる、モブ=急遽に集まる団体)は、もしかして、中国では初めてのものだったかもしれません。アメリカでは2003年から行われているそうです。一般的に、口コミまたインターネットで、音楽、ダンスなどをしている人が集まる場所を決めてそこで集まったら、通りすがりの人々に何か演奏、演技を披露します。目的は周りを喜ばせたり、驚かせたりすることです。リンクされるのは、2010年にニューヨークで行われたフラッシュ・モッブの映像です。不思議ですが、このブームは、集団行動の得意な日本にはまだ訪れていないようです。
“Christmas Food Court Flash Mob, Hallelujah Chorus - Must See!”
“The 10 Most Viewed Flash Mobs of All Time” YouTube Trends Team. April 21, 2011.
2. 新規企業の立ち上げを支援する大学が増えています。
“Number of university-hosted start-up incubators grows.” Homeland Security News Wire. October 18, 2013.
ご存じでしたか。グーグル社が立ち上げの途中のところ、スタンフォード大学から多くの支援を受けました。実は、カーネギーメロン大学とマサチューセッツ工科大学も、こうした新規企業を支援しています。こうした動きが明確に強まってきています。2006年時点では、新規事業を支援するインキュベーター・プログラムの20%が大学によって主催されていたのに対し、2012年までに、それが3分の1に増大しました。その年は、大学が合わせて705社を立ち上げ、26億円のライセンス収入を稼ぎました。少子化の影響で、授業料収入が圧迫されてきた日本の大学もこうした方策の導入を検討すべきではないでしょうか。そうしたら、アベノミクスが目指している目標の達成にも貢献する、ウィン・ウインの状態に繋がります。
3. 従業員を積極的に巻き込むことのできないいわゆるエンゲージメントの危機
Susan David. “Disengaged Employees? Do Something About It.” HBR Blog Network. July 15, 2013.
俳優兼監督であるウディ・アレンは”Half of life is showing up” (人生の半分はただ顔を出すだけです)という発言で有名です。最近のギャラップ世論調査によると、それは間違いです。それによると、関心を持ち、仕事に積極的に取り組んでいる社員は僅かな30%です。言い換えれば、70%が職場にいるが仕事をする意思が強くないし、ただ顔を出しているだけなのです。英語でいうと、engagement (エンゲージメント = 自分の全力、全身を何かに注ぎ込むこと)が欠けてしまいます。最善の場合でも、辛うじて会社や上司の期待に応えていますが、最悪の場合は、積極的に上司に抵抗しています。コンサルタント会社のマッキンゼーの研究によれば、社員がエンゲージする会社はそうでない会社より、業績の上位25%に入る確率が60%高いそうです。そのエンゲージメントを引き上げるヒントを与えてくれるのがリンクされる記事です。日本で暮らしている僕にとっては社員にもっと責任や権限を与えるという提案が印象的でした。もちろん、指示命令がないと、動かない社員もいますが、大部分は逆に指示命令が多すぎから、動機づけが下がります。上下関係の多い日本企業では、この提案に従った方が良いかもしれません。
下記のリンクにある質問を参考にして、社員のエンゲージメントを探るアンケートを作成し、実施したら、いかがでしょうか。
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このブログは、ジョーが執筆し、皆様にお届け致します。ジョーことジョセフ・ガブリエラ は、2000年に来日したアメリカ人。格闘技ファンなら誰でも知てる、K-1ファイターのアンディー・フグ氏にそっくり!1989年米国ワートン・スクールを卒業。その後ペパーダイン大学を皮切りに、イリノイ大学、南フリダ大学を卒業。MBAを含め2つの修士号と博士号を取得しました。日米合弁IT関連企業、スイス系証券会社、米系銀行、そして日系外食企業など幅広い業界の勤務を通して様々なビジネス経験を積みました。趣味は、水泳、読書(村上春樹氏の大ファン!)、ピアノ、そして様々な国の言葉を勉強する事です。ちなみに、2年前から新たに中国語勉強に励んでいます!この記事についてのご質問、感想、また意見を歓迎します。また、共同研究者である杉本有造氏とともにコンサルティング業務も行っていますので、お気軽にご相談ください。
また、次のような「アメリカ・ビジネスの最前線を切る!!」をテーマにしたブログも公開しているので、あわせてご一読いただければ幸いです。
「アメリカ・ビジネスの最前線を切る!!」の目的
皆さんのビジネスリーダーとしての知識欲をさらに刺激するために、毎月、2回の頻度で、「アメリカ・ビジネスの最前線」を主な対象にして、「アメリカ・ビジネスでいま何が起こっているのか」「どのような最新技術に注目が集まっているのか」「日本や日本製品はアメリカでどのように評価されているのか」といった点について、アメリカ人としての見解を掲載します。日本のメディアでは、日本人による単一的(あるいは一方的)な見解が主張される傾向が強いように思えます。このブログ記事では、「世界には多様な考えがある」ということを日本の読者に具体的なテーマで知ってもらうことを意識しています。日本や日本人に対する外国人の見解、考え方を知ることで、読者自身の世界観を広げ、最終的にはビジネスチャンスにつなげてもらえればと願っています。とりあげてもらいたい「旬の話題」や建設的なご提案など、お気軽に著者までご連絡いただければ幸いです。
ジョセフ・ガブリエラ 博士/MBA
東洋大学
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杉本 有造 博士/MBA
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(The Institute for the International Education of Students, Tokyo)講師
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